『トリカゴ スクラップマーチ』声優インタビュー第4回:チクワ・藤田茜さん│藤田さんの趣味を演技に詰め込んだケモミミ幼女の魅力とは?
「ケモミミ娘x廃墟探索xおねだりバトル」の新基軸スマホRPG『トリカゴ スクラップマーチ』。プレイヤーは作中唯一の人間である少年として、様々な動物がモチーフの獣人(ケモミックス)と絆を深めながら、廃墟と化した東京の街を冒険します。
この度、アプリの配信に先駆けて2019年1月30日(水)にリリースされる主題歌CD『スクラップ・マーチング!』の発売を記念して、出演声優陣に連続インタビューを実施!
第4回はチクワ役の藤田茜さん。作品やキャラクターの魅力をはじめ、藤田さんの個人的な趣味が詰め込まれたチクワが歌う主題歌『スクラップ・マーチング!』についてお伺いしました!
<インタビューバックナンバー>
□第1回:少年役・高橋李依さん
□第2回:エーコ役・富田美憂さん
□第3回:タマキ役・末柄里恵さん
藤田さんの心を寸分違わず撃ち抜いたチクワの魅力を熱弁
──最初に『トリカゴ』についてお話を聞いたときはどんな印象を受けましたか?
チクワ役・藤田茜さん(以下、藤田):まずチクワのビジュアルが完全に個人的な趣味のど真ん中でした。「ケモミミ・ケモ尻尾・幼女」が好き、ということを各所でずっと言っていまして。お話をいただいたときは「どストライク! ど真ん中来た!」と思いました(笑)。
しかもチクワはバカなんですよ(笑)。バカな小さい女の子を演じたいと去年あたりから言っていたところ純粋にやりたい役のオーディションをやらせていただいたので、合格の報告を聞いたときは嬉しく思いました。
──ということは、それまでチクワのようなキャラクターを演じる機会は多くはなかった?
藤田:小さい女の子はたくさんあるんですけど、バカではなくて(笑)。それぞれ儚かったり、病弱だったりする女の子だったりして。
さらに元気な女の子だと年齢が上がってしまうので、あまりタマキのようなキャラクターは多くはなかったですね。ただ、チクワは小さいんですけど、かなり留年しているという設定があって(笑)。
──資料には「明るく朗らか 連続幼稚園留年女児」とあります(笑)。
藤田:本当はいくつなのか分からないんですけど(笑)。チクワの雰囲気は個人的に楽しみな見た目をした子だと思っていました。
──趣味は虫集めということですが、集めた虫の隠し場所はパンツの中とも書いてありますね……。
藤田:どこに隠しているんだ……。レベル高いですね(笑)。武器もショットガンと鈍器(フライパン)と書いてありましたけど、フライパンが似合います。
──ユーザーにとってチクワはどんなところがポイントになると思いますか?
藤田:チクワはユーザーさん、つまり主人公のことを「おにい」と呼ぶんですけど、年齢感も相まって妹属性に感じられるところが、きっと刺さるポイントになるのかなと思います。
あとはバカ幼女なので……ホイホイできるよ、と(笑)。デレたら可愛いですし、小さいから本気で噛み付いてくるところもまた可愛いなと思いながら収録させていただきました。
──モチーフになっているマンチカンがイメージされていて、ツインテールなどの見た目もモフモフしてますね。
藤田:そうですね、マンチカン特有のモフモフ感なのかもしれません。短足ではないですが(笑)。
──演じられるうえではどういったことを心がけて演じられたのでしょうか。
藤田:こういう子が好き故に、私の趣味を詰め込んでしまった気がしています。ちょっと舌足らずなところや怒るところでしょうか。
普通、台本に「ムキー!」と書いてあってもそのまま言わないんですけど、チクワに関して言えばそのまま「ムキー!」と言ってみたり(笑)。生意気だけど憎たらしくない可愛さを目指して演じさせていただきました。
──好きだからこそのこだわりを詰め込んで演じられたと。
藤田:こういった小さい子を演じるときは、個人的な好き故のこだわりが強いです。
──チクワの他に気になるキャラクターはいますか?
藤田:アプリの収録ではセリフとして主人公の少年と絡むシーンを収録していましたが、そこ以外での関係性はあまり見られていないので、どんなやり取りが行われるのかは気になります。レコーディングで少年の歌声を聴いた限りではちょっと弱気な雰囲気が出ていたので、そこは気になるポイントです。
あとは、ユウユとライラが……強い、中の人も含めて(笑)。いい意味で「なんてことをしてくれているんだ!」という布陣ですね、この子達は気になります! 双子なので戦闘シーンでどんな立ち回りをするのかも興味がありますね。
あとは加隈(亜衣)さん演じるジェリコが彼女たちの執事のような役どころなんですけど、とてもふたりを愛していて気持ち悪い(笑)。もちろん、いい意味で気持ち悪いということですが(笑)。ジェリコがそこまで気持ち悪くなるくらい可愛いふたりが、一体どんなキャラクターなのかは気になります。全体的に小さい子が気になっていますね(笑)。
──他のキャストの方からもジェリコの話題がよく挙がっています。
藤田:最初に見たときは「加隈さんが……!?」って驚きました。「か(!)わいいのだ!」と力を込めて演じているシーンを聴いて、それだけにふたりが可愛いんだろうなと(笑)。
総じてチクワの耳とか、ユウユ・ライラの尻尾とか、モフッとした獣の耳や尻尾が好きなので、そこも個人的に可愛いポイントだと思っています。だからジェリコのモフッとした尻尾も素敵ですね。
──ちなみにケモミミの中ならどんな耳が1番好きなんですか?
藤田:(一呼吸おいてから)狐耳のかなりモフッとした耳です。もちろんユウユやライラも可愛いんですけど個人的にはモフモフしている毛がポイントで、触って柔らかそうだと思う耳がどんな動物でも好きです。……二次元に限定しての話ですが。三次元の動物は怖くてあまり触れないので(笑)。
頭のネジが吹っ飛んだチクワが歌う主題歌の聴きどころ
──今回、本作の主題歌『スクラップ・マーチング!』もレコーディングされましたが、収録を終えた感想をお聞かせください。
藤田:チクワで歌うと楽しそうだと思う曲だったので、レコーディングでも楽しく歌えて良かったと思います。歌う前に他の3人の歌を聴かせていただいたんですけど、チクワだけテンションが違いそうだなと感じながらレコーディングに臨みました(笑)。「まぁチクワだしな」と思って明るく元気に歌いました。
また、歌詞の中にオノマトペが入っていたりして面白さも感じていました。ただ、最初に仮歌を聴いたときに「ナンだかイッパイ冒険 カンだかゼッタイ興奮」とか「ドーにもトニカク真剣 コーにもシカジカ熱中」とか、かなり言い回しが速いなと思って(笑)。さらにキャラクターとして歌うという条件もあるのでその点を心配していたんですけど、ちゃんと歌えて良かったなと思いました。
──では手応えはバッチリ?
藤田:意外と歌えたと思います! 多分、良かったと思います……よ?(笑) 全体的に聴いても歌っても楽しい楽曲でした。
──やはり歌う上でもチクワの可愛くて元気な一面にフォーカスしていたのでしょうか。
藤田:2番のサビの「High High アゲちゃうYO!」とかは、吹っ飛んでみました。可愛くて元気な歌声というよりは、頭のネジが飛んだ状態で勢いだけが先行するおバカさんの部分を出してみたりして(笑)。
そんな中でも主人公のことは信頼しているので、チクワのソロパート「信じ合って」というフレーズでは、元気な歌声に信頼感を乗せてみました。また、メロディではないガヤも多く収録しましたが、自由人のチクワらしさを出せてやりやすかったですね。
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──みなさんのガヤも注目ポイントですね。お気に入りのフレーズなどはありますか?
藤田:やっぱり冒頭の「カン・コン・ガチャン・ドンガラガッシャン エンジョイ・収集デイズ!」「カン・コン・ガチャン・ドンガラガッシャン エンジョイ・スキンシップ!」の部分でしょうか。
私自身も擬音を使って喋っちゃうんですよね、バカだから(笑)。「ペッとしといて!」とかついつい使っちゃうので、意味のないことを楽しく歌えるキャラクターだったことも重なり、楽しく歌わせていただきました。
あとサビのガヤには「Oh」「Yeah」「Foo」などの合いの手があるんですけど、ライブのお客さんになったような気持ちで収録していました(笑)。だからテンションに身を任せて「フゥ~↑」と言ってしまいそうになるものの、心の中で「違う違う」と抑えていて(笑)。
──他のキャストの方もおっしゃっていましたが、ライブ映えしそうな曲だと思っていて。
藤田:たしかにそうですね。歌詞の割り振りを覚えることが大変そうですけど(笑)。ただ、ライブで歌ったらかなり盛り上がりそうですよね。お客さんには歌詞に書かれている合いの手の部分をやっていただければ、めちゃめちゃテンションが上がると思います!
藤田さんが三次元で好きな動物は?
──本作は様々な動物がモチーフの獣人たちが活躍しますが、先ほど三次元の動物はあまり得意じゃないと話していましたよね。
藤田:決して嫌いということではないんですよね。小さい頃に実家に中型犬がいたんですけど、それ以降動物は飼っていないくて。最近色々なところで言っていますが、自分の手に持ってキュッとしたら死んじゃいそうなものが怖くて持てないんですよ。
──ハムスターとか?
藤田:そうですね。中身を感じる感覚というか、皮膚が薄いことが怖いんですよ(笑)。ただ「猫と犬が仲良し!」みたいな動画は好きで見ています。
それこそチクワのモチーフのマンチカンで言えば、動画サイトにアップされているマンチカンがたくさん映っているような動画を見ることは好きですね。たまにずっと見ていて朝を迎えることがあります(笑)。最初に見た動画のページにある関連動画をどんどん見ていって、いつの間にか犬の動画になっている……みたいな。
──あくまで眺めることが好きなんですね。
藤田:責任が持てないから飼えないという部分もありますね。
──好きな動物を挙げるなら?
藤田:犬も猫も好きだよ、と角が立たないようによく言っているんですけど、強いて言えば犬を飼っていたこともあるから犬派ですね。母親がマイケル・ジャクソンが好きだったので、マイケルって名前の犬を飼っていました(笑)。
犬種で言えば柴犬が好きです! 豆柴も可愛いですし、中型犬くらいの柴犬が散歩をしていると可愛いなって思いますね。過去に前が見えてなさそうな犬をおじいちゃんが散歩させていて「なんかいいなぁ」と、おじいちゃん込みで思ったことがあります(笑)。
──(笑)。それでは最後にアプリのリリースやCDの発売を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
藤田:お世話をしてもらえることを、お世話をしてくれる人が現れることを待っておりますので、ぜひお世話をしに『トリカゴ』へ来てくれると嬉しいなと思います。お世話されると喜びます。ナデナデされると喜ぶチクワをたくさん収録しました(笑)。
また、荒廃した東京という混沌とした舞台でみんな楽しく暮らしていることが曲に表れていると思うので、今はそちらを楽しんでいただきつつ、アプリのリリースをお待ちいただければなと思います。
きっとアプリリリースに際して色々なことが行われるかと思いますが、そちらもチェックいただき、もしイベントなどが行われる際には足を運んでいただければ嬉しく思います。ケモミミが好きなそこの君! 『トリカゴ』にお世話をしに来てください! よろしくお願いします!
──ありがとうございました。
[取材・文・撮影/鳥谷部宏平]
『トリカゴ』キャストインタビューバックナンバー
▼第1回:少年役・高橋李依さん│サラサラヘアー感を演技に乗せ、獣人(ケモミックス)たちとの距離を大切に
▼第2回:エーコ役・富田美憂さん│“テンションMAX富田”で収録した主題歌の手応えは?
▼第3回:タマキ役・末柄里恵さん│“残念美人のヤベー奴”は生足が魅力の脱ぎたがり!?
リリース情報
・商品名:トリカゴ スクラップマーチ UNIT1 「スクラップ・マーチング!」
アーティスト:Bits & Pieces(主人公:CV.高橋李依、エーコ:CV.富田美憂、タマキ:CV.末柄里恵、チクワ:CV.藤田茜)
・発売日:2019年1月30日(水)発売予定
・価格:¥1,200(税抜)/¥1,296(税込)
・収録内容:
1.スクラップ・マーチング!
作詞:松井洋平 作曲:AstroNoteS
2.がらくた・とれじゃあ
作詞:松井洋平 作曲:AstroNoteS
3.スクラップ・マーチング! inst
4.がらくた・とれじゃあ inst
・初回特典:ゲーム内アイテム シリアルコード
※シリアルコード入力は、スマホアプリがPCで遊べるサービス「And App」からの入力に限ります
・発売・販売元:エイベックス・ピクチャーズ株式会社
※内容は変更の可能性がございます。
アプリ情報
タイトル:トリカゴ スクラップマーチ
対応OS:iOS/Android ※一部端末を除く
ジャンル:少年とケモミミ娘の終末探索RPG
価格:基本無料 ※アイテム課金あり
【ストーリー】
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