声優
『ひもてはうす』声優が6人が勢揃いした抱腹絶倒のイベントレポート

『ひもてはうす』洲崎綾、明坂聡美、三森すずこ、上坂すみれ、西明日香、木野日菜、声優が6人が勢揃いした抱腹絶倒のイベントレポート

イベント終了後キャストインタビュー

昼と夜の部の2回公演を終えた直後、出演者のみなさんにインタビューを行った。

中野サンプラザのステージで長時間戦った戦士たちの生の声をどうぞ! インタビューには石ダテコー太郎監督も同席してくださったので、監督に対する質問も行った。

――イベントを終えた感想をお聞かせください。

西明日香:こんなにカロリーの高いイベントは、なかなかないと思います。

頭と体力を使いましたねぇ。

初めて披露した歌もありましたが、なんでこんなにも体力を持っていかれるのかな? と考えたときに、はじめて披露する歌でも体力を使いましたが、メンバーが濃ゆい人たちなので、みんなの話を聞くだけで笑っちゃって体力を消費するし、自分も一緒に盛り上げようと、自然と楽しみながら頑張っているうちに、すごく体力を消耗したイベントでした。

楽しみながらお仕事ができるなんて、幸せですね~。充実感がいっぱいの一日でした。

私と明ちゃんは、ライブパートで客席に降りました。

会場のみんなと一緒に作り上げたイベントとして、とっても楽しいものになったと思いました。

ありがとうございました。

 

上坂すみれ:『ひもてはうす』はアドリブが名物の作品です。

収録では長時間録音して、その中から編集して放送されていました。

ですが、今日のイベントはたくさんの人が見ている場所で、ノーカットでお送りしました。

冷静に考えたら、なんて危険な遊戯なのかと……いまさらですがゾッとします。

しかも、キャストのみなさんは強キャラばかりです。

どんな環境にも適応できる生き物たちなので、この人たちのボールをすべて拾っていたら私が死んでしまいます。

こんなすばらしい人たちに混ぜてもらえたのは、とても光栄なことでした。

イベントで驚いたのは、中野サンプラザの1階がビッシリ埋まるくらいお客さんがいたことです。

「この作品の視聴者がこんなにいたんだ?」とビックリしました。さらに、クラウドファンディングも好評のようですね。

これほど愛されている作品だったのなら、もっとマジメにやっておけばよかった……と思いました。

石ダテ監督、本当にごめんなさいでした!

 

明坂聡美:一般的なアニメイベントが終わったら「楽しかったです」とか「感動しました」、「たくさんの方に来ていただきました、ありがとうございました」と言うべきですが、いまは頭が真っ白で、なおかつ記憶が改ざんされた状態なので何も言えません……。

普通のアニメはOPもEDもアーティストさんが歌いますし、作中に大喜利パートなんかありません。

ましてやシモネタ発言なんて、放送できるわけがありません。

それなのに『ひもてはうす』は、これらのハードルをオールクリアーしてしまった作品です。

今日のイベントを振り返ると、昼の部は映像化されないのをいいことに、危険は発言ばかりしていたような気がします。

いい例えが浮かばないのですが、なんと言いますか……。

会場のみんなで「地雷原を全裸で走る」ようなイベントだった気がします。

『ひもてはうす』はアニメが好き、声優さんが好き、いろいろな人に応援していただいています。

今日のイベントを見てくださった方々のなかで、地雷原を全裸で走ってみたら、思いのほか気持ちよかったと感じてくださった方がいらっしゃいましたら、今後も応援していただきたいです。

今日のイベントは最初で最後ではなく、「伝説の始まり」として、今後も続いてくれたら嬉しいです。

 

洲崎綾:昼夜2回公演のイベントだと、夜の部のことも考えて、昼の部はちょっと温存することが多いと思います。

でも、今日はみんな昼の部で出し尽くしちゃいました。

「そうしないとみんなに負ける!」と思って……。

ゲームに例えるならば「ダルシム※しか出てこない総当たり戦」みたいな感じ。

正統派キャラがひとりもいないんです。みんな飛び道具みたいな人たちばっかりです。

※ストリートファイターシリーズの登場キャラ

 

イベントの感想は……ですねぇ……。

楽しかったんだけど、めっちゃ疲れた! こんなに全力でやるイベントは、なかなかありません。

明日香も言ってましたけど、お客さんから台本やファンアートを募集した、ファン参加型イベントで、お客さんとの距離が近く感じられて、楽しかったです。

ライブで客席に降りるイベントなんて、なかなかありません。

これが実現できたのは、石ダテ監督作品のファンとの信頼関係があるからこそです。

キャストはみんな、いつも監督のことをないがしろにしていますけど、実はすごい人なんだなぁ~って思っています。

たぶん!(笑) もしも2期ができたら、さらにパワーアップした私たちを見ていただけるんじゃないかと思います。

『ひもてはうす』が続いていけばいいと思います

 

三森すずこ:いまの私の状態は「絞りカス状態」です。

昼の部でだいぶ絞られちゃったけど、夜の部では神経までも搾り取られました。

イベント中はいろいろ考えました。

「生配信を見ている人は大丈夫かな?」とか「ファンの人が幻滅しないかな?」、「事務所に怒られないのはどこまでかな?」、「自分のキャラクター性は合ってるかな?」などなど。

そんなことを考えていたら……つかれ……ました……(笑)。

私たちは「声優」ですが、その枠を飛び越えて活動しているということを後世に伝えていきたいです。

『ひもてはうす』はこじんまり始まったイメージでしたが、気づけば誰もが知る超大手企業が注目してくださって、私たちの仲間になってくれました。ほんとうに心強かったです。

そして、そんなこじんまりとしたアニメが、こんなに大きなイベントを開催できたのは、ファンのみなさんが応援してくださったからです。

『ひもてはうす』が大きなプロジェクトに育ってくれて嬉しいです。

これからも大切にしていきたいと思いました。

 

木野日菜:私が担当した「桃園しばり」は、途中から出てきたキャラクターです。

それまで出演していた「紐手ときよ(CV.水原薫)」の声を出さなければならない役柄でした。

当初、私はこの声を出るのだろうかと悩んでいました。

ですが自宅で何回も「SK-II」を連呼していたら、だんだん声が出せるようになったという、思い出深いキャラクターです。

そんな途中参加の私ですが、まさか今日のイベントに出してもらえるとは思っていませんでした。

しかもライブパートで『一輪』を披露させていただきました。

ステージに立ってみたら、演者さんも客席も、みんなが笑っている素敵な空間が広がっていました。

「ここは『笑点』なんじゃないか?」と錯覚するくらいです。

アットホームな笑いがたくさん起こっていて、とっても居心地がいいなって思いました。

それと同時に、イベントではキャストのみなさんから急にいろんなことを言われるので、頭が真っ白になっちゃいました(笑)。

先輩方々が全力なので、もちろん私も全力です! なので、なにをやったか覚えていません。

今日は楽しいイベントを体験させていただきまして、ありがとうございました。

 

――せっかく石ダテ監督がいらっしゃいますので、みなさんから監督に、感謝の気持ちがあればお聞かせください。

 

次ページ: キャスト6名が語る、石ダテ監督への感謝の気持ち
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