『ストライク・ザ・ブラッドⅢ』スペシャルイベントレポート|「凪沙のお小言」のコーナーで、細谷佳正さんら声優陣がファンのマニアックな要望に応じた!
三雲岳斗先生のライトノベルを原作とし、TVアニメ~OVA第3期まで展開を続ける人気シリーズ『ストライク・ザ・ブラッド(ストブラ)』。本作のOVA第3期より、「ストライク・ザ・ブラッドⅢ スペシャルイベント~僕たちは 4 期を諦めない!~”」が2019年6月16日(日)に一ツ橋ホールで開催されました。
声優陣からは主人公・暁古城役の細谷佳正さんをはじめ、姫柊雪菜役の種田梨沙さん、藍羽浅葱役の瀬戸麻沙美さんら8名が登壇。指定されたテーマに沿って作品の名場面を振り返るコーナーや、ストラックアウトを思わせる“ストラック・ザ・ブラッド”のコーナーなどで、会場に集ったファンも大盛り上がりに。
今回はこのイベントの“夜の部”の模様をお届けします。
【登壇者】
細谷佳正さん(暁古城役)
種田梨沙さん(姫柊雪菜役)
瀬戸麻沙美さん(藍羽浅葱役)
日高里菜さん(暁凪沙役)
葉山いくみさん(煌坂紗矢華役)
逢坂良太さん(矢瀬基樹役)
金元寿子さん(南宮那月役)
Lynnさん(ディセンバー役)
ストブラ男子会は実現するのか
浅葱と基樹のコンビによる前説で、アニメ『ストブラ』が息の長い作品になったことを話していくと声優陣が登場。開幕から「今日も元気ですか!」と盛り上げる細谷さんに、会場も怒涛の様な雄たけびで応じる一幕がありました。
そしてオープニングトークでは、逢坂さんが久しぶりに本作のイベントに登壇していることに言及。なんと2016年以来なのだそうで、当時はラ・フォリア・リハヴァイン役の大西さんとバチバチとした漫才を繰り広げていたのだとか。
ほかにも電撃祭での出来事やラジオ「ストブらじお 雪菜と凪沙のおとなり放送局」、ニコニコ生放送の特番が多数あったことを話しました。しかしこういった話も逢坂さんは知らされていなかった様子。そこで、細谷さんや逢坂さんら男性陣による“ストブラ男子会”を実施するなんて話が飛び出すことに……!?
“ストブラ男子会”についての会場のファンの反応も上々で、かなりの歓声があがりました。そんな一幕を挟んで、いよいよ古城と雪菜の決めゼリフにちなんだ恒例の、「ここから先は、俺のイベントだ!(細谷さん)」「いいえ先輩、私たちの……(種田さん)」「イベントです!(観客)」のコール&レスポンスを実施。
やはりヒロインたちの活躍が支持を集める
ここからMCを金元さんが担当し、最初のコーナー「ストブラ記憶の証明篇」を実施しました。このコーナーは声優陣が4チームに分かれ、ファンから支持を集めたアニメ『ストブラ』シリーズの名場面第1位から第5位までを当てるというもの。
夜の部では「血が騒いだシーン」がテーマ。チーム分けは細谷さん&逢坂さん、Lynnさん&日高さん、種田さん、葉山さん&瀬戸さんとなりました。また、負けたチームは後のコーナーで罰ゲームが用意されていた点も付け加えておきます。
結果は順番に「大人な那月(5位)」で、「雪菜と凪沙のポッキーゲーム(4位)」。3位からはアニメ映像付きとなり「絃神冥駕とのバトル(3位)」「OVA3期1話冒頭の入浴シーン(2位)」「古城のはじめての吸血シーン(1位)」となりました。
男性陣は“血が滾る”というテーマから戦闘シーンが上位に来ると予想していましたが、やはりそこは『ストブラ』。肌色多めのシーンを含め、ヒロインたちの活躍こそが支持を集めていた形。最後はそんな男性陣と葉山さん&瀬戸さんペアが同率で最下位という結果になりました。
しかしMCの金元さんの裁量で、「大人な那月」のシーンをピックアップし見事順位を当てた葉山さん&瀬戸さんペアがポイントを獲得。男性陣が最下位となってしまったところで、お次はMCを逢坂さんに交代して「ストラック・ザ・ブラッド」のコーナーを実施しました。
ラジオでお馴染みのコーナーも実施
こちらは所謂「ストラックアウト」で、声優陣はそれぞれ一球ずつチャレンジすることができました。また、縦横斜めどこでも一列揃えたらお食事券が貰えるとあって、かなり熱が入っていました。そして的を射貫くことが出来ないと罰ゲームも存在。
瀬戸さん、種田さん、金元さん、Lynnさん、日高さん、葉山さん、細谷さん、逢坂さんの順番で投げていきましたが、何名かが的を射貫けずあえなく失敗。外した声優陣への罰ゲームは、古城に嫉妬するシチュエーションのセリフを読むというもの。
用意されたお題を踏まえ、カーブのたびに雪菜の頭が肩に当たっているとして「雪菜とレースゲームしている古城(葉山さん)」、女の子だけじゃなく眷獣もたくさんいて良いとして「基樹が古城にやきもち(逢坂さん)」など、様々なシチュエーションが見られました。
3つめのコーナー「凪沙のお小言」は、「ストブらじお 雪菜と凪沙のおとなり放送局」でもお馴染みのコーナー。本来は凪沙に叱って欲しいことを募集するという趣向ですが、今回はイベント特別バージョンとしてほかの声優陣もチャレンジすることに。
ただし先ほどの「ストブラ記憶の証明篇」の罰ゲームとして、細谷さんと逢坂さんが優先的にお題に挑戦しなければなりませんでした。細谷さんが「お気に入りのぬいぐるみの可愛さを熱弁しすぎ、家族にウザがられる私をマスコットキャラクター風に叱る」、逢坂さんが「物が溢れているのに物販で抱き枕カバーを買ってしまう、そんな私を部屋に来た後輩のように叱る」にチャレンジしたところで、いよいよ女性陣に。
男性陣へのお題からも見てわかる通り、ファンのみなさんからのシチュエーションの指定はやたらと細かくなっていて、Lynnさんが引き当てた「一人暮らしを始めてから部屋の掃除ができない自分を、面倒見のいい先輩風に叱る」。まさかの瀬戸さん指名となった「ティッシュをポケットに入れたまま洗濯機にこんな僕をオカンになって叱ってください!」など、声優陣が本作のファンの要望に応える熱い時間となりました。
最後のコーナーとなったのは、原作の三雲先生による書き下ろし朗読劇「さよならディセンバー」。古城が部屋で寝ていると幽霊に囁きかけられ、その正体は残留思念として残っていたディセンバーという形。そんな彼女を中心に物語が展開しましたが、なんと『ストブラ』のイベントとしては初めての朗読劇だったのだとか
告知を挟んで締めの挨拶では、種田さんがファンのみなさんをまた会える場所を作りたいとコメント。また、OVA3期は2期よりも売れているのだそうで、シリーズがまだまだ続くよう三雲先生に長生きしてくださいとお願いする一幕も。
そして細谷さんがイベントタイトルにもなっていた「僕たちは4期を諦めない」と一言述べると、最後に「ここから先は俺のストブラだ!」「いいえ先輩、私たちの……」とお約束のコール&レスポンスで幕を閉じました。
今後もOVA第3期の展開が続く本作。きっとこれからも続く古城や雪菜たちの物語を、最後まで見届けましょう!
[取材・文/胃の上心臓]
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