新作アプリ『星鳴エコーズ』水城翠役・西山宏太朗さんインタビュー【後編】|人生を楽しんでいる翠くんに引っ張られました
2019年春リリース予定の育成シミュレーションゲーム『星鳴エコーズ』。本作は、『夢王国と眠れる100人の王子様』『茜さすセカイでキミと詠う』を手がけるジークレストの完全新作です。
人々の社会・生活・命を脅かす塔“フラグメントタワー”を消し去る力を持つ“セプター”の育成教育機関「星鳴学園」。プレイヤーは教師となり、選抜クラスのセプター候補生が集う寮“スピカ寮”を担当することに。キャラクター同士の関わり×プレイヤーとキャラクターの関わりという2軸でストーリーが展開されていきます。
リリース前に先がけて、本作に登場する個性的なキャラクターを務める声優陣にインタビュー! 今回は、水城翠役・西山宏太朗さんです。
水城翠(みずしろ すい)は、第44学生塔破隊“ジェミニ”の隊長。お調子者ですが、頭の回転が速く、勉強もしないのに成績が良いハイスペック人物です。また、江口拓也さん演じる水城藍と双子でもあります。
インタビュー後半となる本稿では、西山さんが最初に受けた作品の印象、注目ポイント、そしてご自身が演じられる水城翠の魅力やチーム“ジェミニ”の特徴など、たっぷりと語っていただきました。さらにゲームが楽しくなるに違いない内容となっていますので、ぜひご覧ください♩
メインストーリーだけじゃない!サブストーリーにも注目してほしい理由
ーーまずは、台本を読まれたときの印象をお聞かせください。
西山宏太朗さん(以下、西山):最初に読んだときは、気が遠くなるような……
あ、量とかではなくてストーリーの設定についてですよ?(笑)
一同:(笑)
西山:本当にどのようにしてお話の収拾がつくのだろう、と台本を進める手が止まりませんでした。快進撃のようにいろいろなことが起きるので、読んでいてとても気持ちが良くて。
メンバーの間でもトラブルが起きて解決したり、本当にさまざまな展開があるのでストーリー自体が本当に面白いです。いち読者としてすごく惹きこまれました。
ーー膨大のストーリーの中でも、特に西山さんが気になった部分があれば教えてください。
西山:僕はメインストーリーのほうではなく、翠と双子の藍が口をきいてくれないサブストーリーが気になりました。
藍に対して、“何で大好きな藍が口を訊いてくれないんだ!”と翠が悪戦苦闘します。その翠のもどかしさや双子の距離感が、見ていてすごく可愛くてたまらないんです。
メインストーリーももちろん面白く楽しんでいただけますが、サブストーリーはキャラクター1人1人にスポットを当てているので注目してほしいポイントだと思います。
僕自身、サブストーリーを読んで、登場キャラたちの話をもっと読んでみたいなと思いました。
ーーそうなんですね!サブストーリーのほうもボリュームがあるのでしょうか?
西山:はい。すごく濃厚なストーリーになっています。さらに、みなさんに楽しんでいただけるボリュームです。
ーー読み進めていくうちに、最初の印象と違った要素などはありましたか?
西山:そうですね、基本的に“軸”はブレませんが、代わる代わる話が進んでいきます。でも、途中で飽きることはありません。ずっと読み続けたいなという気持ちは変わらず、1つの作品として“軸”がしっかりとしているなと感じます。
ーー『星エコ』はプレイヤーが先生となって、生徒たちと絡んでいきます。そんなプレイヤーとキャラクターの距離感はどのような感じなのでしょうか。
西山:翠くんはコミュニケーション能力が高くとてもフランクな人柄なので、先生にとっては助かる存在になるかな、と。
翠くんのほうから歩み寄ってくれますし、かといって気負っている感じもありません。まるで、友達のような感覚ですね。
でも、困っている時は本気で頼ってくることもあるので、プレイヤーの先生にとっては1番距離が近い生徒になると思います。
ーー翠くんは、無口なキャラクターと先生の架け橋的な存在にもなりそうですね。
西山:そうですね。本当に問題児たちがたくさんいるので……(笑)なので、先生からも翠くんに頼ってほしい気持ちはあります。
ーーまた、チームの紹介PVも公開されています。ご覧になってみていかがでしたか?
西山:その動画を見たときには「うわぁ動いてる!生きてる!」って感動しました(笑) キャラクターが口をパクパクさせて喋っていたり、動いたりしているのを見て、“これがプレイできるんだ”と思うと、すごく楽しみで仕方がないです。
ーーキャラクターの動きがとてもなめらかですよね。
西山:そうなんですよ。(制作スタッフへ)あの動きはどうやっているんですか?
(スタッフからの説明を受ける西山さん)
西山:おお〜!すごい〜!!! いろいろなキャラクターがいるので、それぞれの表情やセリフにも注目して楽しみながらプレイできますね。
“ジェミニ”は「今どき」のチーム!
ーーチーム“ジェミニ”の隊長である水城翠は双子。そこが注目ポイントでもあります。
西山:はい。水城ツインズは、ほかのチームにはない特色です。
ーーもう1人の双子・藍を江口拓也さんが演じられていますが。
西山:江口さんとはプライベートでも親しくさせていただいているので、お互いにゲームの収録についてもお話しました。
ーーそうなんですね!具体的にどんなお話をされたのですか?
西山:江口さんからは“(藍を)変な風に演じたよ”って言われました(笑) 本当に変な感じだったんですか?
(制作スタッフの話によると、江口さんへ“もう少しぶっきらぼうにして頂いても大丈夫です”とお伝えしたところ、想像以上のぶっきらぼうな藍になり、スタッフ全員がびっくりしたのだそうです)
西山:(スタッフの話を聞いて)あはははは(笑) そうだったんですね。すごく楽しかったとおっしゃっていたので、どんな感じで収録されたのか気になっていました。
ーー西山さん自身は水城翠を演じられていかがでしたか?
西山:翠くんのようなキャラクターを演じる機会があまり多くないので新鮮でした。どちらかというと、落ち着いていて不思議なキャラクターを演じさせていただくことが多いので。
活発でテンションが高く、みんなを引っ張る翠くんを演じるときは、無意識に体が動いていました。それも含めて新しい発見もありましたし、本当に楽しかったです。
ーー明るい翠くんの雰囲気が、セリフからも伝わってくるようでした。
西山:翠くんは人生を楽しんでいるので、その楽しさに引っ張られたと思います。僕自身、翠くんのキャラクター性にすごく助けてもらいました。
翠くんならこの時はこのくらいの声を出すかな、テンションはこうだろうなと思ったときは、翠くんから引っ張ってもらっているんだな、と感じる瞬間です。
ーー翠くんから良い影響を受けられたのですね。
西山:はい。本当にそう思います。翠くんは泣いたり怒ったりといろいろな表情をするんです。台本を読んでいても翠くんの表情がすぐに頭の中に浮かんでくるほど、彼に惹きこまれました。
ーー翠と藍の双子のやり取りは、どのような感じなのでしょうか?
西山:ほとんど翠のほうから絡みます。水城ツインズは、良い感じで良い距離感。翠は空気を読むタイプなので、藍が完全に自分1人モードに入れば、そこまで突っ込むことはありません。
お互いのことをちゃんと理解した上で、翠くんは藍を引っ張っています。そういう部分に双子のあり方を感じますし、そんな関係性を見て“良いなぁ”と思いました。
それぞれの“人間”がちゃんとあって、双子だけでは収まらない“個々”があるんだな、とプレイするみなさんにも感じていただけると思います。
ーーそんな双子が在籍しているチーム“ジェミニ”には、一見、美少女と間違える美少年がいます。
西山:花折伊吹(はなおり いぶき)は、キラキラしていてめちゃめちゃ可愛いです。丹下桜さんが演じられていて、声までさらに可愛い!
ーーその花吹伊吹と、大文字恵吾(だいもんじ けいご/CV:白井悠介)とは、翠とどのように絡むのでしょうか?
西山:翠が“お腹空いた〜って”いうと、大文字がご飯を作ってくれます(笑) 大文字がお母さん的なポジションでまとめてくれるような存在です。
伊吹のほうはガッツリと絡む感じではないですね。それも全部、翠くんが距離感を図ってそれぞれの本質を理解している上でコミュニケーションを取っているので。
ーーお互いを信頼し合っているチームなんですね。
西山:はい。良い距離感で触れ合えているので、まとまりはあると思います。
ーーちなみに、チームの中で1番癖が強いキャラクターは誰だと思いますか?
西山:う〜ん……おそらく藍じゃないかな。でも、大文字を怒らせたら怖そう……。大文字が怒ったらこの世は終わるんじゃないかな、と思うくらい心がやさしい人なんです。また、面倒見もすごくいい人なので、本気で怒ったときが1番やばいと思います。
ーー個人的に、1番好きなキャラクターは?
西山:やっぱり翠くんですね。可愛いですし、見ていて元気がもらえます。
ーー個性派ぞろいのチーム“ジェミニ”を一言で表すと?
西山:「今どき」ですね!
ーーおお!制作スタッフ陣も激しくうなづいていらっしゃいます。
西山:(笑)「あぁ、こういう人いる!」みたいに、今どきの若者が集まっている感じがします。クラスに必ずいる人が集まったのが、この4人。なので、“あなたの近くにもジェミニはいるぞ”と(笑)
一同:(笑)
西山:“ジェミニ”は、今どきの若者を4パターンに分けたような感じですね(笑)
ーー西山さん自身、この4パターンの中で誰に近いと思いますか? やはり翠でしょうか?
西山:翠のようにみんなを引っ張ったり元気にしたりできないと思うので、大文字のパターンに近いと思います(笑)
ーー(笑)なんだか、自分がどのパターンに入るのか考えるのが楽しくなりますね!
西山:楽しんでいただけたら幸いです(笑)
キャラクターと共鳴する瞬間は本当に幸せ
ーー『星エコ』は“共鳴”がテーマの1つになっています。西山さんにとっての“共鳴”はどのようなものだと思いますか?
西山:語らずとも思っていることが重なった瞬間。言葉に出さなくても気持ちが通じたときは“共鳴”だと感じます。“キャラクターと共鳴する”という瞬間は本当に幸せですよね。
ーー確かに。役者冥利につきる瞬間ですよね。
西山:すごく気持ちの良い瞬間ですし、そのためにやっているところもあります。
ーー翠くんに引っ張ってもらったとおっしゃっていたので、そういう部分では共鳴できたのではないかと。
西山:そうですね。ブロックごとに分けて収録しましたが、1つ1つの流れがスーッと自分の中に入って自然に演じられたことがたくさんありました。その時には彼と共鳴できたと思いましたし、気持ち良さを感じたところではあります。
基本的に、ゲームの収録は1人ですることが多いので、相手の気持ちを自分の中で保管しながら進めていかなければならないんです。
そういう時に、ほかのキャストさんやキャラクターのこと、“次のセリフはどう出てくるのか?”と考えた上で、自分が納得する表現が自然とできたときに、“良いな”“楽しいな”と思えます。
実際、セリフが合わさったものを聞いたときに“共鳴”していなかったらどうしよう、と思う部分はありますが(笑) でも、スタッフさんがOKを出してくださっているので、そこを信じて、みんなで作品づくりができたのでは、と思います。
ーー1人で収録するからこそ、特別な“共鳴”を感じられるのですね。最後になりますが、アプリを楽しみにしている方へメッセージをお願いいたします。
西山:僕もストーリーを読み惹きこまれ、PVではキャラクターの動きや映像にすごく感動しました。これからどんどん新しい情報が公開されていくと思うので、1つ1つをぜひ楽しみにしていただけたらと思います。
そして、ぜひ良ければチーム“ジェミニ”を推していただけたらすごく嬉しいです。さらに、その中でも翠くんを推してくれたらものすごく嬉しいです。
たくさんのキャラクターがいますので、1人1人に注目していただき、お気に入りのキャラクターやチームを見つけてください。
気軽な気持ちでゲームを始めていただいて、どっぷり浸かってみてはいかがでしょうか。ぜひよろしくお願いいたします。
ーーありがとうございました!
[取材・文/福室美綺 写真/鳥谷部宏平]
事前登録情報
2月20日(水)より、ついに事前登録がスタート!
詳しい情報は事前登録ページをご確認ください。
アプリ『星鳴エコーズ』作品概要
あらすじ
人々の社会を、生活を、命を脅かす塔“星の塔フラグメントタワー”を消し去る力を持つ『セプター』セプター能力を向上させる力を持つ、特異な存在『共鳴者』その力を見出され、セプター養成学校“星鳴学園”の教師となったあなたは選抜クラスのセプター候補生が集う寮“スピカ寮”を担当することに。共鳴者として生徒たちと心を通わせ、誰よりも近くで見守ることがあなたの役目。セプターを育成する教育機関、星鳴学園を舞台にあなたと、生徒たちが奏でる共鳴の物語が始まる――。
概要
タイトル:星鳴エコーズ(ほしなりえこーず)
ジャンル:『共鳴』育成シミュレーションゲーム
配信開始日:2019 年春(予定) iOS 版/Google Play 版
価格:基本プレイ無料(一部アイテム課金制)
対応 OS:iOS/Android(機種によりご利用いただけない場合があります)
制作スタッフ
原作/開発/運営:ジークレスト
シナリオ・キャラクター原案:サウザンドスクリプト
メインストーリー:宮沢龍生、高橋弥七郎
生徒ストーリー・相関ストーリー:五十嵐雄策、志村一矢、鈴木鈴、蝉川タカマル、水沢あきと、菱田愛日、古橋秀之、
来楽零 ※五十音順
メインキャラクターイラスト原案:キナコ、左近堂絵里、鈴木次郎、Tiv、TCB、雪広うたこ ※五十音順
キーキャラクターイラスト原案:高屋奈月
塔コンセプトアート:TAKORASU
音楽:佐橋俊彦
キャスト
阿澄佳奈、市ノ瀬加那、江口拓也、逢坂良太、岡本信彦、置鮎龍太郎、小野友樹、木村良平、熊谷健太郎、小林大紀、小松昌平、近藤玲奈、斉藤壮馬、櫻井孝宏、佐藤拓也、佐藤利奈、島﨑信長、白井悠介、杉田智和、鈴木達央、芹澤優、高橋未奈美、丹下桜、中村悠一、西山宏太朗、花江夏樹、早見沙織、春野杏、坂泰斗、日野聡、堀江瞬、前野智昭、M・A・O、緑川光、皆川純子 ※五十音順