「まだまだだね」「青学の柱になれ」など名ゼリフに胸アツ! 編集部が選ぶ、アニメ『テニスの王子様(テニプリ)』第1話〜第36話までのおすすめ名シーン【10選】
1999年〜2008年まで週刊少年ジャンプにて連載されていた許斐剛さん原作の大人気作品『テニスの王子様』(通称:テニプリ)。本作は、主人公の天才テニス少年・越前リョーマが「青春学園中等部」へ入学し、テニスを通して仲間やさまざまなライバルたちと出会い、試合を経て成長していく物語です。
現在、2001年〜2005年まで放送されていたTVアニメ『テニスの王子様』(全178話)の第1話〜第36話までがdTVにて好評配信中!
そこで、アニメイトタイムズでは、放送当時リアルタイムで見ていた筆者が、配信中の第1話〜第36話の中から“おすすめのシーン”を10選ピックアップしてみました! 改めて見返してみると、感慨深いシーンからついニヤニヤしてしまうシーンまで盛りだくさん。
思わず胸が熱くなる『テニプリ』初期の名シーンを振り返りながら、みなさんにもぜひ「こんなシーンあったなぁ」と懐かしく楽しんでいただけたら幸いです♩ それでは、早速振り返っていきましょう!
第1話:“まだまだだね”越前リョーマの名言シーン
何といってもここから伝説が始まった第1話「王子様現る」は名シーンの宝庫! 初期のオープニングテーマ「future」(歌:HIRO-X)を聞くだけでも、一気に懐かしい気持ちになります。
本作の主人公である越前リョーマ(CV:皆川純子)は、このときなんとまだ12歳。リョーマを演じる皆川さんの声がどこか幼く聞こえるのも感慨深い気持ちに……。
電車の中で同じ車両に乗っていた佐々部(兄)に正しいテニスラケットの持ち方を指摘するシーンがリョーマの初登場シーンです。
リョーマがこれからプレーすることになる青春学園(通称:青学)のテニス部監督・竜崎スミレ(CV:尾小平志津香)の孫、竜崎桜乃(CV:高橋美佳子)と初めて出会うのもこの第1話なんです。
ドジっ子でも心優しい桜乃と冷静沈着なリョーマの掛け合いにもぜひご注目ください!
そして、第1話で「これぞ越前リョーマ!」といえる名シーンが、佐々部(兄)とのテニス対決。リョーマの巧みな技で追い込まれる佐々部(兄)は、スポーツマンシップに欠ける行為をし、リョーマはケガを負ってしまいます。
しかし!ここでリョーマはあの名言を言い放つんです! それは、皆さんもご存知の通り、「まだまだだね」。『テニスの王子様』はこの名言から始まりました。
第1話のこのシーンを見るだけでも鳥肌もの。ぜひその始まりをご覧ください!
第3話:リョーマの仲間となる青学レギュラーメンバー初登場シーン
これからリョーマに大きな影響を及ぼすことになる“青学”のレギュラー陣が初登場した第3話「登場!青学レギュラー」。
副部長の大石秀一郎(CV:近藤孝行)、青学No.2の不二周助(CV:甲斐田ゆき)、ダブルスプレイヤーの菊丸英二(CV:高橋広樹)、データ収集に優れている乾貞治(CV:津田健次郎)、通称“マムシ”と呼ばれる海堂薫(CV:喜安浩平)、そして部長の手塚国光(CV:置鮎龍太郎)が青学のユニフォームをなびかせて登場します。
※同じくレギュラーの桃城武(CV:小野坂昌也)は第2話、河村隆(CV:川本成)は第4話で登場します。
ここでも先輩たち(レギュラー以外)から絡まれてしまうリョーマ。自分のラケットを隠されてしまい、古いラケットを使って試合をすることに……。
しかし、リョーマにはまったく通用しません! 自分の体を回転させるなど、上手にコントロールしていきます。そんな姿を見ていた不二らレギュラー陣は、リョーマがほかの人とは違うものを持っていることに気づき……。
「リョーマと青学レギュラーメンバーとの出会いはこんな感じだったんだなぁ」と懐かしさを感じさせるような回は必見です!
第9話:伝説の始まり!乾特製野菜汁で鍛えられるシーン
校内ランキング戦で新たなレギュラー8名が決まり、都大会へ向けての練習を始める青学。第9話「ザ・ハード・デイ」では、レギュラー落ちした乾が持ち前のデータ収集能力を武器に、青学レギュラー陣を鍛え上げます!
ここで、『テニプリ』ではおなじみの乾特製野菜汁(通称:乾汁)が初登場!(今後、乾汁はどんどんレベルアップすることに……) 練習での罰ゲーム用として乾が作った野菜汁に、ほとんどのメンバーが青い顔になってしまいます。
“みんなが飲んでいるから気になって”とわざと失敗した不二は乾汁を絶賛したり、唯一練習メニューをすべてこなした手塚は飄々とした表情をしたり。(流石です!) 普段の試合では見られないような、青学メンバーの和気あいあいとした雰囲気が楽しめる回です♩ 最後のシーンでは、リョーマの初めての青学ジャージ姿も見られますよ!
第14話:ライバル校・不動峰の初登場!不二の得意技がとにかくカッコいいシーン
サブタイトルを見てハッとした方は多いでしょう。そうです! 第14話「つばめ返し!」は、青学No.2である“あの人”の活躍回! さらに、地区予選を順調に勝ち進む中、多くのテニプリファンを虜にしたライバル校「不動峰」が初登場する回でもあります!
青学の手塚と不動峰の橘桔平(CV:川原慶久)と部長同士が合間見えるシーンは、まさに名シーンといえるのではないでしょうか。
また、この回では、無名だった不動峰がシード校を破り決勝まで勝ち進んできたのか、その理由が明かされることに。不動峰メンバーの熱い想いと絆に、あなたの気持ちも熱くなるはず……!
そんな不動峰と決勝で戦うことになった青学。不二・河村のダブルペアと試合をするのは、石田鉄(CV:前田剛)と桜井雅也(CV:植木誠)。
最初は不動峰ペアに押されていた青学ですが、“跳ねないボール”を実現させる不二の得意技・つばめ返しで青学の反撃が始まります。
このつばめ返しで不二の目が開かれては、鋭く輝きを放つ瞬間がたまらなくカッコいいんです! 通称“天才”と呼ばれている不二の「断ち切る!」という名ゼリフもお聞き逃しなく!
第17話:「絶対、諦めねぇぞ」“マムシ”らしい試合に胸打たれるシーン
不動峰とのシングル戦、海堂VS神尾のクライマックスとなる第17話「小さなガッツポーズ」は、“マムシ”こと海堂の成長ぶりが伺えた名シーンです。
雨でぬかるんだコートに足元をすくわれつつも、「この海堂薫をなめんじゃねぇ!」というセリフでブーメラン・スネイクを放つ海堂に、神尾も驚くしかありません。泥まみれになりながらも勝利に貪欲な姿は、まさに獲物を狙う“マムシ”!
激しく打ち合っては息ひとつもあげない海堂。なんと、毎日練習量3倍の乾特別メニューをこなしていたそうです。リョーマも“並みの粘り強さじゃない”と断言するほど、最後までボールを追いかけ諦めない海堂は男の中の男!
特に、神尾のボールがネットに引っかかり落ちそうになった瞬間でも、諦めずに打ち返し点を入れたシーンは名シーンです。「絶対、諦めねぇぞ。」という海堂のセリフが、現代に生きている私たちの胸にも響きます。
持ち前の粘り強さと努力で勝利した海堂は、メンバーが見えていないところでガッツポーズをします。そんなワンシーンにも海堂らしさが出ていて、すごく良いシーンだな、と改めて感じました。
第22話:キャラクターのレアシーンが豊富!跡部様も初登場!
地区予選を突破した青学の日常が繰り広げられる第22話「薫の災難」。普通の日常生活が垣間見られると思いきや、いきなりひったくりに遭遇する桃城とリョーマら1年勢。
ひったくり犯を追う中、「リズムに乗るぜっ!」の名ゼリフでおなじみ不動峰の神尾アキラ(CV:鈴木千尋)が登場したり、河村と菊丸が仲良く喋っていたり、海堂が褒められて照れたり……レアなシーンが盛りだくさん!
また、第22話では、『テニプリ』で不動の人気を誇る王様(キング)・氷帝学園の跡部景吾(CV:諏訪部順一)が初登場します!
日常が描かれている回ではありますが、今後の『テニプリ』に大きく関わることになるメンバーも登場するなど、見逃せないシーンばかりです。
第25話・第26話:青学の柱になれ! 手塚からの言葉で成長を遂げるリョーマ
手塚がリョーマと試合をする第25話・第26話「青学最強の男<前編・後編>」。自分の腕を犠牲にしてまで、なぜリョーマのことを気にかけるのか……。その理由を語っているシーンは、後輩を想う、まさに“手塚部長”そのもの!
リョーマとの試合前に珍しく筋トレをしている手塚。リョーマとの試合を知らない青学レギュラー陣は“都大会前だから”と思っていますが、唯一知っている大石だけ穏やかではない表情で見ているシーンも……。無意識にリョーマも手塚を意識しているのが分かります。
ついに迎えたリョーマVS手塚の試合。手塚は左腕の関節に爆弾を抱えながらも本気でリョーマと向き合います。圧倒的な力に惨敗したリョーマへ向けて、あの名ゼリフ「越前、青学の柱になれ!」を言い放つ手塚。
リョーマにとっては、まさにターニングポイントといえるシーンです! 手塚との試合後、自分の父親で名テニスプレイヤーであった南次郎(CV:松山タカシ)は、リョーマに足りなかったもの“燃え立たせるもの”を感じ取ります。
「強くなりたい!もっと、もっと!」と父親に向かって強く言い放ち、目が輝き始めるリョーマ。手塚との試合をきっかけに、リョーマが必要なものを手に入れた第25話と第26話は『テニプリ』ファン必見の回です!
第31話:青学・黄金ペアの信頼関係を強く感じるシーン
予測不可能の結末で終わった桃城と海堂のダブルス試合。次の試合は、青学の黄金ペアといえばこの2人! 第31話「ムーンボレー」で大石・菊丸ペアの試合が始まります!
黄金ペアと対決するのは、聖ルドルフの部長・赤澤吉郎(CV:岩崎征実)と金田一郎(CV:川原慶久)。菊丸の嫌いなコースを狙ってくる聖ルドルフペアに対しストレスが溜まり始め、集中力が切れ始めています。
大石は菊丸に言葉をかけますが、その言葉も耳に届きません……。青学の黄金ペアが苦戦する中、2人の強さについて語り始める不二。
そうです! たとえ、菊丸が倒れそうになったとしても、その後ろにはコート全体を見渡し菊丸をフォローする大石がいます! 「これはダブルスだ!」という名言とともに、大石の得意技“ムーンボレー”が炸裂!
お互いを信頼し合っている黄金ペアだからこそできるプレーは、瞬きせずには見られません!
第35話:リョーマのまっすぐさに裕太の気持ちが揺れ動くシーン
前話から始まった不二裕太VS越前リョーマの試合が決着する第35話「ドライブB」。“不二の弟”と呼ばれることが大嫌いな裕太は、兄へのコンプレックスが隠せず、“打倒!兄”に燃えてきました。
得意技の“ツイストスピンショット”でリョーマを追い詰める裕太。そんな裕太をまっすぐ見つめる兄・周助の表情が何ともいえません……。
追い詰められ後にないリョーマですが、得意技“ドライブB”で反撃開始! 真正面からぶつかってくるリョーマに対し、誠実に向き合おうと決意した裕太はスッキリしたような表情に。リョーマに影響され、裕太が変わり始めるシーンは、まさにおすすめのシーンです!
リョーマのまっすぐさに、裕太が良い影響を受ける良い試合を繰り広げる第35話も見どころが盛りだくさんです!
第36話:弟に対する兄の想いはノンストップ!不二兄弟の愛に包まれるシーン
勝つためなら何でもする、非情な手段も使う観月はじめVS不二周助の試合が描かれる第36話「兄・不二周助」。不二は、弟の裕太に無茶なフォームで得意技を打たせた観月へ怒りをむき出しにします。
しかし、そんな不二に動揺すらせず、弱点を見つけている観月が試合をリード。その様子を見ていた弟の裕太が、兄と過ごした昔を思い出すシーンもあり、幼い兄弟の姿に、胸が熱くなります。
観月の非道な考え方に怒りを爆発させた不二は、本気モードへ突入し、観月を圧倒。弟のために才能を発揮させる兄、兄弟愛があふれるシーンは拍手を送りたい気持ちでいっぱいになります。
最後のシーンでは、思わずニヤニヤしてしまうような裕太と周助兄弟の微笑ましいやり取りに癒されます♩
『テニプリ』は熱い試合シーンだけでなく、試合後の選手たちの様子や日常、キャラクター同士の掛け合いなど、見逃せないシーンばかりなので、回を進めるたびに虜になること間違いなしです!
いかがでしたでしょうか? 「このシーンあったなぁ〜」と楽しく振り返っていただけたら幸いです。今回ご紹介したシーン以外にも、見どころシーンはたくさんあります。現在、dTVにて配信中ですので、気になった方はぜひご覧ください♩
[文/福室美綺]
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