「スフィア」10周年記念全国ツアー“A10tion!”ファイナル公演レポート|ファンへの感謝と決意「みんなのことが私たちの何よりの誇り」
寿美菜子さん、高垣彩陽さん、戸松遥さん、豊崎愛生さんから成る声優ユニット・スフィア。充電期間を経て開催された待望の10周年記念全国ツアー『LAWSON presents Sphere 10th anniversary Live tour 2019 “A10tion!”』が千葉・幕張メッセでファイナルを迎えました。
ファイナル公演の2日目、10月26日(日)公演の模様をお届けします。
「そんな私たち、スフィアです」
いよいよ、大きくふくらんだ期待を放つ時が訪れた──。満場のファンの前に、回転ステージで現れた純白の衣装に身を包んだ4人。歓喜の声が沸き上がるなか、今年5月に発売された10周年記念アルバム『10s』のリード曲から「Music Power→!!!!」を熱唱します。スフィアとして4人で初めて作詞した曲。4人の想いが、新しい幕開けとして響き渡ります。
「盛り上がっていくぞー!」とライブチューン「Miracle shooter」でファンの心を射抜くと、「My Sweet Words」、クラシカルな「パルタージュ」、優しく穏やかな「SPOTLIGHT」、フラッグ曲「CITRUS*FLAG」と、最新アルバムから“四者四様”の楽曲を連続で奏でます。
特に印象的だったのは、花道の先にあるサブステージ(アリーナ前方)で歌われた、豊崎さんにスポットを当てた「SPOTLIGHT」。<ひとりじゃない ひとりじゃないよ素敵な舞台 作っていこうね>と、客席のひとりひとりと視線を結びながら声を届ける4人の姿にグッときました。
ここで初のMC。挨拶を終え「ついに(ファイナルを)迎えてしまいましたよ!」と豊崎さん。
それを受け「あっという間のツアーで、たくさんの皆さんがスフィアに会いに来てくださり、ありがとうの気持ちでいっぱいです。この気持ちをステージからいっぱいお届けできるようにパフォーマンスしていきますのでよろしくお願いします!」と語尾に力を込めて戸松さん。
寿さんは「“泣いても笑っても”とはよく言いますが、その言葉を胸に留めて今日は歌おうと思っています」とこの日に対する思いを語り、一方高垣さんは「今日はファイナルということで、ここ、千葉がいっちばん熱い! 血走っちゃう、千葉だけに!」と得意のダジャレを交えながら「今日を最高の思い出としてふりかえられるように、皆さんと一緒に素晴らしい時間を作っていければと思います」と宣言します。
最後はもちろん「そんな私たち、スフィアです」という決め台詞でまとめ、客席から歓声が上がりました。このときの女性からの「キャー!」の声に「イケメンになったみたい!」「新鮮!」とはしゃぐ4人(笑)。
和気あいあいとしたMCを終え「私たちのハーモニーを聴いてください」とはじまったのは、「When You Feel Love?」。アコースティックの牧歌的な音色に合わせて、客席からハンズクラップが沸き起こります。
さらに、衣装を変えてソロ曲=「Bubblicious」(寿さん)、「Resolution」(戸松さん)とエモーショナルな2曲で駆け抜けました。