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映画『天気の子』醍醐虎汰朗&森七菜インタビュー

『天気の子』醍醐虎汰朗さん&森七菜さんインタビュー|「じゃあ私は今からどうしよう?」大切な人と観てほしい、新海誠監督が描いた新しい世界

大切な人や友人と観に来てください

――お二人は新海監督の作品はお好きなんですか?

醍醐:好きです!

森:私も全部観ました!

――どの作品が好きですか?

醍醐:うーん、『天気の子』です!(笑)

森:あ、取られた(笑)。でも、私も『天気の子』です!

それ以外だとしたら『言の葉の庭』です。でも『秒速5センチメートル』も見直そうかなって思っています。

――やはりお好きなんですね。新海監督と実際にお会いしてどんな方だと思いましたか?

醍醐:作風のイメージのままというか、作品を体現されている方だなと思いました。優しいというか、包み込むような感じというか、穏やかな気持ちにさせてくれる方ですね。その印象は初対面から今も変わりません。

本当に繊細な部分まで僕たちに気をかけてくださって、すごく大好きな人です。

森:写真や動画を見て私が感じていたよりも、ずっと柔らかい方です。アフレコが終わるとメールで「今日も素敵でした」って言ってくださるので、新海監督の愛が伝わっています。

本編での私の声も新海監督の優しさに包まれた声になっているんじゃないかなと思います。

――なんだかパパみたいな人ですね。

醍醐:そうです!

森:本当にそうです!

――『天気の子』に関わって成長したことはありましたか?

醍醐:この半年間、一流の方々とご一緒にお仕事をさせていただけて、今日もこのように取材の機会も設けていただけました。

最初は自分の思ったことを口にするのも難しかったんですけど、前よりは伝えられるようになったと思います。

役者としても成長させていただけましたが、一番は人間として成長させていただいたのかなって思います。

まだまだですが、半年前の自分と比べたら成長できたのかなと思います。

森:声優さんとしてお仕事をする上で大切な技術をいっぱい学ばせていただきました。

『天気の子』のストーリーや登場人物たちに教えてもらったことも大きいですね。

帆高と陽菜の決断を見た後に「じゃあ私は今からどうしよう?」って思えた作品ですし、自分でもいろいろと考えることができた作品だったので、私も色々と変わっていればいいなって思っています。

――なるほど。では最後の質問です。帆高は行き場のないもやもやした気持ちを抱えていて、“あの光の中”を目指して東京に出てきます。そんな帆高と同じような気持ちを抱えた若い子も『天気の子』を観に行くと思います。そんな同世代のみなさんに2人からメッセージをいただければと思います。

醍醐:僕が言うのもおこがましいですが……(笑)。

ただ、エンターテインメント映画なので、本当に観ていて気持ちのいい作品です。約2時間の壮大な映像と音楽のコラボレーションが楽しめるので、観終わった後、清々しい気持ちで映画館を後にできると思います。

気軽だけれども奥が深くて、愛についても考えることができるので、帆高というフィルターを通じて感じていただければと思います。

僕らの年代って、目の前にいる大切な人をないがしろにしがちだと思うんですよね。そんな年代の人だからこそ、『天気の子』を観ることで、なにかプラスになるものがあるんです。

自分を帆高に、自分の大切な人を陽菜に置き換えて観ていただけたらと思います。是非、大切な人や友人と観に来てください。

森:醍醐君が言うように、自分を帆高に置き換えて観ていただきたいです。

そうすることによって得られるものがこの映画にはあると思いますし、自分はこうだからという壁を作らずに観に来て欲しいなと思います。

――ありがとうございました。

[インタビュー/石橋悠 写真/相澤宏諒] [ヘアメイク:佐藤寛(森)、スタイリスト:申谷弘美(森)、衣裳協力:POU DOU DOU(森)]

 

1989年(平成元年)生まれ、福岡県出身。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者兼ナイスガイ。アニメイトタイムズで連載中の『BL塾』の書籍版をライターの阿部裕華さんと執筆など、ジャンルを問わずに活躍中。座右の銘は「明日死ぬか、100年後に死ぬか」。好きな言葉は「俺の意見より嫁の機嫌」。

この記事をかいた人

石橋悠
1989年福岡県生まれ。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者。

担当記事

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映画『天気の子』作品情報

7月19日(金)全国ロードショー!


 

ストーリー

「あの光の中に、行ってみたかった」

高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。

彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。彼女には、不思議な能力があった。

「ねぇ、今から晴れるよ」

少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――
 

スタッフ

原作・脚本・監督:新海誠
音楽:RADWIMPS
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:田村篤
美術監督:滝口比呂志
製作:「天気の子」製作委員会
制作プロデュース:STORY inc.
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
配給:東宝
公開日:7月19日(金)全国東宝系公開
 

キャスト

醍醐虎汰朗
森七菜
本田翼
吉柳咲良
平泉成
梶裕貴
倍賞千恵子
小栗旬
 
公式サイト
公式Twitter(@tenkinoko_movie)

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