春アニメ『ひとりぼっちの○○生活』主題歌インタビュー:本庄アル役・鬼頭明里さん【第3弾】――アルらしさを出せるように
2019年4月からTVアニメが放送中の『ひとりぼっちの○○生活』(原作:カツヲ/「コミック電撃だいおうじ」連載)。極度の人見知り少女・一里(ひとり)ぼっちが"脱ぼっち"するために頑張る日々を描いた本作は、キャラクターたちの可愛さや全ぼっち共感の心理描写など見どころたっぷりです。
アニメ本編と合わせて注目されるのが主題歌。オープニングテーマ「ひとりぼっちのモノローグ」はメインキャスト4人(一里ぼっち役・森下千咲さん、砂尾なこ役・田中美海さん、本庄アル役・鬼頭明里さん、ソトカ・ラキター役・黒瀬ゆうこさん)が、エンディングテーマ「ね、いっしょにかえろ。」は森下さんが担当します。
アニメイトタイムズでは、主題歌を担当するメインキャストのリレーインタビューを実施。第3弾となる今回は、本庄アル役・鬼頭明里さんにお話をうかがいました。
しっかり者だけどおっちょこちょいなアルらしさを出せるように
――楽曲の第一印象はいかがでしたか?
鬼頭明里さん(以下、鬼頭):すごく賑やかで楽しそうな曲だなと思いました。難しいリズムやトリッキーなところもあるんですけど、(全体的には)すごく覚えやすくて頭に残るメロディだなって。歌詞もキャラクターに寄り添っている感じがして、賑やかでいいですよね。
――実際にレコーディングしてみての感想をお聞かせ下さい。
鬼頭:合いの手とかも多く、いろいろなことがやれて楽しかったです。私自身、こういう曲が大好きなので、歌えてすごく嬉しいですね。(レコーディングは)アフレコをする前だったのでちょっと不安はありましたが、自分なりのアルのイメージで歌いました。
――具体的にはどのようなイメージで?
鬼頭:しっかり者だけどおっちょこちょいなところを出せたらいいなと思って。「しっかりしているんだぞ!」という気持ちで歌ったところもありますし、抜けているところが出るように歌ってみたところもあります。
――合いの手が楽しいという話もありましたが、特に楽しかった部分を挙げるならどこでしょうか?
鬼頭:最初に聴いた時から、2番の「イェイイェイオー」がすごく好きだなと思っていたんです。そこは歌だけでなく、後ろにガヤのような感じのセリフも入れさせてもらったのがすごく楽しかったです。
――2番ということは、CDを買ってフルコーラスを聴いてもらいたいですね。
鬼頭:そうですね。ぜひ買っていただいて(笑)。テレビサイズだけだと物足りないというか、絶対に「もっと欲しい!」となるような曲になっていますから。
――では、歌詞でここがすごくいいなと思った部分はありますか?
鬼頭:「モノローグじゃなくて届けましょ!」(1番ラスト)、「モノローグあるいはひとりごと。」(2番ラスト)ときて、最後に「モノローグじゃなくて言えたみたい」と言えたのは感動しました。
あと、Aメロはちょっとふざけたというか、セリフを言うような気持ちで歌っています。面白く出来たらいいなと思って歌いましたので、ぜひ聴いてもらいたいです。
私自身は残念ではない……と思います(笑)
――鬼頭さんから見た、本庄アルの可愛いところや魅力はどこでしょうか?
鬼頭:アルはしっかりしていると周りには思われているんですけど、実は残念なところがある子なんです。「残念なところをバレたくない」と思っているのがすごく可愛くて。周りの子たちは騙されているけど、それってバレバレじゃない?というぐらい残念なのが、また可愛いです。
――原作を読んでいても、そう思いますよね。
鬼頭:ランドセル(を背負って登校しちゃう)とか、無理あるでしょと(笑)。言い訳も可愛くて仕方ないです。
――ちなみに、鬼頭さん自身は残念なところありますか?「可愛いけど残念だよね」と言われた経験があるとか。
鬼頭:「残念」ではないですけど、「クールな人だと思っていたら、意外と違うんだね」とはよく言われます(笑)。でも、意外と親しみやすいんですよ!
――ドジだったり、抜けているところがあったりもあまりない感じですか?
鬼頭:どうなんですかね? 自分では自分のことをしっかりしていると思っています(笑)。
――作品の魅力についてもお聞かせ下さい。
鬼頭:主人公が"ぼっち"だから悲しい話なのかなと思いきや、雰囲気が不思議でコミカルに描かれていて、そのバランスがすごく面白いです。あと、(登場人物の)名前がみんな個性的で、なんでこういう名前をつけたのかすごく気になりました。カツヲ先生にお会いしたら聞いてみたいと思います。
――その中で言えば、本庄アルは比較的まともな名前だと感じました。
鬼頭:確かに、そうかもしれないですね。ソトカ・ラキターはすごい衝撃でした(笑)。でも、ソトカは見た目的にすごく可愛くて好きですね。金髪でちょっとおバカなところも可愛いです。
――作品タイトルに絡んでお聞きしますが、鬼頭さんは"ひとりぼっち"で何かをするのは得意ですか?
鬼頭:ひとりも好きですけど、人と喋っている方が好きですね。人見知りでもありますが、人は好きなんです(笑)。でも、最初はどうしたらいいかわからなくなっちゃいますね。
――最後に、改めて曲の聴きどころも含めてお願いします。
鬼頭:「ひとりぼっちのモノローグ」はすごく楽しくて賑やかな曲になっています。4人揃うとより賑やかに、皆さんも一緒に歌いたくなると思いますので、ぜひ何回も聴いていただけたら嬉しいです。
[取材・文/千葉研一]
TVアニメ『ひとりぼっちの○○生活』作品情報
放送情報
MBS・TBS・BS-TBS“アニメイズム”枠ほかにて放送中!
MBS:毎週金曜日26:25~
TBS:毎週金曜日26:25~
BS-TBS:毎週土曜日25:30~
AT-X:毎週日曜日21:30~
【リピート放送】毎週火曜日21:00~/毎週木曜日13:00~/ 毎週土曜日29:00~
※放送日時は予告無く変更になる可能性がございます。
INTRODUCTION
極度の人見知り少女、一里ぼっち。
小学校時代の友人は、ひとりだけ。
そのたったひとりの幼なじみと、卒業を機に離ればなれになってしまったぼっちは、彼女と約束します。
「中学卒業までにクラス全員と友達になる」
できなければ……絶交!?
でも、自分から人に話しかけられない、ぼっち。緊張すると足がつっちゃう、ぼっち。人の目を見られない、ぼっち。
そもそも、友達になる方法がわからない……!!
ぼっちが思いつく友達づくりは、ちょっと的外れで、いつも空回り。
果たして、ぼっちの友達づくり作戦は成功するのか……?
ぼっち少女、“脱ぼっち”がんばります!
STAFF
原作:カツヲ(「コミック電撃だいおうじ」連載)
監督:安齋剛文
シリーズ構成・脚本:花田十輝
キャラクターデザイン:田中紀衣
衣装デザイン:今田 茜
助監督:池下博紀
総作画監督:田中紀衣・小田武士
プロップデザイン:水村良男
美術設定:池田祐二(スタジオワイエス)
美術ボード:一色美緒(スタジオワイエス)
美術監督:長岡志織(獏プロダクション)・一色美緒(スタジオワイエス)
背景:獏プロダクション・スタジオワイエス
色彩設計:高木雅人
3Dディレクター:向 純平
撮影監督:板倉あゆみ
撮影:スタジオシアン
編集:山岸歩奈実(REAL-T)
音響監督:藤田亜紀子
音響制作:HALF H・P STUDIO
音楽:高田龍一(MONACA)・田中秀和(MONACA)
音楽プロデューサー:齋藤 滋(ハートカンパニー)
音楽制作:KADOKAWA
アニメーション制作:C2C
製作:ひとりぼっちの製作委員会
CAST
一里ぼっち:森下千咲
砂尾なこ:田中美海
本庄アル:鬼頭明里
ソトカ・ラキター:黒瀬ゆうこ
倉井佳子:市ノ瀬加那
八原かい:小原好美
押江照代:高橋未奈美
OPテーマ&EDテーマ
◆OPテーマ「ひとりぼっちのモノローグ」
歌:一里ぼっち(CV:森下千咲)、砂尾なこ(CV:田中美海)、本庄アル(CV:鬼頭明里)、ソトカ・ラキター(CV:黒瀬ゆうこ)
発売日:2019年5月29日(水)
価格:1,200円+税
品番:ZMCZ-13163
◆EDテーマ「ね、いっしょにかえろ。」
歌:一里ぼっち(CV:森下千咲)
発売日:2019年5月29日(水)
価格:1,200円+税
品番:ZMCZ-13164
WEBラジオ
【番組名】ひとりぼっちの○○ラジオ生活
【配信日】毎週金曜日更新
【パーソナリティ】森下千咲(一里ぼっち 役)、田中美海(砂尾なこ 役)
番組ページ
配信サイト インターネットラジオステーション<音泉>
原作情報
電撃コミックスNEXT『ひとりぼっちの○○生活』1~4巻好評発売中!
最新5巻 3月27日発売
1~4巻:各定価(本体570円+税)
5巻:定価(本体580円+税)
「コミック電撃だいおうじ」(毎月27日頃発売)にて好評連載中
発行:株式会社KADOKAWA
『ひとりぼっちの○○生活』原作特設サイト