『五等分の花嫁』花澤香菜×竹達彩奈×伊藤美来×佐倉綾音×水瀬いのりインタビュー|もしもキャスト5人が同じ家で生活したら?
TBS、サンテレビ、BS-TBSにて1月より放送開始となるTVアニメ『五等分の花嫁』。講談社「週刊少年マガジン」で連載中の本作は、貧乏高校生の上杉風太郎と五つ子のヒロインを描くラブコメディです。
アニメイトタイムズでは『五等分の花嫁』の放送開始を記念し、中野一花役の花澤香菜さん、中野二乃役の竹達彩奈さん、中野三玖役の伊藤美来さん、中野四葉役の佐倉綾音さん、中野五月役の水瀬いのりさんにインタビューを実施。
それぞれが演じるキャラクターの印象や、アフレコ現場でのエピソードなどを語っていただきました。
各々が“一番しっくりきた”五つ子の配役
ーー今回皆さんは個性豊かな五つ子のキャラクターを演じられていますが、役が決まった際はどんなお気持ちでしたか?
花澤香菜:オーディションでは姉妹5人の役を全部受けさせていただきましたが、自分の中では一花が一番しっくりきました。決まったときはすごく嬉しかったですし、個人的にも家族の中でお姉ちゃんなので、原作を読んでいても共感する部分がたくさんありました。
実際に演じてみて、彼女が姉妹みんなにちょっとした表情や声の掛け方で心配りをしていることがわかって、さらに素敵なキャラクターだなと思いました。
竹達彩奈:私はオーディションを受けるにあたって原作を読ませていただいたんですけど、そのときから二乃推しだったんです。彼女には素直になれないツンとしたところがあるんですけど、でも本当は家族思いで優しくて。そんなところが大好きです。
オーディションでは数キャラ受けさせていただいたんですけど、自分で演じていても一番しっくりとくるのが二乃だったので、推しを担当できることになってすごく嬉しかったです。
伊藤美来:私は名前が同じキャラクターだということが最初に目に付いて、そこから原作を読んでいって、改めて「この子を演じたい!」と思ったので三玖役でオーディションを受けました。
役が決まったときは名前も一緒だということもあり、感情移入もしていたので、キャラクターに運命を感じました。
三玖は感情が表情にあまり出ないのでクールに見られがちなんですけど、本当は一途で誰よりも感情が豊かな子だと思うので、その一面を出せるように一生懸命演じています。
佐倉綾音:私はコミック版PVで一度全員を演じていたのですが、一番頑張る必要のなかったキャラクターが四葉だったんです。
一花は背伸びをしながら、二乃は「どうしてこんなに怒っているんだろう?」と思いながら、三玖みたいな子はオーディションを受けてもなかなか受かることのないタイプで、五月は正統派ヒロインを自分が演じることに自信がなくて。
今回自分の中で一番しっくりときた四葉としてアニメーションに関われてとても嬉しく思いましたし、こんなに素敵なキャストさんが姉妹を演じている中に自分がいることのありがたさをアフレコでもひしひしと感じています。
水瀬いのり:今回五つ子ということで、各キャラクターの性格がどれくらい分かれているのかにワクワクしながら資料を読んでいたんですけど、本当にみんな振り切った個性を持っていて。
五月は真面目でちょっと抜けたところがあるキャラクターで、オーディションを受けるときに自分の中でどう演じたらいいのか正解が分からなかったんですけど、コミック版PVの佐倉さんの演技を聞いて「こうやるんだ!」とすごく助けられて、受かることができました(笑)。
佐倉:おめでとう!頑張ってね(笑)。
ーー(笑)。今作はOPテーマ「五等分の気持ち」も皆さんで歌われていますね。
花澤:それぞれのキャラクターの個性がしっかりと出た歌詞になっているので、この作品を初めて見る方でも、この曲を聴けばキャラクターを覚えられるんじゃないかなと思います。カラオケでもぜひ5人割り振って歌ってほしいです(笑)。
竹達:一番最初に「起きなさいよ!」というセリフから始まるんですけど、「序盤の風太郎への嫌いな気持ちを込めて思いっきりやってください」というディレクションを受けて思いっきり言っているので、これを聴いたら起きるだろうなと思います(笑)。
そこからだんだん風太郎のことを好きになっていく過程を作り上げていくのも楽しくて、1番と2番で感情の流れが違っていたりする部分や、歌詞も五つ子の個性で歌い分けされているので、聴き比べて楽しんでいただきたいなと思います。
伊藤:最初に聴いたときに五つ子じゃないと歌えない曲だと思って、最初のセリフやAメロの部分も五つ子の個性に合わせたセリフの歌詞になっているところが素敵だなと思いました。
みんなで声を合わせてユニゾンして歌っているサビの部分は、“五つ子の絆”を感じる歌詞とメロディーになっていて、レコーディング中もとても楽しかったです。
佐倉:仮歌さんの曲を初めて聴いたときに「勝ったな!」と思いました(笑)。アニメのスタートを飾るにふさわしい立派な曲をもらえて、この作品にとっても幸せなOPテーマになるんじゃないかと思います。
一曲の中に歌詞でこんなに5人の個性が出せるんだと思ったのと同時に、それぞれが独立しているわけではなく、歌としても繋がっていてすごく素敵だなと思いながらレコーディングしました。
水瀬:聴いたときにOP映像が頭の中に流れてくるくらい、作品の始まりにふさわしい楽曲だと思いました。この“5人”という割り切れない数がこんなに心地いい数字に変わっていくのは、それぞれの魅力があるからだなと。
サビの終わりでは同じ言葉が続くんですけど、言う人によってニュアンスや目線が違っていて、キャラクターの個性をより楽しめるようになっているので、ぜひ最初は歌詞を見ずに、耳を傾けて自分の推しを探していただけたらと思います。
もしもキャスト5人が同じ家で生活したら?
ーーアフレコ現場はどんな雰囲気ですか?
竹達:毎週すごく素敵なお菓子が差し入れされて、休憩中にみんなで食べています。
水瀬:さり気なく紙コップも五つ子カラーになっていたり。私は誕生日を現場で祝っていただいたんですけど、その際もロウソクが五つ子カラーで、赤のロウソクを真ん中に置いてくれていたり。スタッフさんの五つ子愛を感じました。
佐倉:私は少し前からアニメ化のお話を伺っていたんですけど、スタッフさんが「原作への理解が深い製作陣を集めたから心配ないよ」と仰られていたので、どんな感じになるんだろうと思っていたら、PVの段階からとてもクオリティーが高くて。
キャストも私が知っている方ばかりということもあってすごく落ち着くし、最高の現場だなと思っています。
伊藤:キャストの皆さんのお名前を聞いて本当にすごい方々ばかりだったので、ドキドキしながら現場に入ったんですけど、皆さん気さくにお話してくださったり、アドバイスをしてくださって。先輩たちの背中を見ながら学べる現場だなと思っています。
花澤:美来ちゃんと共演するのはこの現場が初めてだったんですけど、差し入れのサンドイッチを選んでいるときに「ボンレスハム」と書かれたサンドイッチがあって「あっ!ボンレス!」とはしゃいでいる姿にキュンとしました(笑)。
ーーとても良い雰囲気の現場なんですね(笑)。もしもこのキャスト5人で同じ家に住むことになったら、どんな生活になると思いますか?
花澤:割とみんな自由だから、防音のお家じゃないと「あそこの家うるさい!」ってなりそうです(笑)。
竹達:初日だけでいいからみんなでお風呂に入りたい!
佐倉:私たくさん写真を撮ります!あとは本の貸し借りとか、服の交換をしたり。
伊藤:服のシェアとかいいですね!私はみんなでお布団を並べて修学旅行の夜みたいなことがしたいです。ちょっとふざけあったり、部屋を暗くしてお話をしたりして、そのまま寝ちゃうみたいな。
佐倉:慣れてきたら夜ご飯を食べながら「ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど」って相談ごともできるようになって。
水瀬:結果自分の部屋に居ることが少なくなりそう。
竹達:でも最初の3日くらいが楽しくて、その後は「いびきうるさい!」とかなるかも(笑)。
佐倉:私がちょうど年齢的に真ん中だから、お姉ちゃんも妹もいることになって一番幸せかもしれない。
水瀬:1歳しか変わらないけど、私は必要以上に「大丈夫みっく?」って、みっくにお姉ちゃん振りたい(笑)。
伊藤:ありがとう、お姉ちゃん(笑)。
ーー(笑)。最後にアニメを楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
花澤:原作ファンの方はもちろん、初めてこの作品に触れる方でも見やすい内容になっています。ラブコメ要素もありつつ、家族愛を感じて気持ちが温かくなるようなホロっとするシーンがたくさんあるので、楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!
竹達:可愛いキャラクターが大好きな方々に喜んでいただける作品になっています。五つ子ちゃんたちもみんな個性豊かで、絶対にお気に入りの子が見つかると思うので、ぜひ可愛がっていただきたいです。
でもやはり“五つ子”なので、一人でも欠けたら「中野家の五つ子」ではなくなってしまうので、ぜひ箱推しで。中野家推しでお願いしたいと思います。本当に可愛い子が揃っているので、最後まで応援していただけたら嬉しいです!
伊藤:個性豊かな五つ子が可愛くて、見ているだけでもニヤニヤできるようなアニメになっています。女性の方でも風太郎にキュンキュンするシーンがたくさんあるので、ぜひ見ていただけたらと思います。
ラブコメ要素や家族愛を感じるシーンなど色んな感情で楽しめる作品になっていますので、よろしくお願いします!
佐倉:五つ子とはいえ個性的で、各々とても良いところがある姉妹で、気持ちの矢印はもちろん風太郎に向いているんですけど、姉妹間にも向き合っているところが可愛くて。
ちょっと切ない気持ちにもなるような雰囲気をまとっている5人なので、原作をご存知の方にも、アニメから入る方にもそれぞれ両方の良さを楽しんでいただけたらと思います。
水瀬:それぞれに長所と短所があって、それを互いが支え合って、5人が楽しそうにしていることが一つの幸せになっているシーンがたくさんあります。
個々としても魅力的なんですけど、五つ子が揃ったときのパワーには計り知れないものがあると思うので、アフレコの方でも5人のシンクロ感を声で表現できるように頑張っていきます!オンエアーの方をぜひご覧ください!
ーー素敵なお話をありがとうございました!
インタビュー・文:吉野庫之介
photographer:中原幸
TVアニメ『五等分の花嫁』
【放送情報】
TBS:1月10日(木)深夜1:28~
サンテレビ:1月11日(金)深夜0:00~
BS-TBS:1月12日(土)深夜2:00~
※放送時間は変更になる可能性がございます。
■動画配信
GYAO!:2019年1月11日 12:00~
ニコニコ生放送:2019年1月11日 23:30~
ニコニコチャンネル:2019年1月12日 0:00~
dアニメストア:2019年1月12日 0:00~
dTV:2019年1月12日 0:00~
Hulu:2019年1月12日 0:00~
U-NEXT:2019年1月12日 0:00~
アニメ放題:2019年1月12日 0:00~
バンダイチャンネル:2019年1月12日 0:00~
Amazonプライム:2019年1月12日 0:00~
楽天TV:2019年1月12日 0:00~
VideoMarket:2019年1月12日 0:00~
FOD:2019年1月12日 0:00~
J:COMオンデマンド:2019年1月12日 0:00~
TSUTAYA TV:2019年1月12日 0:00~
ひかりTV:2019年1月12日 0:00~
ビデオパス:2019年1月12日 0:00~
AbemaTV:2019年1月12日 24:30~
他、各社で配信予定
【あらすじ】
貧乏生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。ところが教え子はなんと同級生! しかも五つ子だった!! 個性豊かな中野家の五つ子は全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児! 最初の課題は彼女たちからの信頼を勝ち取ること・・・!? 毎日がお祭り騒ぎ! 中野家の五つ子たちが贈る、かわいさ500%の五人五色ラブコメ開演!!
【キャスト・キャラクター情報】
★上杉風太郎(ふうたろう)(CV:松岡禎丞)
成績優秀。家が貧乏な高校2年生。
家の借金返済のために、好条件の家庭教師のアルバイトを受けるのだが・・・。
人の目を気にせず我が道を行くタイプ。
★中野一花(いちか)(CV:花澤香菜)
五つ子の長女。
面倒見の良いお姉さんタイプだが、家ではめんどくさがりで部屋の掃除が苦手。実は姉妹に内緒にしていることがあり・・・。
★中野二乃(にの)(CV:竹達彩奈)
五つ子の次女。
五つ子の中で一番姉妹を大事にしている反面、強気な言動で風太郎とよくぶつかる。
料理が得意で中野家の炊事を担当している。
★中野三玖(みく)(CV:伊藤美来)
五つ子の三女。
口数が少なく落ち着いているが、戦国武将が好きというマニアックな一面も持っている。
姉妹の変装が得意でたまに他の姉妹のフリを頼まれることがある。
★中野四葉(よつば)(CV:佐倉綾音)
五つ子の四女。
元気いっぱいで人なつっこく、人から頼まれると断れない性格。
姉妹の中ではスポーツが得意でよく運動部の手伝いをしている。
★中野五月(いつき)(CV:水瀬いのり)
五つ子の五女。
真面目で姉妹の中で一番の頑張り屋だが、その結果が中々出ない不器用な性格。
食べることが大好きで姉妹の中では一番の食いしん坊。
★上杉らいは(CV:高森奈津美)
★上杉勇也(いさなり)(CV:日野聡)
【スタッフ】
原作:春場ねぎ『五等分の花嫁』(講談社「週刊少年マガジン」連載中)
監督:桑原 智(『だがしかし2』『遊☆戯☆王ZEXAL』ほか)
シリーズ構成:大知慶一郎(『ヒナまつり』、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』ほか)
キャラクターデザイン:中村路之将(『だがしかし2』『3月のライオン』ほか)
雅楽雅
プロップデザイン:荻野美希 川石テツヤ
美術監督:斉藤雅己
色彩設計:油谷ゆみ
撮影監督:染谷和正(T2スタジオ)
編集:内田 渉(コンクエスト)
音響監督:平光琢也
音楽:田渕夏海 中村巴奈重 櫻井美希
アニメーション制作:手塚プロダクション(『だがしかし2』『ヤング ブラック・ジャック』ほか)