声優
『コードギアス 反逆のルルーシュ III 皇道』初日舞台挨拶レポ

福山潤さん、櫻井孝宏さんが登壇した『コードギアス 反逆のルルーシュ III 皇道』初日舞台挨拶レポート! 役者心のDNAにまで刻まれた大作がついに完結!

2018年5月26日(土)より公開開始となった『コードギアス 反逆のルルーシュ III 皇道(おうどう)』の初日舞台挨拶が新宿バルト9で開催されました。

本作は、大人気作品『コードギアス 反逆のルルーシュ』劇場三部作の最終章。初日舞台挨拶には、福山潤さん(ルルーシュ役)と櫻井孝宏さん(スザク役)が登壇し、作品に対する想いや印象的なシーンなどたっぷり語り会場を沸かせました。

本稿では、そんな熱気で包まれた初日舞台挨拶の模様をお届けします!

▲左より櫻井孝宏さん、福山潤さん、土屋康昌さん

▲左より櫻井孝宏さん、福山潤さん、土屋康昌さん

10年を経た今だからこそ生まれる『コードギアス 』

上映が終わると劇場内からすすり泣く声があちらこちらから聞こえ、大拍手に包まれました。興奮が冷めやらぬまま、ルルーシュ・ランペルージ役の福山潤さん、枢木スザク役の櫻井孝宏さん、サンライズ プロデューサーの土屋康昌さんが登場。

劇場版三部作の最終章 公開初日を迎えた感想を聞かれると、福山さんはまるでDNAに刻み込まれるほどギアス漬けだったという1年を振り返り、無事公開できたことにホッとしていた様子でした。

今回、偶然にも同じ白の衣装に身を包み登場した福山さんと櫻井さん。櫻井さんはそんなところにも、自分たちの気持ちが現れているように感じたそうです。ルルーシュとスザクの見えない固い絆を垣間見たようで、再び目頭に熱いものが込み上げてきた方も多くいらっしゃいました。

また、櫻井さんは最初、新規で録り直すことに戸惑いを感じつつも、当時演じたくてもできなかったことができる“リトライ”、チャンスだと感じたそうです。10年経過した今だからこそ、より良いものに仕上げたかったと想いを打ち明けました。

そして、何と言っても10年前にTVアニメシリーズとして放送された作品を改めて収録し、その熱量を強く感じた福山さんと櫻井さん。特に、収録現場における先輩方のパワーに圧倒されたそうです。櫻井さんは10年という月日が経過しても、鋭くギラギラした先輩方の姿が見られたのが楽しかったと語りました。

サンライズ プロデューサーの土屋さんは、TVシリーズのカットに加え新規カットも入れるにあたり編集に苦労したそうです。どのエピソードを入れるか足すか判断する際には、キャラクターの軸を大切にしながら作業を行ったのだとか。再収録で声優さんたちに負担をかけているのではと感じながらも、それぞれがキャラクターの軸をきちんと持ってくれていたと語ります。

キャストとスタッフ陣の作品に対する情熱が強く感じられるお話に、ファンたちもジッと耳を傾けていました。

印象的なシーンは? ルルーシュの曲とも言える主題歌の歌詞にも注目!

コードギアス劇場三部作はさまざまなシーンが盛りだくさん。そこで、印象的に残ったシーンについて聞かれた福山さんは、枢木神社でのスザクとルルーシュのやり取りの中にある”土下座シーン”をセレクト。

自分が記憶していた以上に、スザクから思いっきり足で踏まれていると感じたそうで、恥ずかしさと懐かしさが込み上げてくると同時に、当時と違うキャラクターに対する自分の解釈が面白いと語りました。

また、ルルーシュのロロに対するひどい扱い方やなじり方も印象的に残っている言う福山さん。ロロをなじるシーンは櫻井さんも「ひどい!」と同感。けれども、先輩から唯一お芝居で褒められたシーンがロロをなじるシーンだったそうで、複雑な気持ちだったと会場の笑いを誘います。

一方、櫻井さんは“カレンとのバトルシーン”をセレクト。スザクとカレンは直接対峙することが多いため、TVシリーズの収録当時、谷口悟朗監督から向けるべき矛先はルルーシュなのにカレンに向いてしまっていると指摘されていたのだとか。

しかし、今回の三部作では、谷口監督からきちんとルルーシュに向けられていたと言われたそうです。そんなカレンとの戦いを通しての、ルルーシュとスザクのやり取りが印象的だと語りました。

そして、土屋さんは三部作を通して“音楽”に注目したとのこと。サンライズのアニメの演出でよく見かける、最後のラストシーンでの挿入歌が今回も入れ込まれており、「とても上手くいきました」と満面の笑みでおっしゃっていました。福山さんと櫻井さんも音楽の使い方の素晴らしさはすごいと共感していたので、映像だけでなく音楽にも注目です!

劇場版で使われているTVシリーズの挿入歌や主題歌はもちろん、最終章の主題歌となるSurvive Said The Prophetの「NE:ONE」も見逃せません。なんと『コードギアス』のために制作された曲とのことで、谷口監督の「ルルーシュを称えてほしい」というオーダーが歌詞に現れているそうです。まさに、ルルーシュの曲とも言える楽曲とのことなので、歌詞にもぜひご注目ください!

濃いお話がたっぷりと語られた舞台挨拶もあっという間に終わりの時間へ。最後に、ゲスト陣からメッセージが伝えられました。「新作を待ちつつも、三部作を見てぜひTVシリーズと見比べて楽しんでほしい」と伝えた福山さん。キャスト・スタッフ、そしてファンの方たちの熱意と作品に対する愛情で包まれた初日舞台挨拶が幕を閉じました。

そして、最後には、本作のメインアニメーターを務めた木村貴宏さんが舞台挨拶のためだけに描き下ろしたルルーシュのイラストを公開! 明るい日差しの中で穏やかな表情を向けているルルーシュのイラストに、劇場内は大興奮でした。

ルルーシュたちの物語もまだ始まったばかり。今後は待望の新作も控えています。ぜひ劇場に足を運び、ルルーシュたちが紡ぐ新たな『コードギアス 』の始まりを肌身で感じてください!

作品情報

『コードギアス反逆のルルーシュIII皇道』
2018年5月26日公開(全国79館)
配給:ショウゲート

世界を壊し、世界をつくる。全ては明日を迎えるために。

◆ストーリー
ついに世界最大の国家・神聖ブリタニア帝国と黒の騎士団が激突する。それはルルーシュ=仮面の男ゼロの計略通りであった。だが唯一の計算外がルルーシュを惑わせる。それは妹のナナリー。

一方、第2皇子シュナイゼルは、黒の騎士団に接触。彼らの統制を揺るがすゼロの秘密を扇や藤堂たちに明かす。戦乱は一層激しくなり、あらゆる人々の怒りや悲しみ、執着や願いを飲み込んでいく。

未来のために今、なすべきことは何か。それはゼロレクイエム。憎しみで塗り込められた旧時代を葬り去り、新たな時代を拓くための祈り。ルルーシュとスザクの物語は衝撃の明日を迎える。

◆キャスト
ルルーシュ:福山潤
スザク:櫻井孝宏
C.C.:ゆかな
ナナリー:名塚佳織
カレン:小清水亜美
神楽耶:かないみか
天子:須藤沙織
星刻:緑川光
藤堂:高田裕司
扇:真殿光昭
ラクシャータ:倉田雅世
玉城:檜山修之
朝比奈:私市淳
南:加瀬康之
ロロ:水島大宙
ジェレミア:成田剣
ニーナ:千葉紗子
ロイド:白鳥哲
セシル:井上喜久子
咲世子:新井里美
ミレイ:大原さやか
シャーリー:折笠富美子
リヴァル:杉山紀彰
ジノ:保志総一朗
アーニャ:後藤邑子
シュナイゼル:井上倫宏
カノン:三戸耕三
ビスマルク:内田聡明
ディートハルト:中田譲治
コーネリア:皆川純子
ギルフォード:幸野善之
ヴィレッタ:渡辺明乃
オデュッセウス:山野井仁
V.V.:河城英之介
マリアンヌ:百々麻子
シャルル皇帝:若本規夫

◆スタッフ
監督・構成:谷口悟朗
シリーズ構成:大河内一楼
演出:秋田谷典昭
キャラクターデザイン原案:CLAMP
キャラクターデザイン:木村貴宏
ナイトメアデザイン:安田朗、中田栄治、阿久津潤一
メカニカルデザイン・コンセプトデザイン:寺岡賢司
メインアニメーター:木村貴宏、千羽由利子、中田栄治、中谷誠一
美術監督:菱沼由典
色彩設計:岩沢れい子、柴田亜紀子
撮影監督:千葉洋之、大矢創太
編集:森田清次
音響監督:井澤基、浦上靖之
主題歌:Survive Said The Prophet「NE:ONE」
オープニングテーマ:FLOW「WORLD END」
挿入歌:Rayflower「螺旋のピース」
音楽:中川幸太郎、黒石ひとみ
配給:ショウゲート
製作:サンライズ、コードギアス製作委員会

公式サイト
公式Twitter(@GEASSPROJECT)

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