冬アニメ『空挺ドラゴンズ』前野智昭さんインタビュー|ファンタジーとグルメ要素が合体しているような世界観が新鮮!
桑原太矩さんによる『空挺ドラゴンズ』がついにTVアニメ化。龍と呼ばれる空に生きる生物を、捕龍船“クィン・ザザ号”に乗って狩りをしながら旅をするというファンタジー作品だ。
しかもその龍を狩るだけではなく調理して食べるというグルメ要素もあるところが面白い。
そしてこの世界観を描くのに、おそらく最も適しているのではないかというポリゴン・ピクチュアズがアニメーション制作をしているのだから期待するしかない!
今回は主人公のミカを演じる前野智昭さんに、作品の魅力を語ってもらった。
捕って食おうっていう発想はなかった
ーー原作の世界観を見ただけで心が踊るようなものだったのですが、読んでみていかがでしたか?
前野:ファンタジーとグルメ要素が合体しているような世界観が新鮮でした。今まで龍を扱った作品はいろいろ見てきましたけど、それを捕って食おうっていう発想はなかったので、新しいなって思いながら読んでいました。
登場人物もそれぞれ深いバックボーンがあったりして、すごくストーリーにも引き込まれます。僕が演じたミカも、普段は頼りないところもあるんですけど、いざというときの行動力や信念が感じられたので、惹かれるものがありましたね。
ーー龍に飛行艇に、男性は特にかもしれませんが、そういうところに惹かれますよね。
前野:空の話ですしね。あの雲の中に何かがあるんじゃないかみたいなファンタジー要素って、僕ら世代の人間だと特に好きな人が多いですよね。
あと、調理をするシーンも多いんですけど、原作だとレシピを書いて下さっているんですよ。僕も料理が好きでやったりするので、そこが新鮮だし好きですね。
ーー何の肉で試せばいいんですかね?
前野:そこですよね(笑)。ただ、そこは牛肉や豚肉で代用しても美味しくできるレシピだと思います。
原作の桑原先生は料理にも造詣が深い方だと聞いているので、本当にいろいろな側面から楽しめるんです。
ーー龍があのデザインで良かったです。
前野:確かに龍って聞くと、どうしてもドラゴン系の形状が思い浮かびがちですしね。『空挺ドラゴンズ』では、一匹一匹形態も特徴も違うから、これだったら解体して食べても抵抗が少ないような気がします。
『ドラゴンボール』の神龍(シェンロン)みたいな感じだったら罰当たりな! って思うと思うけど(笑)、この世界観の龍であれば、食料としてワンチャンあるなと思いました。