【AJ2019】TVアニメでは「スーパー仙狐さんタイム」で更なる癒しが!?『世話やきキツネの仙狐さん』スペシャルステージレポート
2019年3月23日(土)・24日(日)の2日間にかけて、東京ビッグサイトにて開催されていたAnimeJapan2019(AJ2019)。
ここでは、24日にKADOKAWAブースにて行われていた『世話やきキツネの仙狐さん』スペシャルステージの模様をお送りしていきます。
諏訪部さんも驚いた、和氣さんの癒しの時間とは
2019年4月より放送予定のTVアニメ『世話やきキツネの仙狐さん』。コミックNewtypeにて連載中の、リムコロ先生によるWEBコミックを原作とした作品で、日々の生活に疲れたサラリーマンである中野くんと、彼のお世話をするためにやってきた神使のキツネ・仙狐さんの奇妙な同居生活が描かれます。
TVアニメの放送も間近へと迫る中、AnimeJapan2019にて行われた今回のステージには、仙狐役・和氣あず未さん、中野役・諏訪部順一さんのお二人が登壇。和氣さんは仙狐さんにちなんだキツネの尻尾をつけての登場で、客席からはいくつも歓声が上がるなどかなりの好評を博していました。
ステージでは、最初にそれぞれが演じたキャラクターを紹介することになり、幼い見た目と反した800歳という年齢のギャップが魅力であることを力説する和氣さん。いわゆるケモミミの生えたキャラクターですが、髪で隠されている部分に、人間のような耳は生えているのかどうかかということも気になっているようです。
一方の諏訪部さんは、中野をブラック企業のような会社に勤める社畜と紹介。同じような境遇の人たちにも、中野のように本作をお楽しみいただいて癒されて欲しいとのこと。
また諏訪部さん自身も仕事ざんまいの毎日なので、共感を覚える部分があるとのこと。疲れきった演技が自然にできていることなども明かしていました。
仙狐と中野以外のキャラクターの紹介も行われ、お気に入りのキャラクターを尋ねられた和氣さんは、内田真礼さん演じるもう一人の狐の少女であるシロの名前を即答。実は和氣さんはワガママなキャラクターが好みで、かわいいワガママを言ってくれるシロが大のお気に入りになっているそうです。
「もし仙狐が家にやってきたら」という質問には、諏訪部さんはまず警察に通報するか悩むことを明かして笑いを誘いつつ、経理などの事務作業を手伝って欲しいというリアルな回答が。
和氣さんは、家事を手伝ってもらえるなら助かるとしながらも、現在ペットを飼っていない和氣さんにとっては、仙狐さんがただそこにいて癒してくれるだけで十分だという想いもあるようです。
そんな「癒し」がテーマにもなっている本作ですが、普段お二人が何で日々疲れを癒しているかに話題が及ぶと、立体音響に癒されていることを告白する和氣さん。和氣さんによると、質のいい環境で録音された炭酸が弾ける音や咀嚼音を耳元で聞くとリラックスできるのだそうで、客席の中にも同意する声がチラホラ。ただ諏訪部さんにはその魅力が伝わらなかったらしく、和氣さんが一人で食事をとることに孤独感を感じているのではと心配する一幕も見られました。
キャスト陣が「仙狐さん川柳」を読み上げる
続いて、原作にはないアニメオリジナルの要素として、「スーパー仙狐さんタイム」と呼ばれる、仙狐さんが視聴者に向かって語りかけてくれる一人称視点でのコーナーが用意されていることも判明。
キャスト陣によると、これがかなり癖になる内容となっているようで、これをきっかけに「VR仙狐さん」的なソフトが作られる可能性にも期待を寄せていました。
その後には、和氣さんと諏訪部さんがお悩みを解決したり、「料理のさしすせそ」についてなどを問題とした家事クイズといったミニコーナーに挑戦。「仕事でリアルタイムで仙狐さんを見られない」という悩みに対して、4月~6月まで会社休めばいいという和氣さんのハードルの高い解決法が披露される一方、今は公式配信で好きな時間に見ることができるという諏訪部さんのフォローが光るやりとりも行われていました。
さらにサラリーマンといえば川柳ということで、それぞれ演じるキャラの視点から見た仙狐さんについての川柳を即興で作って読み上げるというコーナーも。しかしそんな無茶振りにも、【ああ見えて 年寄りなので 合法だ】(諏訪部さん)、【ケモミミと のじゃロリさいこー 仙狐さん】(和氣さん)と、それぞれテーマに沿った見事な川柳を読み上げ、会場の拍手喝采を集めていました。
ステージの最後には、和氣さんと諏訪部さんがメインパーソナリティを務めるWEBラジオ『世話やきキツネの仙狐さん~仙狐さんと中野くんのモフモフアワー~』が、インターネットラジオステーション・音泉にて配信されることも発表されるなど、4月からは様々な癒しの時間を楽しむことができるようになりそうです。
[文・米澤崇史/撮影・鳥谷部宏平]
TVアニメ『世話やきキツネの仙狐さん』作品情報
INTRODUCTION
日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。
彼女は疲労困憊の中野を、食事、洗濯、特別サービス(?)でめいっぱい“お世話”して、潤してくれるのです。
突然始まる、仙狐さんと中野の共同生活。現代社会に疲れた全ての人に届けたい、お世話系甘やかしコメディ!
STAFF
原作:リムコロ(コミックNewtype/KADOKAWA刊)
監督:越田知明
シリーズ構成・脚本:中村能子
キャラクターデザイン:大島美和
総作画監督:大島美和、曾我篤史、熊谷勝弘
プロップデザイン:永田杏子
美術設定:佐南友理
美術監督:三宅昌和
色彩設計:竹内優太
撮影監督:呉健弘
編集:今井大介
音響監督:土屋雅紀
音楽:藤澤慶昌
音楽制作:KADOKAWA
アニメーション制作:動画工房
製作:世話やきキツネの仙狐さん製作委員会
CAST
仙狐:和氣あず未
中野:諏訪部順一
シロ:内田真礼
高円寺:佐倉綾音
??:喜多村英梨