『FGO』クリエイタートークステージレポート「ジャンヌ・ダルク」ら6騎の水着サーヴァントの衣装が公開に！【FGOフェス2018】

2018年7月28・29日の2日間にかけて幕張メッセで開催中されていたイベント「Fate/Grand Order Fes. 2018 ~3nd Anniversary~」。ここでは、28日に行われたクリエイタートークステージの模様をレポートしていきます。

『FGO』の開発・運営を担当するスタッフの面々が登壇

今回のステージに登壇したのは、ディライトワークスよりカノウヨシキさん（『FGO』第2部開発ディレクター）と安生真さん（『FGO』開発担当スタッフ）、アニプレックスより「バスター石倉」こと石倉正啓さん（『FGO』マーケティングディレクター）、金沢利幸さん（『FGO』宣伝担当スタッフ）ら、それぞれの立場から開発・運営に携わる面々。

今回は、これまでのイベントで主に矢面に立っていた塩川洋介さん（『FGO』クリエイティブプロデューサー）がいないこともあり、石倉さんは「僕はステージに立ったらあっち（客席）サイドになるので」と、一ユーザーとして鋭い質問でプレッシャーを掛け、開幕からカノウさんがタジタジとなるという光景も繰り広げられます。

そんなトークステージは、まずこれまでの『FGO』の3年間を振り返る形でスタートすることに。
まず昨年末～今年冒頭にかけて実施された、第2部のプロローグクエストでは、公式サイトやTwitterを巻き込んでのプロモーションがユーザーの間でも大きな話題となっていましたが、これにはゲームの中と外の両方で『FGO』を楽しんでもらい、リアルタイムならではの遊びを大事にしたいという思いが込められていたとのこと。

また今回は「12月26日」など、リアルタイムとゲーム内がシンクロした日時がクエスト名となっていただけに、“絶対に時期をずらせない”という開発陣へのプレッシャーも大きかったのだそうです。

その後には、第2部のCMで公開された8騎の新サーヴァント、プレイヤー以外のマスターとなるクリプターとの戦いという試みが行われた、第2部1章といった話題を振り返りつつ、公開されたばかりの2部2章へと話が移ることに。

配信から時間がさほど経っていないにも関わらず、会場に集まったマスター達の多くは、すでに2章をクリア済の様子で、開発陣を驚かせます。

また金沢さんが、2部に登場する新サーヴァント「ナポレオン」の宝具のカットイン演出がお気に入りと語ると、近年最高レアリティのサーヴァントの宝具に時折採用されているあの顔アップ演出は、本来はマシュだけに実装される予定だったという裏話も飛び出していました。

こだわりのバトルキャラでは、あのサーヴァントに安生さんのトラウマが……？

サーヴァント達が、様々なスタイリッシュなアニメーションを見せてくれるのも『FGO』の特徴ですが、今回はその中でとくに開発が大変だった例として「坂本竜馬」「イヴァン雷帝」の二騎が紹介。

中でも坂本龍馬は、龍馬に付き従う「お竜さん」も常に同時に動かさないといけないという初めての試みもあり、苦労が大きかったようで、その作り直しの回数は二桁に登ったのだとか。バトルグラフィックを担当する安生さんは、今でも見ると吐き気を覚えるほどらしく、かなりのトラウマを刻まれていた様子でした。

またバトルアニメーションを作る際には、アニメやゲームなど他の媒体に登場しているサーヴァントは、スタッフ間でのイメージが統一されているためリテイクが起きづらく、逆に『FGO』が初めての登場となる新規サーヴァントほど、それぞれが異なるイメージを抱いているため、作業も大変になりやすいという傾向も明かされていました。