『夢王国と眠れる100人の王子様』3周年記念フェアイベントをレポート! ファン参加型朗読劇で、興津和幸さんと藤原祐規さんもびっくり!?
2018年4月8日(日)、『夢王国と眠れる100人の王子様』3周年記念フェアとして、東京・アニメイト新宿店にてキャラクターを演じる声優・興津和幸さんと藤原祐規さんによるトークショーが1部・2部の2回公演にて開催。特別朗読劇やじゃんけん大会などの展開で盛り上がったトークショー第2部の模様をご紹介します!
『夢王国と眠れる100人の王子様』(通称、夢100)は、170人を超える個性豊かな“王子様との恋“を描く、新感覚の女性向けスマホパズルRPG。主人公が突然異世界である『夢世界』に誘われたところからストーリーが始まり、『夢世界』を脅かす存在“ユメクイ”から世界を救うために指輪に封印された王子様達を目覚めさせながら旅を繰り広げます。
抽選で選ばれた約100人の姫様(夢100ファン)が心待ちにする中、チョコレートの国・ショコルーテの王子であるリカ役の興津さんと、こよみの国・九曜の王子であるカノエ役の藤原さんが登場。
キャラクターの紹介も兼ねてあいさつしようとする興津さんは、「えっと。えーっと……」とキャラクターの名前を思い出せず、考え込む素振りを見せます。すると、お決まりになりつつある姫様たちからの「リカちゃーん」コールに、「リカちゃんって呼ぶな」と興津さんが突っ込む展開に。
興津さんは突っ込むことに対して、「自分で呼ぶなって言っておきながら、恥ずかしい」と少し照れた笑顔を見せていました。
藤原さんもリカ王子と同じ流れでキャラクターの名前を呼ばれ、「やっつけで名前を……」とふてくされたような表情を見せたり、申の一族のカノエ王子について「サルです」とシンプルに紹介したり。
「妙に親近感が」とカノエ王子に好意的な申年の興津さんに対し、藤原さんは「僕は、酉年なんですけどね」と切り返すなど、会場には笑い声が広がり、和やかな雰囲気で始まりました。
最初のコーナー『姫様 シンクロ度チェック』へ。それぞれの王子様から姫様へ送られた3つのメッセージの中で、姫様が一番ドキドキしたメッセージを拍手の大きさで選び、キャストが事前に予想していた回答と一致するかシンクロ度を測るコーナーです。
まず、興津さんからリカ王子のメッセージが読み上げられます。「(スクリーンに映る)リカ王子の方を見てて」「客席は見ない」と、メッセージが書かれたカードで顔を隠してしまう興津さん。
聴き入る姫様たちの反応に不安を見せ、予想と違うメッセージが選ばれると、「失敗したんですよ。本当は、ギャップ萌えを狙って演じようと考えてたのに」ということで、メッセージの朗読をリベンジすることに。「まだ、帰るの早いだろ。俺だけ1人にするつもりか」と、いじけて甘えるような口調に、会場は拍手と歓声に包まれます。
すると、藤原さんが「ギャップ萌えかぁ。これ、『(姫様を)帰さない』ってことですよね?」と思案顔に。1部では拍手が集まらなかったことから、「姫様は帰りたかった説」が浮上していたと振り返っていましたが、今回は帰りたくない(?)姫様たちと見事シンクロすることができました。
続く藤原さんは、カノエ王子にあまり甘いセリフがないことをさりげなく主張すると、「じゃあ、聴きどころは?」と興津さんから突っ込みが。「なんで、僕がハードル上げなきゃいけないんですか!?」と抗議しつつ、姫様たちの反応が心配でHP(ヒットポイント)が削られていくという藤原さんは、客席に背を向けてメッセージを読む度、すぐに「次、言っていいですか」と急かします。
3つ目のメッセージを、「お前を危険な目に合わせるようなことはしない。必ずこの手で守る!」と力強く叫ぶと、やり切って一安心という表情に。強い思いのこもったメッセージに姫様たちも思わず拍手し、判定を任された興津さんは「もう、みんな普通に拍手してるよ……」と、自分の時との反応の違いを感じてか残念そう。
そんな中、“ミスター・ジャッジメント”こと興津さんは、藤原さんと姫様たちの選んだ回答が3番で一致したと判定し、2人とも姫様の心をつかんでいることが判明しました。
終わりたくない、終わらせたくない思いが爆発!?
次の特別朗読劇『リカとカノエの街歩き』は、ワールドサロンで姫様と過ごしていたリカ王子とカノエ王子が光に包まれると、姫様とは離れ離れになり、見知らぬ街で気が付くという物語です。
戸惑いながらも、周辺の状況や感想を口にする2人のセリフから、イベントを実施した会場周辺を想起させ、2人の掛け合いに思わずクスっと笑いがこぼれます。
姫様を待つことに決めた2人は、姫様を待つ間2人で姫様の好きなところを山手線ゲーム方式で言っていくことに!練られたストーリーに感心しつつ、手拍子で姫様たちも朗読劇に参加します。
そこで興津さんが、「手拍子が思ったより大きくて」と思わず噴き出し、苦笑い。気を取り直して山手線ゲームを続けるものの、「いつ終わるんだ?」と山手線ゲームから離れたセリフになっても姫様たちの手拍子は続きます。
困惑する興津さんと藤原さんの掛け合いが面白く、つい手拍子にも力が。カノエ王子が姫様を見つけたのをきっかけに、何とか手拍子も朗読劇も無事終了となりました。
朗読劇を終えた興津さんは、「何が起こるか分からないですね。まさかこんな企画になるなんて」としみじみ語ると、藤原さんも「僕らが困っているのに……『なぜノリノリで、(手拍子が)大きくなっていく!?』ぐらいでしたね」と思い返し、笑いが起こります。
会場のキャストと客席の距離感や、3周年まで続く作品として築いてきた関係があって生まれた一体感のように感じました。
次のコーナーでは、『夢100 スコアチャレンジ』と題して、興津さんか藤原さんが、夢100内にある『スコアチャレンジ』で400万点を目指すことに。
まずは、藤原さんが挑戦!1部でもゲームに挑んだ藤原さんは、うまくピースを消せなかった時の客席の反応に焦ってしまったことを告白し、「『イエーイ』みたいにポジティブな言葉で(応援して)」とお願いしてスタート。
どう攻略するか作戦を立てながらも、思っていたところと違うピースに触れて「あぁ!」と驚いてしまったり、姫様たちのアドバイスに「え? 何、なに?」と焦ったり。画面から目を離さず必死に格闘する藤原さんを、興津さんもマイクでフォローしながら姫様たちと一緒にエールを送ります。
惜しくも、目標の点数を獲得できず、次は興津さんが挑戦することに。バトルボイスに対して「怒られた!」と返したり、「手が震える」と緊張を見せる興津さん。
奮闘したものの、2人合算しても400万点には届かず、最後はMCもゲームにチャレンジすることに。2人よりも素早くパズルをつないでいくものの、400万点には至らず……。
最終的に、3人の合計点でチャレンジ成功ということになりました!
そして、当日ご来場の姫様たちへプレゼントを渡すじゃんけん大会へ。
興津さんの提案で、「最初はグー」という掛け声に代わり「最初はチョコレート(チョキ)」で対戦。藤原さんが「僕は、最初はサルで」と頭の上に手を置いてサルポーズを!
興津さんもサルポーズで一緒に盛り上がり、最後のあいさつへ。……と、思いきや興津さんの「もう1回じゃんけんしたい!」という一言で、今度は興津さんがポケットに忍ばせていたチョコレートを懸けてじゃんけん。オープニングで興津さんからチョコレートをもらっていた藤原さんもじゃんけんをしましたが、誰も勝ち残らず……藤原さんが持って帰るという場面も。
サプライズ感満載で楽しい時間も終わりに近づき、藤原さんは、「また、カノエも出てくると信じて。皆さんの前でお話できる機会もあったらいいなぁと思います。パズル能力を磨いておきます!」と意気込みました。
興津さんは「3周年になりましたが、4周年、5周年と。夢100ですから、100周年目指して応援お願いします」とあいさつ。最後まで名残惜しそうに「チャチャ入れて、終わらせないようにさせている私がいるんです」と振る舞う興津さんに癒されながら、イベントの幕が閉じました。
イベント終了後のインタビューをお届け!
イベント終了後、インタビューを敢行。イベントの感想やファンの方へのメッセージをご紹介します。
――『夢王国と眠れる100人の王子様』3周年を迎えられた感想をお願いします。
興津和幸さん(以降、興津):3年続いて、びっくりと喜びが同時に押し寄せています。うれしいですね、皆さんのおかげです。
藤原祐規さん(以降、藤原):出させていただいたのが、もう何年前かということなんですけども……3周年か。やっぱり、愛されているからこそ続いていると思うので、とても素晴らしいことだなと思います。本当に素直に、めでたいなと思います。
――今回は3周年を記念してのイベントでしたが、終わられていかがでしたか?
興津:こんなに自由なイベントをさせていただくのは、やっぱり3年間続けてきた実績と姫様たちの深い愛に包まれて……、満たされて……、何て言ったらいいんだろう(笑)。姫様たちの深い愛のおかげで、イベントが開催されているんだなと思いました。
藤原:初めての夢100のイベントだったんですけども。
興津:めちゃくちゃ自由でしたよ。
藤原:自由でした!
興津:こんな自由なイベント、今までないんじゃないかな(笑)。
藤原:このイベントしか分からないのですが、興津さんがそう言うならば、とても自由だったんだなと。本当に、とても楽しかったです。
――朗読劇とか、じゃんけん大会のチョコレートとか、私も楽しませていただきました!
藤原:興津さんが楽屋で、すげぇチョコレートをポケットに入れてるなと思ったんですけど、じゃんけん大会で「そう来たか」と。1部と2部両方参加されていても、全然違う展開だったから喜ばれたんじゃないですかね。
興津:本編のゲームやドラマCDなんかで、絡むことがないキャラクターたちとのドラマをできるって言うのは、やっぱりイベントならではで楽しかったですね。手拍子も、あんなことになるとは夢にも思わなかったですし(笑)。
藤原:思わなかったですね(笑)。
興津:日々進化してるんですよ。朗読劇なのに「手拍子をどうするか?」というとこから始まり、スタッフサイドで「SEを出します」という話から、「いや、実際に(手拍子を)やります」という話になって、最終的には「お客様と一緒にやります」ってなって。なんか、一緒にイベントを作っていくという感じがして、すごく楽しかったです。
――今後、期待する展開やファンの方へのメッセージがあればお願いします。
興津:たくさんの王子様が出てきてドラマが展開するっていうのは、イベントならではでいいですよね。ゲームでは基本、姫と王子が会話してストーリーが進んでいきますけど、他の王子と絡んだらどうなるんだというところで、キャラクターの深みがさらに出てきて非常に楽しいです。7月からTVアニメもやるそうですし、こちらも是非よろしくお願いします。
藤原:TVアニメとか、メインストーリー第2部のうわさだけを聞いているのですが、ますます広がっていく夢100をぜひ楽しみにしていただいて、応援していただけるとうれしいなと思います 。