『けものフレンズ』フェネック役・新キャストの美坂朱音さんインタビュー|好きなものはタピオカに歯磨き……!? やる気に満ち溢れたその素顔を突撃!
けものフレンズプロジェクトのフェネック役、新キャストがプロ・フィットに所属する新人声優の美坂朱音(みさかあかね)さんに決定! 今後のリリースを控えた『けものフレンズ3』(アーケード版、アプリ版)を始め、けものフレンズプロジェクトでフェネック役として活動をスタートさせます。
本稿では、フェネック役の新キャストに大抜擢された美坂さんを直撃インタビュー! けものフレンズプロジェクト内での楽しそうな姿は勿論、声優を目指したきっかけやちょっと変わった趣味など、“美坂ワールド”全開でお送りします!
今のところ、けものばっかり演じています(笑)
――美坂さんは新人声優ということですので、まずは簡単な自己紹介をお願いします。
美坂朱音さん(以下、美坂):小学生の頃に見た『BLOOD+』というアニメの音無小夜(声:喜多村英梨さん)に憧れて「声優になりたい!」と漠然と考えていたのがそのまま……という感じですね。
日本刀を持って、血で戦うみたいな強い女性に憧れたんです。ちなみにこのアニメはTSUTAYAで借りました(笑)。
――小学生が見るにしてはずいぶんとバイオレンスですね……。
美坂:第一印象でタイトルがカッコよかったんでしょうね。読めないですけど、英語で『BLOOD+』って書いてあって……。
もともと歌とか劇が好きで、目立ちたがり屋だったんですよ。その時に声優という職業を知って、それから高校には行かずに声優の専門学校に行きたかったんですけど、「いや、高校は卒業しなさい」って親には言われたので、高校を卒業した後に声優の学校に行きました。
――歌が好きということですが、どういった歌が好きなんですか?
美坂:アイドルの曲が好きなんですが、アイドルは一人で歌っている曲が少ないので、大体聴き専ですね。やっぱりアニソンやJ-POPが好きです、男性の曲も歌いますよ。
十八番はAimerさんです。ほとんどの楽曲のアルバムを持っているのでAimerさんは本当に好きです。タイアップの曲も多いですし。
その中でも好きなのが『機動戦士ガンダムUC』の主題歌の「RE:I AM」ですね。私がAimerさんを好きになったきっかけの曲なんです。この曲はカラオケに行ったら必ず歌います!
あとは坂本真綾さんですね! 坂本さんの曲は高いので「ここ微妙に出ない!」っていうところも楽しくて逆に「もっかい歌おう!」って思えちゃいます。同じ曲を何度も歌っていますね。
――現在出演されている作品はなんでしょうか?
美坂:DMMさんの『かんぱに☆ガールズ』に出演させていただいています。
――確かそのキャラもけもの娘でしたよね?
美坂:そうなんです! なんかけものに好かれていますよね!
――小学生の頃に声優になりたいと思ったというお話ですが、憧れている声優さんはいらっしゃいますか?
美坂:やっぱり声優を目指すきっかけになった、喜多村英梨さんは大好きですし、坂本真綾さんも大好きです。やっぱり歌も歌えてお芝居も凄くてという感じなので大好きです。
固定観念を音響監督の阿部さん達が砕いてくださいました
――『けものフレンズ』はどんなイメージの作品だと思いましたか?
美坂:『けものフレンズ』という作品はオーディションを受ける前から勿論知っていましたし、『ミュージックステーション』に出たコンテンツだ! っていう凄さを感じました。
まさかそんな作品に私が関われるとは思っておらず、オーディションの結果が来た時も「え、私?」って思ってしまいました。受かりたいと思ってはいたのですが、どうビスもPPPも作品の軸になるグループなので、そこに私が入っていくイメージができませんでしたね。
――オーディションを受けるうえでどのようにフェネックを掘り下げていきましたか?
美坂:私の中でフェネックのイメージはクールで冷静沈着なのかなーと思っていたんです。でも、可愛らしくもあざといところがあったり、あまり表情には出しませんが、他のフレンズと同じ無邪気さがあるなと感じました。
「アライさんに付いていくよ! くだらないことでもいいよ、しょうがないなぁ~」みたいな。アニメもめちゃくちゃ見ましたし、歌や、コラボしているアプリもプレイして研究しました。
「いいんだ、私らしくやって!」と思えて泣いちゃいました
――フェネックの落としどころは最終的にどんな感じになりましたか?
美坂:私が勝手に作っていた壁というか「フェネックはこうじゃないといけない!」っていう固定観念を音響監督の阿部さんが「美坂のフェネックになれ」って砕いてくださいました。
キャラクターをあんまり作り過ぎないでいいっていうことをスタッフの皆さんに耳にタコができるくらい教えられました。それでも直らなくて、何時間も時間を割いていただいて、本当にありがたかったです。
阿部さんから「あなたのフェネックがいいと思ったからあなたを選んだんだから真似っこじゃなくていいんだよ」という嬉しいことを言われて私は収録中に感動して泣いてしまったんです。
すごくありがたい現場だなと思いましたね。新人の私にこんなに時間をかけてくださって、一対一でお話をしてくださったんですよ。私が自分を肯定できなかったのに、阿部さんが私を肯定してくれたんです。
「いいんだ、私らしく(フェネックを)やって!」と思えて泣いちゃいましたね。収録中は声変わっちゃうので泣いちゃダメなのはわかっていたんですけど、自然と涙が流れちゃいました。
――けもフレのスタッフって皆さん優しいですよね。大石昌良さんも「ようこそジャパリパークへ」がヒットした後『けもフレ2』でも楽曲を担当されたときに「前作を超えるような楽曲を作らなきゃいけない」とプレッシャーを感じていたそうですが、吉崎観音先生に「ずっとホームランを打たなくてもいいから、2ベースヒットでもいい」と励まされて楽になったと仰っていましたからね。
美坂:カッコいい!