映画『3D彼女 リアルガール』中条あやみ×佐野勇斗インタビュー
9月14日より全国ロードショーとなる映画『3D彼女 リアルガール』。アニメイトタイムズでは本作の公開を記念し、リア充完璧超絶美少女・五十嵐色葉役を演じる中条あやみさんと、アニメやゲームのバーチャルの世界に没頭するオタク高校生“つっつん”こと筒井光役を演じる佐野勇斗さんにインタビューを実施。
完成した映画の感想や、撮影時の裏話などを語っていただきました。
『3D彼女 リアルガール』とは
書店で万引きの濡れ衣を着せられた学校一の美少女・五十嵐色葉を助けたのは、2次元を愛する超絶オタク・つっつんこと筒井光。リア充の色葉から突然の告白を受けたつっつんは新手のイジメだと疑いながらも、正反対のふたりの交際がスタートして......!?
那波マオ原作の同名コミックを、映画『ヒロイン失格』チームが、中条あやみ主演、佐野勇斗共演で映画化。『美女と野獣』ならぬ“美女とオタク“の大爆笑&大号泣いまだかつてない純愛コメディ!!
“美女とオタク”の色葉とつっつんを演じて
ーーそれぞれの役に抜擢された際の感想と、作品への印象を教えてください。
中条あやみ:色葉は本当に可愛らしい女の子なので、役に抜擢された際は「中身がおじさんみたいな私が…」と心配になりました。笑
原作漫画を読ませていただいて、甘い感じの恋愛ものというよりも、青春だなと思える作品で、登場するそれぞれのキャラクターもすごく好きになりました。
佐野勇斗:僕もこのお話をいただいた際に原作を読ませていただいたのですが、「あまり少女漫画っぽくないな」という印象を持ちました。“美女とオタク”という主人公の設定も、少女漫画には珍しくて面白いなと。
いつも役を演じる前は不安に思うことが多いのですが、今回はすごく楽しみにしていて「早く撮影したい!」と思っていました。
ーー本作のメガホンは英勉(はなぶさ つとむ)監督が取られていますね。撮影現場ではどんな印象を持たれましたか?
佐野:こんなに自由にやらせてくれる監督は珍しいなという印象でしたね。無茶なことをしても「いいね!」と採用してくださることも多々ありましたし、逆に違うと思ったら「そこは面白くない」とすぐ言ってくださるので、信頼してボールを投げ込めました。
中条:英監督は「10代の役者さんは自分の感覚にはないものを持っていたり、自由に突拍子もないことをするところが好き」と仰っていて。その言葉の通り、みんな自由にアドリブで演技していました。
ーー中条さんは色葉を演じていてキャラクターに共感したことはありましたか?
中条:つっつんに対して素直に言えばいいことを言えなくて、自分の中で解決しようとする不器用な彼女に共感しましたね。自分も色葉に近いタイプなので、演じている時も素直な表情が出ていたと思います。
ーー他の実写作品ではイケメンキャラを演じることの多い佐野さんですが、「超絶オタク」のつっつんの役作りはどのようにされましたか?
佐野:『電車男』や『トイ・ストーリー』のウッディの動きを参考にしていたんですけど、演技をしている時はつっつんとして生きられたというか。結構自分の引き出しから出していたことが多かったです。
ーーつっつんとえぞみちの掛け合いのテンポも良かったですね。現場ではどのように撮影されたんですか?
佐野:実際には居ないものとの会話というのは初めてだったので、そこが難しい点でもありました。
撮影の時は僕のセリフに声優さんが合わせてくださって、掛け合いはすごくやりやすかったんですけど、えぞみちの居ないところに目線を合わせるのは実写ならではの難しさでしたね。
ーー最後に、完成した映画の感想を教えてください。
中条:爽やかな印象でしたね。笑いも感動もあり、6人(五十嵐色葉、筒井光、伊東悠人、石野ありさ、綾戸純恵、高梨ミツヤ)の友情も素敵に描かれていたので、この作品に携われて幸せだったなと思いました。
佐野:キャスト6人の実際の仲の良さが表れていて。僕もこの作品を通してこんな素敵な仲間たちに出会えて良かったなと思います。
ーー素敵なお話をありがとうございました!
取材・文:吉野庫之介 撮影:鳥谷部宏平
作品情報
タイトル:『3D彼女 リアルガール』
映画公開日:9月14日(金)
出演:中条あやみ 佐野勇斗
清水尋也 恒松祐里 上白石萌歌 ゆうたろう
三浦貴大 / 神田沙也加(声の出演) 濱田マリ 竹内 力
原作:那波マオ 『3D彼女 リアルガール』(講談社「KC デザート」刊)
監督:英勉
脚本:高野水登 英勉
音楽:横山克
配給:ワーナー・ブラザース映画
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