2周年を迎えたからこそ表現できる巫剣たちの新たな魅力――『天華百剣 -斬-』キャラクターソングアルバム「百華繚乱」発売記念インタビュー:大野柚布子さん&白石晴香さん
スマートフォン向けに好評配信中の美少女剣撃アクションRPG『天華百剣 -斬-』。「巫剣(みつるぎ)」と呼ばれる刀剣をモチーフにした美少女たちと、異形の敵「禍憑(まがつき)」との戦いが描かれる本作。ゲームをはじめ、生放送やリアルイベント、キャラクターソングなど、4月20日に迎える2周年を目前にさらなる盛り上がりを見せています。
2019年4月17日には、キャラクターソングアルバム「百華繚乱」が発売! これまで配信されてきた楽曲に加え、新規収録の楽曲が収められた名盤となっています。
この度、アルバムの発売を記念して、城和泉正宗役の大野柚布子さん、七香・八宵役の白石晴香さんにインタビューを実施。2周年を迎える『天華百剣 -斬-』をはじめ、参加した楽曲について、さらには今後の展望などを語っていただきました!
“隊長さん”の心を掴んで離さない『天華百剣 -斬-』の魅力とは?
──『天華百剣 -斬-』は、2019年4月20日をもって配信から2周年を迎えますが、これまでの2年間を振り返ってみていかがでしょうか?
大野柚布子さん(以下、大野):私は城和泉(正宗)さんが初めてオーディションで合格したキャラクターで、リリース前の段階からゲーム収録や生放送、イベントなどに携わらせていただきましたが、すべてが初めての経験でした。
それから2年が経って、個人的には「もう2年なんだ」という感慨深さもありますし、今後も3年、5年、10年、さらにその先もお祝いできたらいいなと思っています。
白石晴香さん(以下、白石):初めの頃は、まさかこんなに生放送やキャラクターソング、リアルイベントなど、ゲーム以外の場で私が活動させていただけるとは思ってもいませんでした。改めて振り返ると本当に濃くて、たくさんの場面で関わらせていただけてとても楽しかったです。
また、初期の「天華百剣 -斬- -生-(※大野さんと白石さんが出演する公式生放送。以下、ざんなま)」と比べると、ふたりの距離感もかなり縮まったと思いますし、今となってはゆうぽん(大野さん)がいないと寂しいですね。
大野:嬉しいー!(笑)
白石:生放送のときは、いつもゆうぽんワールドに連れて行ってもらっています(笑)。そんなお互いの個性を隊長さん(※本作におけるユーザーの総称)に楽しんでもらえていたらいいなと思って臨んでいます。
ゲームでは、七香ちゃんと八宵ちゃんの二役も演じさせていただけることがとても嬉しいですし、同じ人間が演じるからこそ、姉妹らしさを出せるように心がけています。
また、イベントやキャラクターソングなど、ゲーム以外の場でも役に対する理解が深められることができて、その過程でふたりの新しい魅力に気がつくこともあるんです。その度に、作品やキャラクターの魅力を隊長さんに届けたいと思う気持ちがより強くなっています。
──2年もの間、ファンを惹きつけてきた本作の魅力はどういったところだと思いますか?
大野:『天華百剣』というタイトル通り、登場人物が多いんですけど、それぞれのキャラクターに様々なストーリーがあるんです。メインストーリーはもちろん、サイドストーリーもあって、ひとりひとりのストーリーがどれも濃く、個性豊かなキャラクターの魅力がより引き出されています。
きっと隊長さんにも、それぞれお気に入りのキャラクターがいると思うんです。ゼロから始まる親愛度も隊長さんと一緒に戦いを乗り越える度に増し、いい意味でキャラクターにも変化が見られて、その変化は私自身も実感しています。
お気に入りのキャラクターと苦楽を共にすることで絆を深め、より『天華百剣 -斬-』の世界に寄り添うことができる。そこに隊長さんを惹きつける魅力があるんじゃないかと考えています。
また、最近はキャラクターソングもたくさんリリースされるなど、ゲーム以外の場で様々な楽しみ方ができるところも魅力のひとつではないのでしょうか。
白石:ゆうぽんのお話にあった個性豊かなキャラクターの性格や衣装には、刀剣自体の歴史や関わりのある歴史上の人物とのバックボーンが表れていて。細部にまでこだわった特徴を発見する度に私自身も驚きますし、そこが隊長さんが惹かれるポイントだと思います。
また、『ざんなま』でのRTキャンペーンなど、隊長さんも参加できる場がある点も魅力的で、隊長さんと一緒に『天華百剣 -斬-』という作品を大きくしているような気がするんです。
ちなみに、私が(過去に開催された)コラボカフェに行ったときに、隣の席の隊長さんが共闘(※ゲーム内における他プレイヤーとの協力プレイ)しているのをみて、『天華百剣 -斬-』を通して、隊長さん同士のコミュニティが作られていることが素敵だと思いました。そういった繋がりもひとつの楽しみ方であり、魅力でもあるんだと感じます。
──お二方が演じられるキャラクターの魅力はそれぞれどのように捉えていますか?
大野:城和泉さんは、素直になれないツンデレな部分もありますが、とにかく一生懸命で仲間思いの子です。強くなりたいという向上心が人一倍強い子なので、その気持ちだけは他の子にも負けない彼女の魅力だと思います。
ただ、そんな向上心の反面、実はリンゴが好きだったり虫が嫌いだったりと可愛らしい部分もあって、一生懸命に頑張っている姿とのギャップが魅力的な子なんです。
また、ストーリーが進むごとに隊長さんや仲間たちと一歩ずつ強くなっていて、その強さは「超越(※一定の条件をクリアすると解放される巫剣の新たな姿)」した城和泉さんに表れていると思います。リリース前に音声を収録したときは、私にとって初めてのお仕事だったこともあって、改めて聞くと物足りなさを感じる部分もあるんです。
なので「超越」の収録では「私自身も強くなりたい」「彼女の強さを表せるようになりたい」と思いながら臨みました。
だからこそ、収録を終えてスタッフの方に「城和泉さん強くなったね」と言ってもらえたときは、本当に嬉しかったんです。「私も城和泉さんと一緒に強くなれたんだ」と、今の彼女に寄り添うことができたような気がしました。
白石:ナビゲーションキャラクターの七香ちゃんは、隊長さんに説明をするポジションということもあって、身近にいる優しくて頼れる女の子というイメージでした。ただ、シナリオが進むにつれて、実は抜けている部分が明らかになったり、八宵ちゃんに対してお姉ちゃんとして振る舞うものの、強く言い切れないような一面があったりするところにギャップを感じていて。
なので、隊長さんの近くで支えてくれるというしっかり者としての一面がありながらも、シナリオパートでは弱みを見せてくれるところが、彼女の魅力だと思います。
また、八宵ちゃんは隊長さんに対して、七香ちゃんよりフランクに接する子という印象を持っていましたが、最近はいい意味で周りをかき回す役どころになっていて(笑)。(笹貫、大般若長光、長篠一文字が歌うキャラクターソングの)『巫剣えれじぃ feat.八宵』にも参加していますが、そこでもみんなの歌を改造して暴走させているんです(笑)。
そういったお茶目なところ、何をやるにも足取りが軽やかなところが彼女の魅力だと思いますし、七香ちゃんとはまた別の方向性で接しやすい、身近にいてほしいと思ってもらえるように演じる上でも心がけました。ぜひこれからもギャグシーンに注目していただけると嬉しいです(笑)。
巫剣と一緒に歩んだ歳月が積み重なって生まれた新録曲
──アルバムに収録される『闇を切り咲く華』は、ゲームの配信1周年を記念した御華見衆のテーマソングとしてリリースされました。シリーズ初のキャラソンとして歌った楽曲かと思いますが、今おふたりの中ではどのような位置づけの楽曲になっていますか?
大野:御華見衆のテーマソングと銘打っている通り、最初に聞いた時のイメージはまさに『天華百剣 -斬-』ならではの楽曲になっている印象を受けました。歌詞も「隊長さんと巫剣ちゃんたちが一丸となって戦うぞ」という内容で、私の中では絆を表した楽曲という位置づけになっています。
歌詞中の<闇を払い 絆となれ>や<闇を切り裂いて我ら永久に咲き誇らん!>というフレーズは巫剣ちゃんのカッコ良さが表れていて、私も魂を込めて歌ったお気に入りのフレーズです。
白石:私が最初に聞いたときは和ロックかつ『天華百剣 -斬-』らしい楽曲で、ノリやすく掛け声も力強いので、ライブをしている光景がすぐ頭に浮かびました。
また、『天華百剣 -斬-』に登場するキャラクターは可愛いだけでなく、戦闘時に表れる心に秘めた芯の強さも魅力だと思っていて、歌詞にもその面が込められているように感じました。
中でも<護るために戦う時 生命は雅を放つ>というフレーズはお気に入りです。守るという行為には勇気が必要ですし、そのためには守るものに対する愛や想いがないとできないと思います。そんな巫剣ちゃんたちの大切なものを守るための強さが、このフレーズ、ひいては楽曲全体に詰まっている印象を受けました。
──また、『久遠に咲く華』は今回のアルバムの新録曲です。2周年を迎えるタイミングでリリースされる楽曲になりますが、レコーディングされていかがでしょうか。お気に入りのメロディやフレーズなどもあわせてお聞かせください。
大野:個人的に『久遠に咲く華』は、禍憑や困難に立ち向かう巫剣の姿や凛々しさが表れているように感じました。新録曲ということもあり、『闇を切り咲く華』より成長した姿を見せたい気持ちも強く、改めて「城和泉さんも成長しているから私も成長しないと」と実感した楽曲です。
なのでレコーディングでは、この楽曲を聴いた人が「巫剣ちゃんたちも頑張っているから自分も頑張ろう!」と勇気が湧いたらいいなと思いを込めて歌ったことを覚えています。
ラスサビでの<いざ参る!>というフレーズが城和泉さんのソロパートなんですが、レコーディングでは巫剣ちゃんたちが今までの戦いに懸けた想いなどを最大限込めるようにして歌いました。一言ではありますが、この楽曲が凝縮されているような気がして、個人的に思い入れのあるフレーズです。
この楽曲もライブ栄えしそうな楽曲なので、もしどこかで歌う機会があれば隊長さんと一緒に盛り上がりたいです。
白石:『闇を切り咲く華』は、戦いに向かう巫剣たちの意志が表れている印象でしたが、『久遠に咲く華』は隊長さんに向けてのメッセージ性が強い楽曲だと思っていて。この2年間、隊長さんと巫剣ちゃんたちが築き上げた絆が<共にあると手取り合えば もう恐れなど消えて>というフレーズに詰まっているなと感じます。
また、レコーディングは『闇を切り咲く華』から約1年ぶりということもあって、その間に演じてきた七香ちゃんの新たな一面を歌声に乗せるように意識して歌いました。楽曲としては同じロックでも、『闇を切り咲く華』とはまた異なる魅力が盛り込まれているので、この1年で成長した姿を楽曲からも感じていただけると嬉しいです。
──最後に、3年目に向けての意気込みや、今後見てみたい展開を教えてください。
大野:城和泉さんを演じる身としては、もっともっと強くなりたい気持ちがあります。「超越」の収録を経て、城和泉さんの新たな魅力をお届けできるとは思いますが、まだまだ強くなれるはずなので、これからも彼女の強さや一生懸命さを表現していきたいと思います。
また、キャラクターソングやイベント、コラボカフェなど、ますます『天華百剣 -斬-』は盛り上がりを見せています。はるにゃん(白石さん)とは『ざんなま』もやらせていただいているので、今後も『天華百剣 -斬-』の魅力をみなさんに引き続きお伝えして、もっと隊長さんが増えたらいいなと思いますし、今いる隊長さんとはより絆を深めていきたいです。
ちなみに今後の展開として、個人的には朗読劇をやってみたいです! ゲームはひとりで収録することがほとんどなので、他のキャラクターのキャストさんと掛け合う機会があったら楽しそうだなと思います!
白石:七香ちゃんと八宵ちゃんは戦闘にこそ参加しませんが、隊長さんの一番身近にいる存在として「みんなを心配しながら待ってるよ」という想いを大切に、よりいっそう魅力的に演じていきたいと思います。
これまでに、『天華百剣 -斬-』を通して様々なことに挑戦させていただいたので嬉しい限りです。個人的に今後やってみたいことを挙げるとすれば、全国の隊長さんに会いに行けたらいいなって。
リアルイベントなどで作品の感想を隊長さんから直接お話しいただく度に、「こんなにも作品を愛してくださっているんだ!」と実感します。また、巫剣たちも出身地など各地に由来する設定が多く存在しているので、みんなで色々なところに行ってイベントができたら楽しそうです(笑)。
あとキャラクターソングとしては、これまでカッコ良い和ロックに挑戦させていただいたので、逆にポップな可愛らしさを表現できる楽曲も歌ってみたいですね!
──ありがとうございました。
[インタビュー・撮影/鳥谷部宏平]
リリース情報
【タイトル】『天華百剣 -斬-』キャラクターソングアルバム「百華繚乱」
【発売日】2019年4月17日(水)
【発売元】ポニーキャニオン
【品番】PCCG.01772
【価格】3,000円+税
【初回封入特典】楽曲解説付きアナザージャケットセット
アニメイト特典:2Lブロマイド(城和泉正宗)
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。
関連情報
『天華百剣 -斬-』 2周年記念イベント~祝賀会~
開催日:
2019年4月20日(土)
13:00~ 物販・無料展示・コラボドリンク販売予定
https://tenkahyakken.jp/zan/2ndanniversary/
アプリ情報
タイトル:天華百剣 -斬-
配信元:DeNA
ジャンル:美少女剣撃アクションRPG
プラットフォーム:iOS/Android
価格:アイテム課金制