【秋アニメ特集】TVアニメ『アズールレーン』エンタープライズ役・石川由依さん&赤城役・中原麻衣さんインタビュー|戦闘の要となる2隻もアニメでは意外な一面も?
いよいよ10月3日からの放送が開始するTVアニメ『アズールレーン』。本作は登録者数600万を突破した大人気スマホゲームのアニメ化で、この秋最も注目のアニメのひとつとなっています。
突如現れた異形の勢力"セイレーン"に対抗するため一度は結束した人類は、しかしその戦いの終結と共に理念の違いから2つの陣営へと分裂しました。
ひとつは人類のみの力でセイレーンに対抗する「アズールレーン」。もうひとつはセイレーンを倒すためならばその技術すらも取り込んだ「レッドアクシズ」。
本作では両陣営の戦いが描かれていきますが、それぞれの陣営でトップクラスの実力を持ち、激しい戦闘を繰り広げるエンタープライズ役の石川由依さんと、赤城を演じる中原麻衣さんにインタビューする機会を得ました。
それぞれが演じたキャラクターやアニメの見どころ、ライバルではあるものの、お互いのキャラクターの印象など、赤裸々に語っていただきました。
エンタープライズは演じている石川さんから見てもやはり"最強"?
──まずは演じたキャラクターの自己紹介をお願いします。
エンタープライズ役・石川由依さん(以下、石川):私が演じるエンタープライズは、ユニオン最強の空母です。誰からも認められるような実力者で、とにかく強いという印象があります。
赤城役・中原麻衣さん(以下、中原):赤城は、重桜の子で、妹である加賀を溺愛していて、事あるごとに「加賀、加賀」と言ってるイメージが強いですね。
他の船の子たちに対しては、ずっと好戦的というか。アフレコしている段階では彼女の狙いというか、なぜそうしているのかが私にもわからないんですが、ちょっと含みを持った立ち位置のキャラクターになっていると思います。
──赤城はゲームでは指揮官に対してすごく愛をぶつけるキャラクターですが、アニメではどうなっているのでしょうか?
中原:そうなんですよ! 指揮官がいらっしゃらないので、指揮官に対する愛情みたいなのが、加賀に向いているのかなって。ただあそこまでヤンデレ的ではないですが。
──エンタープライズはシリーズ構成の鋼屋さんが公式インタビューで「強すぎて、出てくると最後の切り札みたいになってしまう」とおっしゃっていましたが、演じていてそういった強さを感じる場面はありましたか?
石川:第1話から戦闘シーンもあるんですけど、そこで登場して、「あいつが来れば大丈夫だ」という感じで、みんなから信頼されている雰囲気があります。敵からすると恐怖を煽るようなキャラクターなのだと思います。
でもその強さがあるゆえに突っ走ってしまったり、自分をかえりみずに戦う姿を見せるのですが、アニメでは、周りの人が心配そうに気遣う姿も描かれています。
あと気になるのが、アニメでは友達って呼べる友達がいるのかな……(笑)。
──(笑)。アフレコの感想はいかがでしょうか?
石川:やっぱりキャラクターが多いなと感じますね。
中原:(笑)。
石川:その分出演者も多いです。わちゃわちゃしているシーンでは、マイク前が大変な状況になりますね。何役もやられている方もいらっしゃって、その演じ分けがすごいなぁと思います。
中原:すごく広いスタジオで収録させていただいているので、わちゃわちゃしている演技の際にマイクとマイクの間隔がとても広いので、今私はどこに入れるかな……と常に考えています。
──初期艦3人組を演じる大地さん、長縄さん、山根さんにインタビューした際は、普段演じているキャラクターとは違うイメージの役を演じる人が多くて、意外性があったという話をされていましたが、お二人から見てもそう感じますか?
中原:橋本ちなみちゃんとご一緒する時は、いつもかわいらしい、小さい子の役が多いので、今回はキリっとした王子様のようなキャラクター(プリンス・オブ・ウェールズ)を演じているのを見て、「ちなみちゃんはこういう役をやるんだね」という話をしたら「ほとんどやったことがないので、毎回がんばりってます」と話していて。
若い時に自分が得意とする分野じゃないキャラクターを演じる機会というのは、アニメーションから始まったものですと、オーディションで勝ち取らなければいけなかったりと、なかなかハードルが高いんですが、ゲームだと(このキャラクターでお願いしますと)振られてやらせていただけるので、今回みたいにそのままアニメになった時、いい勉強になるんだろうなぁと思っています。