『アズールレーン』ガチプレイヤー“オフニャ見せてくるおじさん”こと立花慎之介さん流レイドの極意、教えます──超多忙な人気声優が虜にされたゲーム&アニメの魅力とは?
最終話の放送を3月に控え、現在TOKYO MXほかにて再放送が展開されているのアニメ『アズールレーン』(以下、アズレン)。その原作ゲームのガチプレイヤーであり、ゲームに出演していないにも関わらず、公式生放送に出演して作品への愛を語ったり、アニメの先行上映会でMCを務めるなど、ファンからも一目置かれているのが、声優の立花慎之介さんです。
そんな立花さんが、まさかのインタビューにも登場していただけることに……!『アズレン』の楽しさや魅力、いかにしてハマったのか、そしてアニメについても、がっつりお話を伺いました。
昨年開催されたゲーム内イベントではなんとサーバー2位まで登りつめたという立花さん。多忙な声優業の合間を縫って、まさにガチプレイをしている様子をぜひご覧ください!
あれは油断させるのがポイントなんですよ(笑)
――まずはじめに、立花さんが『アズレン』を始めたきっかけ、知ったきっかけを教えて下さい。
立花慎之介さん(以下、立花):知ったきっかけは、Twitterかネットの情報だったと思いますね。
中国のアプリで軍艦が擬人化してるのが流行っているというのを、何かの記事で読んで「あ、そんなのあるんだ」と。
遊び始めたのは、『アズレン』が配信され始めて1か月くらい経った時だったと思うんですけど。
元々、子供の頃から軍艦とかが大好きで、ゲームも好きだったのでやってみようかなと思ったのが最初だったと思います。
――最初にプレイした時の感触はいかがでしたか?
立花:まず、絵柄が日本人が好きな感じというか、僕も好きな感じの絵柄だったんです。そこにまず惹かれましたね。
ゲーム自体もガチャが思いのほか優しいのと、でもちゃんと周回しないとドロップしないキャラクターもいて、その辺のバランスがゲームとしてすごく良く出来ているなと思ったのが最初でした。
基本的にはさくさく進めるんですけど、やり込み要素も結構あって、いつの間にか毎日やっていましたね。
――1日どれくらいプレイされているんですか?
立花:イベントによって遊ぶ頻度が違いますね。だらだらやるのは好きではないので、ゲットできる報酬一覧を見て、必要なポイント数まで一気にプレイして、一息つくような流れで仕事の合間にやっています。
僕は、ゲームをするために電車で現場に行っているので(笑)。
――えっ(笑)。タクシーとかは使わないんですね。
立花:ダメなんですよ、僕。車酔いがあって長距離が根本的にダメなんです。短い距離でもスマホの小さい画面を見てると一瞬にして酔うんです。
なので、タクシーでゲームができないからタクシーは使わなくて。免許は持ってますけど、自分で運転しちゃうとゲームはできないので……。
そうすると電車なんです。電車の移動時間は僕の貴重なゲーム時間ですよ(笑)。
『アズレン』って一回一回のプレイが短くできるので、そういうちょっとした隙間でやれるところが良いなと思っています。
年1回くらい開催されるレイド(他プレイヤーとの共闘イベント)は、ひたすらポイントを稼ぐ人が最終的に上位ランキングに入るので、ちゃんと燃料(クエストに出撃するのに必要なポイント)を計算しつつ、どの段階で上の人を捲る(ポイントを追い越す)ことが出来るかを計算をして、1日中やっています。
前にあったレイドはサーバー2位を取ったので、そういう意味ではひたすらやってました。
――それはすごい! 僕のサーバーは最初に表示されていた3人がずっと固定されたまま、変わることがなくイベントが終わりました(笑)。
立花:本当ですか! あれは油断させるのがポイントなんですよ(笑)。
――油断させる(笑)。ポイントを稼げる量に限界があるので、みんなどうやって上に行ってるのか疑問に思っていました。
立花:燃料を買ったとしても限界があるんですよ。僕が計算したところ「低燃費(※1)の艦隊のときで1時間あたり何ポイント取れるのか」と「全力の艦隊を出すタイミング」が大事かなと。
低燃費だと1試合に時間がかかってしまうので、序盤で周回するときに使う。
終盤で上位の人を捲くるときは全力の艦隊を出して、燃料はかかるけど1試合あたりの時間を短くすることで、短期決戦に持ち込むんです。
これで僕は5位から2位まで上がったんですよ。
※1:低燃費
艦のレアリティ、レベル、種類によって出撃させるための消費燃料の量が違うため、イベントなどでは燃料がそれほどかからない艦を編成して周回させるのが必要になる。しかし燃料が多く必要な、いわゆる燃費が悪い艦のほうが強い傾向があるため、艦隊の編成によってプレイヤースキルが試される。