『ひもてはうす』洲崎綾、明坂聡美、三森すずこ、上坂すみれ、西明日香、木野日菜、声優が6人が勢揃いした抱腹絶倒のイベントレポート
豪華声優陣がアドリブでキャラクターを演じることが話題となった3DCGアニメ『ひもてはうす』。
本作のメインキャラクター6人の声優が、初めて総出演したイベント「みんなで盛り上がりたいの―」が、6月2日に中野サンプラザで開催された。
本稿では昼の部と夜の部の2回公演だったイベントの、夜の部をレポートする。
また、最後にキャストインタビューも行った。
目次
- 石ダテ監督作品に欠かせないふたりがオープニングアクト
- 実は名曲揃いの『ひもてはうす』ライブコーナー
- 『ひもてはうす』らしからぬカップリング曲のコーナー
- ファン参加型企画、生アフレコのコーナー
- 『ひもてはうす』の真骨頂! ステージ上でアドリブ劇を再現
- まるで魂の抜け殻!? やりきった6人が場内のファンに感謝の言葉
- イベント終了後キャストインタビュー
- 作品情報
石ダテ監督作品に欠かせないふたりがオープニングアクト
イベント開演前、石ダテ監督作品に欠かせないミュージシャンの井上純一さんとHajimeさんが「ひもてはうす音楽班一同」としてステージに登場し、ウェルカムアクトとしてライブを行った。
「前説」と呼ばれるミニトークショーが行われるイベントはよくあるが、開演前にライブを披露してくれるイベントは珍しい。
当然、客席は開演前から大盛り上がりだった。
そしてふたりのウェルカムアクトが終了すると、『ひもてはうす』でさまざまなモブキャラクターを演じた田丸篤志さんによる影ナレで、本日の諸注意が促された。
田丸さんはいくつものキャラクターを演じ分け、会場の笑いを誘っていた。
まだイベントの本編が始まっていないのに、あちこちで爆笑が起こっている不思議な空間だった。
実は名曲揃いの『ひもてはうす』ライブコーナー
定刻通りイベントが始まると、キャラクター紹介VTRに合わせて出演者がステージに姿を現した。
十分すぎるほど温まった場内は、色とりどりのペンライトが点灯している。
そして洲崎綾さん、明坂聡美さん、三森すずこさん、上坂すみれさん、西明日香さん、木野日菜さんの6人が勢揃いすると、井上純一さんが作詞作曲をした『ひもてはうす』のオープニングテーマ「モテたいのー」を披露。
しかも、編曲担当のHajimeさんによる生演奏つきだ。
6人のコーラスは実に美しく、なにも知らないで見たら『ひもてはうす』のライブパートとは思えないほど。
若干のアドリブはありつつも、曲の後半までは抜群の歌唱力で観客を魅了していた。
曲が終わりに近づくと、キャストたちは徐々にアドリブを入れながら『ひもてはうす』らしいパフォーマンスに軌道修正。
そして洲崎さんが「モテたいの!」とシャウトすると、いままで穏やかだった場内の空気が一変し、爆笑ライブのような雰囲気になってしまった。
後のトークで明らかになったが、本人曰く「モテたい気持ちが出てしまった」そうだ。
オープニングテーマ曲の披露を終えた6人は、ステージに一列になって挨拶。
洲崎さんは「夜の部はニコ生配信されているので発言に注意したい」、上坂さんは「モテたいと思った時点で覚悟が必要」、西さんは「開演前にレッドブルを飲んできた」と、アニメイベントとは思えない選手宣誓を行った。
『ひもてはうす』らしからぬカップリング曲のコーナー
ここからはキャラクター2人ずつが組んで歌った、カップリング曲を歌うライブパート。
一輪(新井みなも(CV:上坂すみれ)&桃園しばり(CV:木野日菜))
トップバッターは「新井みなも(上坂すみれさん)」と「桃園しばり(木野日菜さん)」だ。曲名は「一輪」。
タイトル通り一輪のバラを持った上坂さんと木野さんが登場すると、場内は青と紫のペンライトでいっぱいになった。
アーティストとしても活躍している上坂さんは、抜群の歌唱力で観客を魅了。
一方、新人の木野さんも負けていない。
上坂さんのパートナー役として、堂々したパフォーマンスでステージを盛り上げた。
8cmの想い(本郷たえ(CV:洲崎綾さん)&紐手きなみ(CV:三森すずこさん))
2曲目は「本郷たえ(洲崎綾さん)」と「紐手きなみ(三森すずこさん)」で、曲名は「8cmの想い」。
ポップでかわいい曲に合わせ、洲崎さんと三森さんはステージをいっぱいに使ったパフォーマンス。
軽快なステップで前後左右に動く様は、アニメで見たあのキャラクターらしくかわいい。
女子力を高めるために背伸びをしているような振り付けは、ただただカワイイに尽きる。
なまえ(紐手こころ(CV:明坂聡美さん)&えにし(CV:西明日香さん))
キャラクターカップリングソングパートのラストを飾ったのは、「紐手こころ(明坂聡美さん)」と「えにし(西明日香さん)」。曲は「なまえ」だ。
いままでの2曲と同様に、曲名が場内のスクリーンに映し出されたのだが、そこには「※この曲は着席にてお楽しみください」という文字が。
場内に不穏な空気が流れる。
会場がザワつくなか、イントロが流れるもふたりの姿はステージ上にいない。
すると場内に2本のスポットライトが落ちた。
なんと明坂さんと西さんは会場後方の出入り口から登場し、場内の通路を練り歩きながら歌唱。
この「なまえ」という曲は、飼い主と飼い猫の絆を描いた名曲バラードなのだが、明坂さんと西さんの自由すぎるパフォーマンスのせいで場内は爆笑の渦。
ちなみに、観客にどのように見えていたかわからないが、この演出は歌謡曲の「ディナーショー」をイメージしたものらしい。