新海誠監督の最新作『天気の子』映画大国インドで公開決定、日本オリジナルアニメ映画初の快挙! 香港では公開初日の動員数が1位に
新海誠監督の劇場アニメ最新作『天気の子』は、公開から18日間で観客動員440万人、興行収入60億円を突破! 週末映画ランキングでV3を達成し(※興行通信社調べ)、驚異的なスピードで動員を伸ばしています。
既に第44回トロント国際映画祭への出品が決定し、公開前から世界140の国と地域での配給が決定。そしてこのたび、映画大国「インド」での公開が決定しました!
さらに、8月8日に公開を迎えた香港では、数々のハリウッド大作を抑え、公開初日の観客動員数1位を獲得しています。
今回、新海監督の公式コメントも到着したので、そちらもご紹介しましょう。
映画大国「インド」で公開決定!
『天気の子』は、ムンバイ、デリーをはじめとするインド全国20都市で、2019年10月11日から公開決定!(配給会社:Vkaao/興行会社:PVR Cinemas)。
インドでは大人が映画館でアニメを見る文化が無く、劇場でオリジナルアニメ映画が公開されることは極めて稀。さらに日本のオリジナルアニメ映画が現地の劇場で一般公開されることは異例です。
過去にインドで一般公開された作品は、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『万引き家族』と、FOXが配給する『ドラゴンボール超 ブロリー』の2作品のみ(※現地配給Vkaao調べ)。『天気の子』は日本のオリジナルアニメ映画として、初の一般公開となります。
インドでは前作『君の名は。』も人気があり、新海監督の熱心なファンも多い。今年の4月にインターネット上で『天気の子』のインド公開を求める署名活動が起こり、約5万人を超えるファンの署名が集まりました。
その声が新海監督本人や東宝の海外配給担当者、現地配給会社買い付け担当者の耳に届き、署名活動に応える形で公開が決定しました。
配給側も「これまでの日本映画と比較しても大きな公開になる可能性が十分ある」と期待感を高めています。
新海誠監督コメント
インドで『天気の子』の劇場公開を求める署名キャンペーンが始まって以来、僕の元にもインドのアニメファンから多くのメッセージが寄せられてきました。純粋さと熱量に圧倒され、「自分もインドでの上映を望んでいる、配給会社と話し合い進展があったら報告する」とファンの方々に伝えてきました。
ですので、ようやく約束を果たせたような思いです。神話と映画の国インドで『天気の子』をどのように楽しんでいただけるのか、今からわくわくしています。
世界公開日状況
香港:8月8日(済)
オーストラリア:8月22日
インドネシア:8月21日
ベトナム:8月30日
シンガポール:9月12日
台湾:9月12日
韓国:10月
ロシア:10月31日
タイ:11月7日
『天気の子』とは
『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』、そして『君の名は。』と、「新海ワールド」を描き続ける新海誠監督が満を持して送る最新長編アニメーション映画です。
天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」するストーリー。東京にやってきた家出少年・帆高と不思議な力を持つ少女・陽菜のふたりの恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれています。
また、2000人を超えるオーディションの中から選ばれた主人公・帆高役の醍醐虎汰朗さん、ヒロイン・陽菜役の森七菜さんの2人の声にも大きな注目を集めています。また、本田翼さん、倍賞千恵子さん、小栗旬さんらの豪華キャスティングが実現しました。さらに、主題歌をはじめ、劇中すべての音楽をRADWIMPSが担当し「新海ワールド」を演出します。
作品情報
アニメ映画『天気の子』
大ヒット全国ロードショー中
原作・脚本・監督:新海誠
音楽:RADWIMPS
声の出演:
醍醐虎汰朗 森七菜
本田翼/吉柳咲良 平泉成 梶裕貴
倍賞千恵子/小栗旬
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:田村篤
美術監督:滝口比呂志
製作:「天気の子」製作委員会
制作プロデュース:STORY inc.
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
配給:東宝
■STORY
「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。
「ねぇ、今から晴れるよ」
少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――