アニメ『三ツ星カラーズ』日岡なつみさん、田丸篤志さん、朝井彩加さんが1年ぶりに上野の夏を盛り上げる! 琴葉のキャラソンを熱唱したミニライブや、斎藤&ののかの誕生日が決まった裏話披露のコーナーも
2019年7月13日(土)、上野水上音楽堂にてTVアニメ『三ツ星カラーズ』のイベント「“もういっかい!”『三ツ星カラーズ』夏フェスin うえの」が開催。ステージには、昨年7月に行われたイベントと同じく、日岡なつみさん(琴葉役)、田丸篤志さん(斎藤役)、朝井彩加さん(ののか役)が登壇しました。
イベントでは、ミニゲームや作品に関する裏話を披露するコーナーが展開。日岡さんがキャラクターソングを披露したミニライブも行われ、大盛況のうちに幕を下ろしました。イベントの模様について、レポートをお届けします!
ミニゲームで、3人が声優魂を見せる
約1年ぶりとなる会場へ向けて日岡さん、田丸さん、朝井さんが「みなさん、おつカラーズ!」と元気いっぱいに登場。続けて、朝井さんが「湿度も温度も吹き飛ばしていきます!」と、序盤から明るく会場を盛り上げていきます。
TVアニメの放送から既に1年数ヶ月経った本作について簡単な振り返りが行われると、昨年のイベントでも好評だったミニゲーム「ハイパー作文チャレンジ」のコーナーがスタート。
3人には「小学生の夏休みの日記」をテーマにした用紙が配られますが、3枚のうち1枚は何も書かれていない白紙となっています。白紙を引き当てた人は、それがオーディエンスに白紙だと分からないように上手く演じなければいけません。ちなみに、誰が白紙を引いたかを当てる判定は、来場者の拍手によって決定します。
トップバッターは、どこか自信が無さげな様子をみせる日岡さん。「上野のお祭り」をテーマに、「え~と……」と途中で何度かつかえながらも、たどたどしい口調で読み上げていきます。い、いきなり怪しい……!
続いての朝井さんのテーマは「セミ捕りの思い出」について。内容は、昆虫採集のために外に出ようとしたら扉の前にセミがいてラッキーだったという、ほのぼのとしたもの。途中でセミの鳴き声を演じてみせたりと、情緒たっぷりにハキハキした口調で朗読します。
田丸さんのテーマは「自由研究」。「人生とは自転車のようなものだ、倒れないようにするには、走り続けなければならない……」など、およそ小学生には似つかわしくない、中二病チックな文章を、観客に語り掛けるような口調で話しました。
3人の朗読が終わり、来場者による判定タイムへ。田丸さんの文章に引っかかりつつも、やはり途中で言い淀んでいた日岡さんに拍手が集中。このまま日岡さんで正解か……と思いきや、なんと白紙を引き当てたのは、朝井さんだったことが判明!
たどたどしく読み上げる演技をしてみせた日岡さんと、素晴らしいアドリブでゲームをクリアした朝井さん、インパクト大の語り口で場をかき乱した田丸さんに、改めて大きな拍手が送られました。
ののか&斎藤の誕生日が決定!
続いては、『三ツ星カラーズ』に関する裏話を披露するコーナーがスタート。まずは主題歌に関する裏話として、別のOP楽曲が候補にあったことが明かされます。河村智之監督からの強いプッシュがあり、今の楽曲に決まったのだとか。
また、田丸さんが演じる斎藤についての裏話も飛び出します。斎藤は原作では第1話のみ帽子をかぶっていましたが、あまりにもモブキャラっぽくなったため、帽子を取るようにしたのだとか。他にも、斎藤は実は喫煙者だったという裏設定が明かされていきました。
裏設定を聞いた田丸さんが「もっと斎藤の日常に密着する回を観たい!」と目を輝かせるも、朝井さんは「絶対に面白くない!(笑)」とバッサリ。「(斎藤は)スーパーの値下げされた食品を悩みながら買ったり、一人部屋で部屋干したりしてそう、観たくない!」と理由を続けると、会場からは笑い声が起こっていました。
イベントの中盤では、斎藤とののかの誕生日を、なんと田丸さんと朝井さんが決めるという原作者・カツヲ先生公認コーナーも! 朝井さんはののかの“のの”を左に90度回転させた、6月6日はどうかと提案。田丸さんは、斎藤を3110と数字に変換して入れ替えた、10月31日を誕生日にしたいと続けます。
「10月31日はハロウィンだから大変なんじゃ……?」と朝井さんがツッコミを入れるも、田丸さんは「これからはハロウィンじゃなく斎藤を祝う日にするんだ!」と譲りません。ふたりの主張が認められ、以降、ののかの誕生日は6月6日に、斎藤の誕生は10月31日に公式に決定しました。
日岡さんによるミニライブも! ファンもスタンディングオベーションで応援!
イベントの後半は、日岡さんによるミニライブのコーナーがスタート。琴葉の「あなたを踏みます」Tシャツに衣装チェンジした日岡さんを、ファンはスタンディングオベーションで迎えます。
1曲目は、琴葉のキャラクターソング「1st Stage クリヤー☆」。楽しく、みんなで盛り上がれる楽曲で、会場の温度感を一気に高めていきます。
続いて、同じく琴葉のキャラクターソング「セカイセイフクのススメ」が披露されると、会場はさらにヒートアップ! 琴葉のイメージカラーである青のペンライトが会場いっぱいに振られ、高揚感を高めていました。
ライブコーナーが終わり、イベントはいよいよ終了の時間へ。朝井さんと田丸さんは去年のイベントとアニメを振り返りつつ、ファンの声援に感謝の言葉を述べます。
日岡さんは『三ツ星カラーズ』の舞台である上野に帰ってこれたことの喜びを語り「これからも応援をよろしくお願いします!」とファンに呼びかけました。
最後に「おつカラーズ!」を全員でコール。温かい拍手に包まれつつ、イベントは幕を閉じました。
[取材・文/島中一郎 写真/鳥谷部宏平]