平成最後の日に伝えたい、『TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)』に対する感謝の気持ち
「みなさんの平成のアニメ代表作アンケート」で、たくさんのみなさんからコメントをいただきました。
なかでも、『TIGER & BUNNY』は、異色ともいえる存在でした。アンケートの参加者の6割が、10代〜20代のアンケートの中で、30代〜40代が6割を占める結果になっています。主人公が中年男性のヒーローという設定に同世代が共感を得たのもわかります。
『TIGER & BUNNY』が放送されたのは、平成23年(2011年)の4月。東日本大震災から約1ヶ月後のことでした。
そのため、特別なコメントが数多く寄せられました。そのコメントは、『TIGER & BUNNY』への感謝とも言えるコメントです。
当時の日本社会と空気感を思い出しつつ読んでいただけると、『TIGER & BUNNY』の持つ物語の力がわかるのではないでしょうか。
平成の最後の日に、『TIGER & BUNNY』がみせた「アニメの持つ力」をもう一度感じてほしいと思います。
以下、皆さんから頂いたコメントになります。
※みんなの考える平成の代表的アニメのアンケートに参加していただいたみなさまに感謝申し上げます。
※コメントは、基本投稿された文章を重視して掲載しております。
※このランキングは、下記の記事と連動しています。
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目次
- 『TIGER & BUNNY』は私に勇気と希望と元気を与えてくれた!
- 『TIGER & BUNNY』が私に働く意味を教えてくれた!
- 『TIGER & BUNNY』が私の力を引き出してくれた!
- 『TIGER & BUNNY』が東日本大震災で沈んが日本を照らしてくれた!
『TIGER & BUNNY』は私に勇気と希望と元気を与えてくれた!
・人生を変えてくれたアニメです。
主人公・鏑木虎徹さんの、何があっても前を向く生き方が勇気をくれました。(20代・女性)
・どんな逆境にも負けずに前を向き、時には寄り添いながら相手を受け入れる。その姿に自分も勇気を貰えた。(30代・女性)
・日本が辛かったあの時ヒーローが希望をくれた(50代・女性)
・明日も頑張ろう、とか、希望がいっぱい感じられる(50代・女性)
・ 2011年 勇気や希望やたくさんのものをもらった(40代・女性)
・生きる希望が持てます。後、キャラがみんなサイッコーにかっこいい!(40代・女性)
・様々な苦難の中で頑張る主人公たちの姿が、いろいろあった平成の時代の自分たちとどこか重なり、また希望をもらえたアニメだからです。(40代・女性)
・人生初の重圧に苦しんでいた頃に観たタイバニが支えになって今日まで生きてきました。大人が辛い時に心に染み渡り明日への希望を見いだします。(40代・女性)
・ベテラン中年の悲哀、新人若者の無茶など自身の生活でも実感できる背景とヒーロー達の頑張りに勇気と希望をたくさん頂きました!
最高の和製アメコミヒーロー!(40代・女性)
・頑張ってる中年おじさんに出会い、希望を貰って辛い仕事も頑張れました。
主人公は良い父親でも出来た人格者でもないヒーロー好きの娘持ちの普通の中年だけど、主人公が頑張ってる姿に感銘を受けました。
8年たってもいつまでも大好きなアニメです!(30代・女性)
・特殊能力を持ったスーパーヒーローが会社員、ヒーローとしての正義と会社員としての役割や仕事、ジレンマ。
現実感溢れる中に見える希望と夢。
近くはないけれど遠くもなく、会社や社会で疲れ折れそうな心を勇気づけてくれる、まさに大人のためのヒーロー作品だと思います。
登場人物たちが、特殊ではなく「社会人」として、大人は大人としての『普通』の感覚をもち、会話している、安心感も良かったです。(40代・女性)
『TIGER & BUNNY』が私に働く意味を教えてくれた!
・若さを失ないつつあるサラリーマンが、自分の信念を貫こうと必死に頑張る姿に視聴者も励まされるのです…。(40代・女性)
・仕事で辛い時にタイバニを見たことで頑張ろうという気持ちになり助けてもらいました。心に染みる作品です。(30代・女性)
・大人になって仕事を続ける事の大切さ、大切な人達への優しい思い、信念を持つ事の素晴らしさ。
本当の意味で大人がみて楽しい、元気をもらえるアニメでした!(30代・女性)
・ヒーローだけど社会人という世知辛さや、人間模様をちょっと含みつつも、ヒーローの格好良さを描いた、仕事に迷いが出始めた大人になったアナタにも見てほしいアニメ(30代・女性)
・放送当時、主人公の虎徹さんと同年代でした。
仕事が大変でしたが、このアニメに助けられ、励まされて頑張っているうちに昇進もできました。
本当に大好きで元気が出るアニメです。(40代・女性)
・働き始めてアニメから離れてたときにたまたま出会ってハマったのがきっかけでした。
いろんな世界の友人に出会えたしブラック企業から転職できたし。他にも色々あって結果的に人生が変わった。
思い出のアニメなので(30代・女性)
・主人公のおじさんヒーローが能力の限界を感じながらも奮闘する姿が、仕事を頑張っているおじさんサラリーマンだけじゃなく、家事に育児に頑張っているママやパパも自分のことのように励まされる素晴らしい作品です。(40代・女性)
・仕事で週に一度家に帰れれば良い方、という日々を支えてくれたのは、画面の向こうのヒーローたちと、タイバニを通して知り合った友人たちでした。
人見知りな私に、びっくりするくらい居心地の良い友達がたくさんできたのはタイバニのおかげです。
ありがとうヒーロー!(30代・女性)
・仕事がうまくいかず、取引先といろいろあって沈んだ日々を送っているときに、「おじさんを元気にする」というテーマのアニメだったのと、アメコミっぽい、ということで見始めました。
面白くて忘れられない作品に。
おじさんでなくても元気をもらえる作品でした。ありがとう!(50代・女性)
・仕事に疲れてアニメも映画もテレビさえも見られなくなっていた頃にたまたま見てそのまま引き込まれました。
ヒーロー物であり人間ドラマが面白い。登場人物が皆、男性も女性も大人も子供もヒーローも一般人もどこか力を抜きつつ譲れないものがあったりして、何かに一生懸命で生き様が格好いい。
気持ちが疲れ果てていたときに元気をもらえました。
長い平成の時代、アニメ作品は沢山あるけれど私の中で一番大切な作品といえばこれです。(40代・女性)
・もういい年齢に来てしまって正直はまれるアニメもありませんでした。
前宣伝の絵を見た時にも「特撮造形で見たさとうけいいち監督なのに。桂正和なのに。このアニメも深夜で短期間で消費されて終わるのか。もったいないなぁ。」と思っていました。
ですが、OPを聞いた時から「呼んでくれている」「振り向かずにはいられない」と衝撃を受けました。
主役の二人は仕事で相棒を組まされるサラリーマンヒーローで、作品が進むにつれてももどかしいほどに「うまくいかない・お互いに伝わらない」描写が続きます。
しかし、その中で気づきや成功体験を少しずつ重ねて同じ方向に向き始める過程を追うのがとても魅力となっています。
さとう監督は特撮でも戦隊造形をされていて、昔から印象的な方でしたので、それもあってヒーロースーツやヒーローの魅せ方、画面の切り取り方、演出がとても個性が感じられてそれも楽しめました。
毎日の仕事や家族の事に動かなければならない年代になった私の平成最後に、呼んでくれた、振り向かせてくれた、一緒にいてくれた、大切な作品になりました。(40代・女性)