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『ソウナンですか?』M・A・O×和氣あず未│OP声優インタビュー

夏アニメ『ソウナンですか?』OPテーマ『ココハドコ』M・A・Oさん×和氣あず未さんインタビュー│あほむしが歌うからこそ説得力を増す、楽曲に込められた人生の教訓

遭難した4人が歌っているからこそ、日々の生活で前向きになれる楽曲に

――9月4日(水)にOPテーマ『ココハドコ』がリリースされますが、完成した楽曲は聴きましたか?

M・A・O:明るくて元気で可愛いらしいなという印象と、「ほまれちゃんの部分は大丈夫だったのかな……?」というドキドキもありつつ(笑)、とても爽やかな楽曲になったと思います。

デモのときから<WO-O-Oh WO-O-Oh WO-O-Oh…>と4人で歌う部分が大好きだったので、みなさんの声が揃った完成版を聴いたときに、綺麗な海のイメージが広がりました!

和氣:やっぱり4人の声が揃った曲を聴くと、本当に元気が出ますよね! 声もテンション感もそれぞれ異なりますが聴くとまとまりがあって、まさに応援歌のような、キャラクターらしい前向きな曲になっているように感じました。

 

――収録はいかがでしたか?

M・A・O:ほまれちゃんとして歌うにあたって、曲のテンション感にキャラクターとしてどう合わせるかという部分に難しさを感じていましたが、みなさんが明るく歌ってくださることもあってその不安は解消されました。

私の前に収録していた、明日香役の河野(ひより)さんが明るく元気に歌ってくださったこともあり、スタッフの方にも「いつものほまれで大丈夫」とディレクションしていただきながら、引っ張っていただきました。

また、サビは“みんなで明るく頑張ろう”という想いを込めて歌うので、ほまれちゃんの振れ幅の中でも明るく楽しく、力強さも意識しつつ、聴いた方が爽やかな気持ちになるようにイメージして収録させていただきました。

和氣:私は河野さんとM・A・Oさんの後だったので、おふたりの歌を聴いてからレコーディングに臨みました。おふたりの歌声が本当に素敵だったので、私も同じようにお嬢様らしさを意識して頑張ろうと思いましたが、もっと元気がほしいとディレクションをいただいて。

ただ、そこから元気にすると、聴いたときにギャルっぽくなってしまって……私の中ではお嬢様との中間が難しく、元気とお嬢様のバランスが10:0だったり、5:5になっちゃうんですよね。でも、何度も録り直していただいた末に、やっと7:3の割合で歌うことができました。

――その割合にするためのミソのようなものはあるんですか?

和氣:もうイメージするしかないと思っていて、ディレクターさんにも「無人島ではっちゃけて歌っているようなイメージで」とアドバイスをいただきました。

レコーディングは密閉された空間で歌うことになるので、想像力を働かせて気持ちや声のトーンを上げようと思い、「私は今、無人島にいるんだ……!」という想像力を働かせながら歌うようにしました(笑)。

――ここは隔離された録音ブースではない、と(笑)。

和氣:「開放的な無人島で他の3人と一緒に歌っているんだ!」と思いながら(笑)。ひとりで歌っていることを考えるとテンションが変わってしまうので、4人で楽しそうに歌っている光景をイメージしながらレコーディングしました。

――ちなみに、全員で歌うサビやペア・ソロなど、歌詞割がありますが、各パートにおいて歌う上でのポイントはあるのでしょうか。

M・A・O:サビは、ほまれちゃんらしい明るさを意識して歌わせていただきました。「明るくしすぎるとみんなを支えている感がなくなってしまうので、カッコ良さや力強さもありつつ」というディレクションをいただいたので、その点を意識してレコーディングさせていただきました。

また、Aメロ・Bメロに関しては、いつものほまれちゃんのトーンをイメージしつつ、決して暗くはならないように歌わせていただきました。

――たしかに楽曲においても、ほまれは3人を支えるポジションのような気がします。

M・A・O:……支えられていたらいいなと思います(小声)。

――(笑)。和氣さんはいかがでしょうか。

和氣:最初、歌詞割を見たときに「明日香とほまれなんだ!」と少し驚きがありましたが、ほまれさんがメインで明日香が盛り上げ隊なら、とてもバランスが良いなと思って。

一方の睦と紫音がペアになって歌うパートは、きっと紫音がテンションの高いポジションに入らないとダメだと思ったので、ほまれさんと明日香のテンションに負け過ぎないようなテンション感で歌いました。

特にサビは一番盛り上がらないといけない部分だと思うので、AメロBメロよりかなり弾けました! 紫音のお嬢様感のギリギリのラインを探りましたね。

――歌詞も本作のOPならではの内容になっていますが、お気に入りのフレーズをお聞かせください。

M・A・O:私は、1番の終わりや2番の終わりなどの<基本笑って 今日もGood day!>や<非日常も 結果いいね!>など、すべての歌い終わりが前向きで素敵だと思いました。「色々あるけど今日も一日良かったね」と、4人が明るく笑いながら浜辺で寝ころんでいる姿が浮かぶので、それぞれの最後のフレーズがお気に入りです。

――ほまれのソロパートで言えば、1Aの<誰も自分の居場所 分かんなくなったりして>は、話が進んでから改めて聴くと印象が変わるような気がしていて。

M・A・O:そうですね。学校ではあまり人付き合いがなくひとりだったということから、そういった想いも込められているのかもしれません。

和氣:私もM・A・Oさんと同じでサビの最後が大好きなんです! <何もない…けど 基本笑って 今日もGood day!>って本当に良いことだと思います。無人島には何もありませんが、笑う門には福来たると言いますし、とにかく笑うことが大事だなと思っていて。

<ちょっとくらいの不安 そんなの 無視すれば>とか、まさにその通りで、メンタルがダメだと身体もダメになると考えているので、笑って晴れ晴れすることが本当に大事だと思います。無人島だけでなく日々の生活でも感じられるフレーズだと思いました。

――では、CDのリリースや今後の展開を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。

M・A・O:今後、ほまれちゃんと紫音さんのやり取りにおいて、大きな波が訪れて、その場面は終盤の見どころになるかと思います。

また、睦さんと明日香さんにも、これまで築き上げてきた絆が表れるような瞬間があり、とても素敵なシーンになっています。それぞれの波乱を含めて、様々な経験によって生まれた想いの頂がやってくるので、ぜひ最後までお楽しみください。

そして『ココハドコ』は、本編を観ていただくと、より歌詞を深く味わっていただけると思いますので、楽曲を聴いて爽やかに元気になっていただければ幸いです!

和氣:回を追うごとに成長して、みんなの役に立ちたいと頑張る紫音ですが、終盤にかけて起こすであろう行動によって大きな山場が生まれます。紫音にどんな展開が待ち受けているのか、ぜひ楽しみにしていてください!

また、『ソウナンですか?』や『ココハドコ』は、前向きになれる作品・楽曲になっています。もし、自分の進む道に迷ったり悩んだりしたら、アニメや楽曲をたくさん観て・聴いて元気になっていただけたら嬉しく思います!

――ありがとうございました。

[取材・文/鳥谷部宏平]

商品情報

TVアニメ『ソウナンですか?』OPテーマ「ココハドコ」/歌:あほむし
発売日:2019年9月4日(水)
価格:1,296円(税込)

≪収録内容≫
01.ココハドコ
02.かんたん!はじめてのソウナンマニュアル
03.ココハドコ instrumental
04.かんたん!はじめてのソウナンマニュアル instrumental

≪アーティスト≫
[あほむし]
鬼島ほまれ:CV.M・A・O
鈴森明日香:CV.河野ひより
天谷睦:CV.安野希世乃
九条紫音:CV.和氣あず未

作品情報

今日から青春、無人島っ……。あたしたち、けっこう元気です! 修学旅行の途中、飛行機が墜落――。気が付くとそこは無人島だった!

【放送情報】
TOKYO MX:2019年7月2日(火)より毎週火曜23:15~
MBS:2019年7月2日(火)より毎週火曜27:15~
BS日テレ:2019年7月2日(火)より毎週火曜24:15~

【キャスト】
鬼島ほまれ:M・A・O
鈴森明日香:河野ひより
天谷睦:安野希世乃
九条紫音:和氣あず未
鬼島丈一:大塚明夫

【スタッフ】
原作:岡本健太郎、漫画:さがら梨々(講談社 『ヤングマガジン』連載)
監督:長山延好
シリーズ構成・脚本:待田堂子
キャラクターデザイン:西尾淳之介
プロップデザイン:佐藤玲子
コンセプトアート・美術設定:佐久間昇
美術監督:西倉力
色彩設計:小川由美香
撮影監督:伊藤康行
編集:岡祐二
音響監督:菅原輝明
音楽:立山秋航
アニメーション制作:Ezo'la
制作:NAS

公式サイト
公式Twitter

(C)岡本健太郎・さがら梨々・講談社/ソウナンですか?製作委員会
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