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映画『二ノ国』製作総指揮/原案・脚本日野晃博さんインタビュー

映画『二ノ国』製作総指揮/原案・脚本日野晃博さんインタビュー|夢の『二ノ国』映画化には様々な試練が……! 梶裕貴さんのキャスティング秘話も!?

日野さんがいたいのは二ノ国?

――日野さんのお気に入りの世界設定を挙げるとしたら何でしょうか?

日野:今回の映画で特別にこれというわけではないんですが、一ノ国と二ノ国には同じ人物がいて、命がつながっているという設定ですね。そこが作品の肝だったので。

例えばサキ姉とヴェルサが似ていたりだとか、アーシャ姫がコトナと似ているだとか、似た顔の人がいるっていうのが面白いところなのかなと思います。今回はそこをトリックにして映画にしたんです。

ゲーム版『二ノ国』ⅠとⅡのゲームをやっている人は、命がつながっている理屈は知っていて、その仕組みも周知の事実なわけです。

映画だけを見る人には、ハルと同じように勘違いさせるところにちょっと面白味があります。命のやり取りについても、両者で見え方が変わるかもしれませんね。

――今回の映画はゲーム版の『二ノ国』とどのように繋がっているのでしょうか?

日野:僕の中では僕の中では、『二ノ国Ⅱ レヴァナントキングダム』の主人公であるエバンが、エスタバニアを作った数百年後のエスタバニアが本作という設定で作っています。軽い繋がりなんですけどね。エバンの時代に二ノ国を統一するんですよ。

なので、すべての二ノ国の王達がエスタバニアには銅像として立っている様なシーンが映画でもあって。

でも、すべての国を束ねるって長く続かないんじゃないか? ということで、内乱が起きたり、それに反発する勢力が生まれたりして、エスタバニアを脅かすっていう状況になっています。

――では最後になのですが、ちなみに日野さんは一ノ国と二ノ国どっちにいたいですか?

日野:二ノ国(即答)。

一同:(笑)。

日野:完全に現実逃避型なので(笑)。ただ、一定の立場以上にいたいですね。王子じゃなくていいんですけど、戦士くらいにはなっていたいです(笑)。

町人とかだと嫌ですよね、もうちょっとエキサイティングなポジションでいたいです。剣を使って戦うくらいのことはさせていただきたい!

[インタビュー/石橋悠]

 

1989年(平成元年)生まれ、福岡県出身。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者兼ナイスガイ。アニメイトタイムズで連載中の『BL塾』の書籍版をライターの阿部裕華さんと執筆など、ジャンルを問わずに活躍中。座右の銘は「明日死ぬか、100年後に死ぬか」。好きな言葉は「俺の意見より嫁の機嫌」。

この記事をかいた人

石橋悠
1989年福岡県生まれ。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者。

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作品情報

「二ノ国」

8月23日(金) 全国ロードショー

製作総指揮/原案・脚本:日野晃博
監督:百瀬義行
音楽:久石譲
原作:レベルファイブ アニメーション
制作:オー・エル・エム
製作:映画「二ノ国」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画

主題歌:須田景凪 「MOIL」(WARNER MUSIC JAPAN/unBORDE)

出演:
山﨑賢人
宮野真守 坂本真綾 梶裕貴 津田健次郎
山寺宏一/伊武雅刀 ムロツヨシ

映画『二ノ国』公式サイト
映画『二ノ国』公式ツイッター(@Ninokuni_movie)

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