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学芸大青春『漂流兄弟』配信記念インタビュー|ドラマをみんなでコメンタリー!

3Dショートドラマ『漂流兄弟』配信を記念して、「学芸大青春」を取材したら自己紹介とコメンタリーで1万5千文字オーバーになった件

『漂流兄弟』コメンタリー

――5人ともありがとうございます! 続いてはコメンタリーをやっていきたいと思います! メンバーの皆さんで今回配信された『漂流兄弟』第一話を観ながら「ここは語りたい!」と思うところでストップをかけてください。では、いきますね?

※映像スタート。ぜひ、メンバーとご一緒に『漂流兄弟』の第一話をご視聴ください。再生開始時間と終了時間を指定しているため、そのまま読み進めて次の動画を御覧ください。

仲川:綺麗な声だね。

星野:ありがと!

内田:ちょっと待てえええ~い!

星野:早い早い!(笑)

内田:この冒頭、一発目の「ブッとばすぞお前ら!」。僕が言わせてもらってるこの台詞……いっっっちばん苦労しました!

星野:あ~、確かに!

内田:俺たちが俳優として初めて演技に挑戦した作品の最初の台詞。まあ~苦労しました!

南:しかも将綺って、普段絶対怒らないじゃん。だからこそ怒った感じを出すのが大変だったんだろうね。

内田:そう! 「怒りながらも、その気持ちを弟たちに伝える」っていうのが難しかったですね。あとは、声の音が一緒になったり、ちょっと棒読みになっちゃったりとか。「思わず出ちゃった感情」っていうのを表現するのに一番苦労しました!

――開始から見逃せないということですね?

内田:そう! ここからもう作品にくぎ付けになってほしい!

南:一瞬だからね。

星野:でも、本当に将綺の気持ちが詰まってる台詞だもんね。

内田:第一話NO.1見どころです! 俺の!

一同:(笑)。

――では続いて行ってみましょう。

星野:ちょっと待ってええい! 待てい待てい! ここのヨウとユウのケンカシーンについて一言申したい!

相沢:なんだなんだ、まだ納得いってないのか?

星野:違う違う!

南:ここで始めないでね、ケンカ(笑)。

星野:『漂流兄弟』では、ユウとケンカするシーンがめちゃくちゃ多いんですよ。

相沢:そうだね。

星野:話数が進むと、どんどんケンカの回数も増えるし、ケンカの理由も変わっていくんです。「こんなことで!?」みたいな理由もいっぱいあるし。

内田:ちょっとくだらないんだよな(笑)。

星野:でも、それが可愛かったり、面白おかしかったりするので見どころかなって思います。

南:確かに! 毎話毎話、だいたいオープニングのほうケンカしてるもんね(笑)。どんなケンカなのか注目してほしいよね。

星野:そう! 普段あんまりケンカしないから難しかったよね?

相沢:……まあ。

内田:そうでもなさそう!(笑)

星野:いやいや!(笑) こんな言い合いしないじゃん!(笑)

南:そうだね。

星野:さっきの将綺の話にもあったけど、現実には起こってない出来事をイメージして演技するのは本当に難しかったし、なによりユウの側の感情とも合ってないといけない訳じゃん?

内田:そう! マッチしないとな。

星野:だからすごく苦労しました。

相沢:なるほどね。このシーンってわけじゃないけど、ひとついい?

ユウって女性に優しくてクールってキャラじゃん。だから、ヨウとのケンカシーンはどこまで感情を出していいのか、っていうのが難しかった。怒るっていってもどのくらいなのかもそうだし、女性に対してだったらきっとそんなことじゃ絶対怒らないじゃん。

そういうのもあって、どこまで自分の感情表現、喜怒哀楽を出していいのかは第一話では特に苦労したし、けっこう試行錯誤もしたので、そんなことも感じながら観てもらえればなと。……ちなみに俺はチョコモナカ大好きです(笑)。

一同:(笑)。

――チョコモナカ美味しいですよね(笑)。それでは再開します。

星野:ちょっと待てえい!

内田:来た!

相沢:声がデカい(笑)。

星野:この作品ってホームコメディじゃん? だから最初はワチャワチャした、楽しいシーンばっかりなのかなって思ってたけど、意外と今みたいなシリアスなターンもあって。そういう演技するの難しくない?

内田:確かにちょっと怖い。緊張する。

星野:そう! 演技力が試されるしさ。

南:みんなの空気感も同じじゃないといけないしね。

星野:ダメなんだけど、ここのシーンも稽古中とか笑いそうになっちゃって(笑)。

内田:真剣さが逆にな(笑)。

星野:家でも5人で練習したじゃん。みんなでイメージして。そうやって、一緒に暮らしてきたからこそ、日々の積み重ねがあったからこそこの第一話はできたのかなって、特に思うシーンでした!

南:確かに。一緒に住んでるからこそ、稽古の後とかも家で練習できるのが良かったね。

――ご自宅で練習できるところも「学芸大青春」の強みですね。

仲川:ストップ。

星野:おっ、蓮からストップ!

仲川:ここの「世界でたった四人の兄弟がバラバラに~」(天使)「バラバラ上等!」(悪魔)が、僕の台詞では今のところ一番難しかったです。

内田:おお~。と、言いますと?

仲川:そもそも、この天使と悪魔の声はどっちも普段使わない声なのと、急に切り替わるっていうのが難しかった。

南:間髪入れずにね。

仲川:天使の高い声から、いきなり悪魔の低い声に変わるので。

内田:一人三役やってるようなもんだもんな。

星野:そうだよね。すごいよ。

仲川:この悪魔の声を完成させるまでに、いろいろなパターンを試したんです。例えば、今とは逆に、天使が低くて、悪魔が高い声とか。

南:あとスピードだよね。

仲川:そう。スピードの緩急で違いをつけてみたりとか。いろいろ試行錯誤をした末にこの天使と悪魔が出来上がりました。

内田:いろんなアニメのキャラとかも参考にしてな!

南:そうそう。家でも、パペットを自分の手にはめて部屋で練習してたもんね。俺、部屋隣だからたまに聞こえてきてさ。

星野:普段は物静かな蓮が葛藤してる時あったじゃん。なかなか上手くいかなくて、みたいなさ。それが、心苦しかったというか。

南:助けてあげたいみたいなね。

星野:そう。でも助けてあげたいんだけど分かんないから(笑)! こんな難しいこと(俺には)できない! ってなって。見守ることしかできなかったんだけど、改めて見ると本当にすごいなって。

内田:すごいぞ!

仲川:ありがとう。頑張りました。

内田:スト――っプうううう! (「どこへでも行け!」の台詞に対して)本当はどこへも行ってほしくない!!

一同:(笑)。

内田:ホントに「どこにも行かないで!」って感じでした。でも言えないんですよ、口にできないんですよ! 言えばいいのに。それが辛かったです。

南:不器用なお兄ちゃんだからね。

内田:そう! 表現が下手というかな。なんか言おうとしても怒っちゃったり。

南:逆のこと言っちゃったりね。お話を観ていけばいくほど、マサは本当はこう言いたいんだろうけど……! 歯がゆい! みたいなのが分かるようになってくる。

内田:そう! 俺が視聴者だったら「いやいやいや! 言えよ!」ってなるんですよね。「伝えろよ!」って。でも、言えないのがマサなんですよね。そういったマサの葛藤も今後たくさん出てくるので観ていただきたいです。

南:ストップ! 今の家族のシーンで一瞬「お父さん」が出てくるじゃないですか。「写真撮るぞ」ってところで。

ここまで見ていてなんとなく分かると思うんですけど、僕は第一話では最後の最後まで出てこないんですよ。なので、(稽古中は)みんながやってるのを体育座りして見てたんですけど(笑)。練習で、ここは誰か代役をしなきゃいけないじゃないですか。なので「やります!」って言って、稽古したのが思い出です。

相沢:今やってみてよ。

南:え!? ヤダヤダヤダ!(笑) 映像再開で!

相沢:すいません、ストップ。このシーンで俺とヨウとマサ、レンの4人が子どもの頃の演技をするんですけど、難しかったです。

俺の元々の声のトーンが低めだと思うし。でも、子どもの頃をやるなら高くしなきゃいけない。それをどうやったらいいか最初わかんなくて結構苦戦して。この後泣きのシーンもあるんですけど、そこも感情込めつつ、でも年齢は自分より下に、っていうのが苦労しましたね。

内田:子どもの時の演技は、マサが弟たちを抱きとめるっていうシーンなんですけど。え~~、苦労しましたね!

一同:(笑)。

内田:冒頭の「ブっ飛ばすぞお前ら」の次くらいに苦労しました!

南:語尾の「な」だよね。

内田:そう。まず、声を変えるっていうのが不思議でならなかったです。今は仲が悪くて、でも当時は仲が良い。しかも子どもの声で。ってなって「え!?」って感じでした。

で、「ずーっとみんな一緒だから。な?」っていう台詞なんですけど、最後の「な?」っていう一言だけで、数百パターンやりましたね!

星野:そう! めちゃくちゃ何回もやってたよね(笑)。

南:上手くはまんなくて。迷ってたよね。

内田:そう! 最初は気持ち、感情を作って、いろいろ試してたんですけど、「たどり着けない」ってなって。そんなことどうでもよしに、とりあえず思いつくものすべてやりました。

相沢:とりあえず今、ひとつやってみてよ。

内田:おえっ!? じゃあそうだな、例えば、超高くなっちゃったバージョン! 「な↑↑↑↑↑」

一同:(笑)。

星野:やってたやってた! 声色明るくしてみようって言われて、思わず高すぎたバージョンね。

内田:そうそう。おそらく今もその音声どっかに残ってるんですけど、絶対に出会いたくないんですよ(笑)。

相沢:(笑)。でも、俺好きだよアレ。

内田:ホント? このネタはマネージャーが今後一生イジッてくれますね。

南:でも、ホントに時間かかってたよね。

内田:「な?」って普段言わないからどうやればいいんだろう? どう出せばいいんだろう? っていうのが、どんどん自分を混乱させていきましたね。そして出てきた超高音の「な↑↑↑↑↑」がもっと迷わせました(笑)。

――「な↑↑↑↑↑」はメイキングで見てみたいですね(笑)。それでは再開します。

内田:ストップーー!

南:確かに、ここは来るかなって思った。

内田:あの~、すごいですよ今から。初めてがいっぱい飛び出します。ご容赦ください!

まず、初の一人演技。メンバー4人が見てる中で、ひとりソファーに座りながら演技するのが怖くてたまりませんでした(笑)。なんか、俺のミスで4人の待ち時間が長くなっちゃうとか。余計なことまで考えてしまって。

南:(笑)。俺らは気にしないであろうことでも気にしちゃうよね!

内田:そう! たぶん「大丈夫」って言ってくれるんだろうなと思いながらも、「ダメだ、俺はミスれない!」って思ってました。

相沢:おい、ポジティブどうした?

内田:違うんだよ! これは今だから言える。当時は「おう! 大丈夫任せろ! やってやるよ!」って感じでしたが、実はちょっと緊張してました。ここで告白させていただきます(笑)。

一同:(笑)。

内田:あとここは、酔っ払っているシーンなんですけど。酔いながら、弟たちへの本音を漏らす。そして泣いちゃう。だから、どこから芝居を作ればいいのか最初分からなくて。一日中台本とにらめっこしましたね。

まずは、あの~。ホントに酔っ払ってみて。 本当に酔っ払って台本を読んでみました。ただ……読めませんでした(笑)!

一同:(爆笑)。

南:酔っ払っちゃってね。何飲んだの?

内田:缶チューハイ。結局読めなかったので、酔いを醒まして改めて読んでみたところ、酔っ払ってる状態を思い出しながらできて、これが上手くいきましたね。スムーズに作れるようになって。なので、そのやり方は間違いではなかったです!

南:将綺が(このシーン)やってるのめちゃくちゃ面白くて。俺ら、笑いこらえるの必死だったよね。酔っ払いのマネが上手すぎて。

星野:最初から上手かったよね。

内田:え!? そうなのか? そういうの、当時褒めてくれる(笑)?

南:いやいや褒めてた! あの蓮ですら笑いこらえるの必死だったからね。

内田:ホントか? なんだ、よかった。ホっとした。

そして! この後酔っ払いながら電話に出るんですよ。そこも初めてのシチュエーションすぎて。酔っ払いながら電話に出るとは? みたいな。実際に酔っ払って電話に出てみようと思ったんですけど、誰かにかけてもらわなきゃいけないのでさすがにやめました。

酔っ払ってるのに、演技には集中しているということで、意識が4つくらいありましたね。「酔っ払ってる俺」「電話に出る俺」「演技してるという俺」「弟大好きな俺」みたいな(笑)。この4つをいかにハーモニーを重ねながら、ひとつの芯にするかという。頑張ったぞ、我ながら。

南:そうだね(笑)。

南:(謎の男が登場したところで)ストップー! 僕の初めての台詞、しかも謎に包まれている男ということで、どういう人間かを声で伝えるかに苦労しましたね。謎の部分を出しすぎてもいけないけど、ちょっと怪しい感じもほしいだろうし。そこはいろんなアニメを参考にしましたね。

あとはこのシーンの練習中、将綺がずっと体を反った体勢になってるんですよ。で、辛いからときどきプルプルってなるんです(笑)。それを見て笑いをこらえるのが大変でした。

内田:まあ、筋トレの一環ですね!

内田:ストップー! この「消すぞ、くだらねえ」のところはリモコンとの戦いでした!

一同:(笑)。

内田:リモコンがくままによって消されるんです。が!

南:(演技している)現実には消えるわけじゃないんだよね。

内田:そう! でも消えたように見せなきゃいけない。そのタイミングは何時間かけた!? ってくらい戦いました。

南:あと、くままが喋っているシーンの後ろで、実はレンが人形を動かしているんですよ。『漂流兄弟』全体を通して、いたるところでレンがひとり人形劇みたいなのをやっていて。悪魔と天使で会話をしてて、天使がいじめられてるみたいな。

内田:要はくままの話を聞いてません!

南:違う、そういうことじゃない(笑)。細かいところにも蓮のこだわりがあるので注目してみると楽しいと思います。

仲川:ありがとう。

仲川:ストーップ。ここの「醒めろ、夢ー!」のくだりは本当に殴りそうで怖かったです。

星野:そこ!?

一同:(笑)。

南:確かに距離感が難しい。

星野:結構スレスレだったもんね。お互いのタイミングを合わせるのが難しくて、家でも練習したよね。

南:ふたりが家で練習してる時「なにしてんだろう?」って思ったもん。「なんの練習?」って(笑)。

内田:実は、殴るスピードが悪魔と天使で違くて、緩急つけたり。いろいろやってたよな。

星野:蓮の殴るスピードの違いに合わせて俺もリアクションしなきゃだったから……。俺ら息バッチシだね! では続きいってみよう!

相沢:ストップ。この「映えるわ~」ってシーンで、マグマと一緒に自撮りしてるんですけど。基本的にユウはくままの話を無視して外のすごい景色をバックに自撮りしている、みたいなシーンがこれからも結構出てきます。

この先、タイムトラベルしていろいろなところに行くたびに自撮りしているので、そういったところも楽しみにしてもらえると嬉しいです。

南:各話ごとの「映えるわ」シリーズをね。

相沢:あと撮影のオフショットでも、メンバーとか背景と一緒に写真を撮っていて。それも見てもらえたらいいなと思ってます。

――これはSNSがまた楽しみになりましたね。それでは、再生を。

内田:ストップー! 見て分かりますよね! うちのクソガキどもには無理なんですよ! 以上です!

一同:(笑)。

南:こんなに話聞いてないからね(笑)。殴り合ってるし、映えちゃってるし。

相沢:ストップ。この「金は稼ぐもんじゃねえ、貢がれるもんだ」って台詞。ユウは熟練のヒモ、自分で自分を「R18指定」って言っちゃうようなキャラで。

この役をやるにあたって、俺自身も街を歩いてたら「歩くR18指定」って言われなきゃダメだなって思ったので、夜とかたくさん遊んだよね(笑)。

内田:役作りに全力だな!(笑)

――ユウはミスターR指定を彷彿とさせますね。では、続きを。

南:ストップー! やっと出てきたということで。

内田:満を持して!

南:観ていて分かると思うんですが、彼、ちょっと感覚がズレてるんですよね。ひとりだけテンション感が違うというか。なんで彼だけこんなに落ち着いているのかをぜひ考えてほしいですし、「頑張ろう」というポーズは今後の話でもズレてる時に限ってよく出てくるポーズなので注目していただきたいです(笑)。

内田:なぜ彼がこんなひょうひょうとできているのかが今後分かるな。

星野:ストップーー!

内田:俺も言おうと思ったーー!

星野:毎話毎話、次回予告が入っていて、最後の最後まで楽しめるっていうのをとにかく伝えたかった!

南:レンの天使と悪魔の人形がやってくれるんですけど、俺らの喋りに合わせて蓮がいい感じに動かしてくれてます!

星野:そう! ホントに器用。次回予告まで最高なので、最後まで気を抜かないでね!

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