声優

2018-04-26 18:30

『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-』の3周年を記念して、大坪由佳さんが愛情たっぷりのオリジナルデコレーションケーキでお祝い！

2018年4月22日に3周年を迎えた、セガゲームスから好評配信中のスマートフォン向け戦記RPG『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-(以下、オルサガ)』。4月20日には、3周年記念放送と題した「オルタンシア国営放送」が行われ、レギュラーMCやゲスト、ユーザーのみなさんと共に盛大にお祝いしました。

生放送では、残念ながら大坪由佳さんは出演できませんでしたが、代わりとして会場にお祝いメッセージとご自身でデコレーションしたケーキをプレゼント！　クオリティの高い逸品で会場を大きく沸かせました。

本稿では、放送でお披露目したケーキをデコレーションしている模様をレポートとしてお届け！　さらにインタビューでは大坪さんに『オルサガ』や生放送の魅力について、余すことなく語っていただきました！

お菓子作りの腕前がプロ級!?『オルサガ』ならではのアイシングクッキーでデコレーション！

3周年のお祝いケーキをデコレーションするにあたり、クッキーブティック・Y&Csweetsの高橋洋子さんにご協力いただきました。

アイシングクッキーとは粉砂糖や卵白、食紅などを混ぜて作った“アイシング”を使ってデコレーションしたクッキー。イラストや文字など、細部にこだわったデコレーションが可能です。

今回は大坪さんによるデコレーションケーキということで、なんとCVを担当しているベルナデッタを特別にアイシングクッキーで描いていただきました！　圧巻のクオリティに大坪さんも作業前からハイテンション！

さらに聖王石のグラデーションの再現度にも目を丸くしつつ、早速作業に移っていきます。

作品にまつわるアイシングクッキーはもちろん、デコレーションのために様々な種類のアイシングクッキーが用意されているため、どうしても少し悩んでしまうかと思いきや「よし！」と一声。絞り袋を手にすると、迷いなくケーキの真ん中に生クリームの山を作り始めます。

するとその山を土台に、作品のロゴを一番目立つ位置に乗せてデコレーションの軸を定めました。想像以上の手際の良さにスタッフ陣も驚きを隠せません……！

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――普段からお菓子作りをされることは伺っていましたが、すごい手際の良さですね！　お菓子はよく作られるんですか？

大坪：今回のようなワンホールのケーキを作ることはあまりないんですけど、小さいカップケーキなどはよく作っています。ただ、どちらかといえば生クリームよりバタークリームを使う機会が多いですね。

――得意なお菓子は？

大坪：やっぱりケーキ系が多いです！　簡単に作れるので、よくカップケーキを大量に作っちゃいます(笑)。ちなみにお仕事でお菓子の腕前を披露したのは2回目です。

――そうなんですね。ちなみに前回は何を？

大坪：レモンタルトです。自分で作って自分で食べていました(笑)。

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こちらの質問に応じている最中も手が止まることはなく、生クリームで表面をデコレーション。作品のロゴのアイシングクッキーを中心に、バランス良く聖王石のアイシングクッキーやチョコレート、金色のパウダーなどで鮮やかな色合いを生み出します。

ちなみに金色をチョイスした理由は、大坪さんのお母さんが毎年教えてくれるというラッキーカラーが、2018年は金色だったからとのこと。

また、大のバウムクーヘン好きとして有名な大坪さん。スタッフ陣と会話を挟みながら作業していく途中で、バウムクーヘンの話題が上がる一幕も……！

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――お菓子と言えば大坪さんはバウムクーヘンがお好きと伺っています。そもそもバウムクーヘンを好きになったきっかけは何だったのでしょう？

大坪：元々、シフォンケーキが好きで、その中でも特にスポンジの部分が大好きだったんです。

ただ、当時は小学5年生くらいだったので、その部分を作ることも買うことも難しく、スーパーで代わりになるものを探していたところ、バウムクーヘンの形がシフォンケーキに似ていることに気がついて(笑)。

食べてみたらその美味しさに驚きましたし、調べてみたら色々な種類があることを知ったんです。さらに地方によって味や形状も違うんですよね。ハマった末にドイツまで行ってしまって……(笑)。

――ドイツまで!?　本場の味はいかがでした？

大坪：外国の砂糖の味が印象的かつ、食感も日本のバウムクーヘンより硬かったんですよね。日本のバウムクーヘンはふんわり食感ですけど、ドイツのバウムクーヘンは生地をギュッと詰め込んだ、まさに木の年輪みたいな食感で驚きました。

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そんな大坪さんのバウムクーヘン愛に耳を傾けていたところ、早くも表面のデコレーションが終了！　さらに正面の反対側には3と書かれたアイシングクッキーを乗せて、3周年を忘れずにアピールしていきます。

そして、正面の両サイドの目立つ位置にベルナデッタとクーを乗せてケーキは8割方完成。

そこから高橋さんのアドバイスを受けつつ、大坪さん持ち前のセンスを発揮しながらケーキの側面に花やリボンのアイシングクッキーを散りばめて、彩りを添えていきます。

最後に大坪さんの『オルサガ』愛と言わんばかりのハートのアイシングクッキーを正面に配置したところで、3周年記念のデコレーションケーキが完成！　会心の出来に大坪さんも満面の笑顔を浮かべます。

こちらのデコレーションケーキは、4月20日に放送された第33回「オルタンシア国営放送」の会場で初お披露目となりました。

ユーザーの日常に寄り添う『オルサガ』の魅力と3年間の思い出は？

最後に、ミス一つなく完璧にデコレーションケーキを作り上げたばかりの大坪さんへインタビューを実施！　デコレーションのこだわりポイントをはじめ、『オルサガ』3周年について愛に溢れる想いを語っていただきました！

――本日はお疲れ様でした！　一通りデコレーションを終えた感想をお願いします。

大坪由佳さん(以下、大坪)：まさか趣味のお菓子作りがお仕事で、しかも『オルサガ』の現場で活かすことができるとは思ってもいなかったので、とても嬉しかったです！　デコレーションに使用したアイシングクッキーのクオリティが高く、始める前からとてもテンションが上がっていました！

アイシングクッキーを見た段階で、どれをどこに置けばいいのかというイメージが自分の中で想像しやすくて、非常にありがたく感じました。

また、聖王石のクオリティや、ベルナデッタの鎧のディテールまで再現されていて、本当に感動しました！

もちろんキャラクター以外にもハートなど形が可愛いクッキーもあったので、それらもできるだけ使いたいなと思いつつ、あまりゴチャゴチャし過ぎないように心がけました。

あくまで3周年をお祝いするケーキなので、そういった点を意識しつつ配置できたと思います。

――あれだけアイシングクッキーが用意されていたのに、ほとんど考える間もなく作業に取り掛かっていましたよね。デコレーションするうえでコンセプトやテーマなど決まっていたのでしょうか？

大坪：まずロゴが描かれたクッキーを中心に、周りの構成を考えていきました。また、ベルナデッタやクーをはじめ、素敵なアイシングクッキーを用意していただいたので、それらをなるべくたくさん使うことを第一に意識しています。

あと正面から見ただけではなく、後ろ側にもデコレーションをして360°楽しめるデザインができたらいいなとも思いました。

後ろだけがら空きになってしまうのは寂しいですし、アイシングクッキーもたくさん使いたかったので、3周年の「3」で大きくデコレーションした点は、個人的なポイントだと思っています。

――ちなみに、作業中も話題に挙がっていたバウムクーヘンをデコレーションすることは難しいものでしょうか？

大坪：そうですね。個人的には、あの形が完成形だと思っているんです。絵面的に大きく見せるのであれば、ブリュレが一番映えると思います。その場でバーナーを使って炙ることができれば迫力満点ですよね(笑)。

――なるほど……！　そもそもバウムクーヘンを作ったことはあるのでしょうか？

大坪：炭火で作ったことがあります(笑)。

――炭火ですか!?

大坪：普通のバウムクーヘンは大きな機械がないと作れないので、竹の棒を回しながら生地を足して、炭火で炙りながら作りました。体験として1回だけ経験したんですけど、意外と私でも作ることができました！

――さすがです(笑)。今後、またこういった機会があればどういったお菓子に挑戦してみたいですか？

大坪：デコレーションをすることを考えたらケーキがやりやすいと思いますけど、ロールケーキもいいかもしれませんね。ちなみに今回、生クリームは絞ったような形のスタンダードな口金だったんですけど、その他にも色々なバリエーションが存在しているんです。

自分でカップケーキを作るときは色々な口金を試しているので、カップケーキにキャラクターの顔のクッキーを乗せて、クリームをキャラクターのドレスのフリルに見立てても面白いかもしれません！

――ぜひ機会があれば見てみたいです！　さて、ここからはアプリのお話についてお伺いします。『オルサガ』が3周年を迎えましたが、今の率直なお気持ちをお聞かせください。

大坪：まずはこの3年の間で「オルタンシア国営放送」のMCを任せていただけるとは思ってもいませんでした。

また、私もやっとランク100を超えまして、ストーリーも今更新されている最後のところまでたどり着くことができました。やっぱり自分のキャラクターがストーリーに深く関わってくると嬉しいですね。

最初はユージーンというキャラクターを演じさせていただきましたが、さらにベルナデッタを演じさせていただけることになって、こちらも嬉しく思いました。

アプリ自体もやりこみ要素が多いので熱中できますし、曜日クエストも毎日チェックしています(笑)。この3年間で日常に寄り添う形で『オルサガ』と付き合うことができたと思います。

――大坪さんはかなりプレイされていると伺っています。

大坪：もう騎士団戦が楽しいんです！　騎士団メンバーのLINEグループ内で「オルサガ」スタンプを送りあって参戦しています（笑）。

そんな日常は本当に楽しいですし、みんなとの仲間意識も生まれました。『オルサガ』をやっている今とそれ以前では、日常の過ごし方も違うように実感しています。

ただ、騎士団戦の時間になって自分が仕事をしていると「あぁ参加できない……みんなごめん！」と思っていて(笑)。

――(笑)。騎士団戦は『オルサガ』の醍醐味のひとつですよね。収録や生放送での印象的なエピソードや、思い出に残っていることがあれば教えてください。

大坪：イベントや国営放送で、色々な方のバトルが生で見れることが楽しいんです！　一番最初に国営放送にゲストとして呼んでいただいたときは「こういう戦い方するんだ～」と初心者目線で見ていたんですけど、徐々に戦略などを把握していくと「あ、その戦い方か～！」と考えるようになり、バトルの見方も大きく変わりました。

そんな自分の成長が実は嬉しいエピソードだったりします(笑)。

また、我が家のおふたりが声優に挑戦するお話も進行中ですし、開発チームのでぃでぃえさんも出演したり、VTRでのお遊びが増えたりと「オルタンシア国営放送」も進化を遂げているので、色濃い思い出が多いですね(笑)。

――アプリ・生放送ともに、本当に様々な企画にチャレンジしている印象です。

大坪：開発の方が『オルサガ』を愛して、ユーザーのみなさんを休ませないような勢いで様々な企画を考えてくださっているおかげだと思います。

それに毎年のエイプリルフール企画も面白いんですよね！　今年はルギスに変化が起きて爆笑しちゃいました(笑)。

ストーリーがシリアスな分、そういったお遊びがあるとキャラクターのことをより深く愛せると思います。ベルナデッタはお菓子作りが壊滅的だと、バレンタインのときに言われてしまいましたけど(笑)。

――これからも様々な企画にチャレンジしていくと思いますが、改めて「オルタンシア国営放送」の見どころを教えてください。

大坪：なんと言っても最強プレイヤーを決める「ナイト・オブ・ゴールド」は、新しいキャラクターとフォーメーションを駆使して、新たな戦略を見せられる場として魅力的だと思います。また、我が家のおふたりがいらっしゃることで、より盛り上がるようになりました(笑)。

さらに、生放送限定でキャラクター同士の掛け合いが見られる「オルサガ生ミニストーリー」も見どころだと思います。

普段のゲームの収録だと、キャラクターのボイス数も限られていますし、基本的にひとりでの収録なんです。アプリ内でもキャラクター同士のやり取りをボイス付きで見られる機会は少ないので、個人的にも楽しみなコーナのひとつです。

――今後、見てみたい組み合わせはありますか？

大坪：もっとルギスと会話をしてみたいですね！

――きっとユーザーの方も待ち望んでいると思います！　それでは最後に読者の方へメッセージをお願いします。

大坪：全てにおいてやりこみ要素が多い点が『オルサガ』の大きな魅力だと思います。最初こそ色々と覚えることが多くて大変かもしれませんが、指南書があったり、ヘルプも見やすいので初心者ユーザーの方に優しい仕様になっています。

また、王立バトルアリーナが始まったことによって、騎士団に属さなくてもアイテムがもらえたりと、みなさんの意見を踏まえてまだまだ進化中です！

もちろん魅力的なキャラクターや、続きが気になるストーリーもポイントのひとつだと思います。

ぜひ、たくさんの相手とバトルをしていただき、キャラクターとの親愛度や絆を深めて、たくさん遊んでいただければ嬉しいです！　これからの『オルサガ』もよろしくお願いします！

――ありがとうございました。

[撮影／相澤宏諒　取材・文／鳥谷部宏平]

Y&Csweets 高橋洋子さんプロフィール

1983年生まれ
WILTON デコレーションクラス修了後、アイシングクッキーの世界に魅了され、クッキーブティックY&Csweetsを立ち上げる。
アイシングクッキーを通じて、おしゃれで色鮮やかな独自の世界観を表現し、国内はもちろん、海外にもファンが多数。
アイシングクッキーの基礎レッスンや季節に合わせた1dayレッスンは女性を中心に毎度予約が殺到。
有名ブランドとのコラボレーションスイーツや著書本３冊などを手がけ、多方面で活躍中。

Y&Csweets公式インスタグラム

☆色づくりの分量や詳しいレシピなどは、高橋さんの著書からご覧ください！
「Sweeten your day 365日楽しめるアイシングクッキーレシピ集」
「How Sweet! アイシングクッキーと可愛いお菓子レシピ集」