Kz(livetune)さん書き下ろし新曲を収録!『初音ミク Project DIVA MEGA39's』発売前プレイレポート! ふたつのゲームモードや着せ替え要素でリズムゲーム初心者も楽しめる!
いよいよ2020年2月13日(木)に発売となる、Nintendo Switch(™)用ゲーム『初音ミク Project DIVA MEGA39's』。シリーズ10周年の節目に発売される本作は、初音ミクや鏡音リン&レン、巡音ルカといった人気キャラクターたちが集結し、シリーズ10年間の歴史を彩った楽曲を収録したリズムゲームです。
これまでのシリーズやゲームセンターの筐体と同様のプレイを楽しめる“アーケードモード”に加え、Switchのコントローラーを活かした“ミックスモード”も収録した本作。今回は発売前にプレイする機会を得られましたので、プレイレビューをお届けします。
本作の主な特徴は? リズムゲームとして基本的な部分は完備!
本作は2017年に発売された『初音ミク Project DIVA Future Tone DX』以来のコンシューマータイトルであり、任天堂ハードで頭身の高いミクたちを楽しむことができる点がポイント。
ノンフォトリアリスティックレンダリングで表現されたキャラクターたちは、ゲームファンのみならずアニメファンにも受け入れやすいビジュアルを実現。リズムゲーム部分はもちろんですが、楽曲ごとのPVやミクたちを着替えさせて歌い踊る様を眺めているだけでも楽しめます。
今回はSwitchで発売ということで、TVの大画面で家族や友人と楽しめることに加え、PlayStation(R)Portableの頃のように持ち運んだり寝そべりながらプレイできる手軽さも魅力です。
どちらも楽しいふたつの遊び方はシリーズ入門に最適! 物足りない方はさらに設定を変えられる!?
そんな本作の収録楽曲は全101曲。「メルト」「ブラック★ロックシューター」「桜ノ雨」「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」など、お馴染みの楽曲が大半網羅されているので、有名な曲は知っているぐらいのシリーズ入門者にもオススメな作品になっています。
リズムゲーム部分のゲームモードはアーケードモードとミックスモードのふたつで、アーケードモードではこれまでのシリーズ作品と同じように、4つのボタンと方向キー+L・Rボタンを用いてプレイすることに。
基本はA、B、X、Yのボタン配置ですが、設定を変更することでアーケードや過去シリーズに近いボタン表示や配置に近づけることが可能。見慣れた○ 、×、□、△の方がプレイしやすい方もいると思いますので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
この他にも同じボタンを押しっぱなしにする“HOLD”操作や、指定されたノーツと同じボタンを同時押しするなど様々な要素があります。ミックスモードでは楽曲演奏前にはノーツが降ってくる速さを調節でき、好みの設定で難曲に挑戦できます。
アーケードモードには“リズムゲームオプション”という形で高速化モードが実装されています。シリーズ経験者をはじめ、クリアした際の達成感をより味わいたい方は活用してみてはいかがでしょうか。
中には“SUDDEN”や“HIDDEN”という設定も。これらは上級者向けの設定となっており、“SUDDEN”ならまるで画面上にノーツが突然現れる、“HIDDEN”ならタイミングをあわせる瞬間までノーツが表示されないといったものです。最上級の難易度で も満足できない方は、こちらにチャレンジしてみましょう。
ミックスモードについてはSwitchのジョイコンをサムズアップするかのように持つ所謂“いいね持ち”で遊びます。
ノーツの形もアーケードモードとはかなり異なった形状をしており、ピンクと青の太いラインで表示されます。この両方がジョイコンの左右に対応しており、コントローラーを左右に振って画面上に降りてきた位置に合わせ、タイミングよくZL(L)orZR(R)のボタンを押すことで得点として加算されます。
実際にプレイしてみたところこれが中々に難しく、片手の操作のみだった“EASY”ならなんとかクリアできるといったところでした。“NORMAL”からは両手での操作が必須となります。両手になるとついついやってしまうのが、片方のコントローラーだけに注力してしまうこと。
左右両方の操作が重なるとかなり慌ててしまいました。ですがそこはswitchのゲームソフト。家族や友人とコントローラーを分け合うことで、協力し合ってクリアを目指すことができるのです。このミックスモードはひとりでプレイしても充分楽しいですが、協力プレイはそれ以上に盛り上がること間違いなし! ぜひ挑戦してみてくださいね!
なおジョイコンが思ったよりも反応してしまう、もしくは反応しづらい場合は設定から感度を調節できます。一度プレイしてみて難しいと感じた方は、ここを弄ってみるといいかもしれません。
アーケードモードの難易度はEASY〜EXTRA EXTREMEの最大5種類 。最初からHARDまでは解放されており、EXTREME、EXTRA EXTREME解放のためにはその前の難易度のクリアが必要になります。ミックスモードはEASY~HARDまでの3種類で、初期状態ではNOMALまでが解放されています。
リズムゲームが苦手な人は曲の難易度解放だけでもかなり大変な思いをすることになりますが、本作には“完奏モード”が存在。これはどんなにミスをしてライフを削られようが最後まで演奏してくれる機能となっており、クリアできずとも曲が中断されないのだとか。
また楽曲のPVを鑑賞するモードがはじめから解放されているので、聞いたことのない曲がどういう流れなのか把握するのに役立ちます。これら便利機能を駆使することで、苦手な人も楽しく高難易度の攻略に勤しむことができることでしょう。
そして一部楽曲はボーカルをプレイヤーの好みで変更することが可能です。その数は8曲とのこと。こちらもお楽しみに!
モジュール数は300以上! 着せ替えや飾りをつけて自分だけのPV作成を!
10周年の節目の作品となる本作ですが、今回はそれを記念した新曲と衣装が収録されています。その名は「Catch the Wave」!! こちらは様々なアーティストさんやゲーム作品に楽曲を提供しているkz(livetune)さんによるもので、この楽曲のためにイラストレーターのLAMさんがミクを描き下ろしています。
どんな楽曲なのかはゲームの発売を楽しみにしてもらうとして、楽曲のPVについてはどれもミクが歌い踊る可愛らしい物になっています。ここで注目したいのが、“モジュール”と呼ばれるキャラクターたちのお着替え要素。
300以上もの種類が用意されており、楽曲のイメージにあった衣装から自分のお気に入りまで、ミクやリン&レンたちの色々な姿を楽しむことができます。毎年さっぽろ雪まつりを賑わせている“雪ミク”や、レーシングミクなども収録されていました。
加えて開発・発売・販売をセガが担っているということで、『戦場のヴァルキュリア』シリーズや過去に同社から発売されたリズムゲーム『スペースチャンネル5』とのコラボ衣装なども存在。これはセガファンにも嬉しいポイントなのではないでしょうか。
また自分でデザインしたTシャツをミク達に着てもらえる“Tシャツエディット”という機能も存在。こちらはゲーム内に用意されたエディット機能を用いることになりますが、衣装についてはかなり自由度が高いことがわかります。
アクセサリーも多彩で、頭の上からピョンと伸びた所謂“アホ毛”だけでも、髪の色にあわせてかなりの種類が存在。中にはミクダヨーの被り物のような変わり種もありました。
なんと映像内に複数キャラクターが登場する場合は、キャラクター毎に衣装を設定できる模様。対応楽曲には“◯人設定”という項目が追加でありますので、自分だけのPV作成にチャレンジしてみては。
そして“弱音ハク”をはじめとした公式からの派生キャラクターたちもモジュールとして再現されており、PVにも登場させられるようなので、こちらもお見逃しなく!
この衣装変更については楽曲ごとに好きな衣装を設定できるので、どんなミクたちをPVに登場させて映像を作るのかという、プロデュース的な楽しみ方もできます。ぜひこだわりのPVを作り出してみてください!
なお一部楽曲は、ミクたちが踊るのではなく流れる映像が決まっているものがあります。そちらは衣装変更が反映されませんので、その点だけはご注意を。
以上、『初音ミク Project DIVA MEGA39's』ご紹介しました。通常版は5990円(税抜)となりますが、多数の人気曲を5枚組のCDに収めた限定版“10th アニバーサリーコレクション”が存在。
こちらには「Catch the Wave」がダウンロードできるSONOCAカードが付属するほか、BOXはイラストレーターのKEIさん描き下ろし豪華仕様です! ご購入の際はこちらも候補に入れてみてはいかがでしょうか?
また、本作でリズムゲーム初挑戦という方や、苦手な方にもオススメできます。最初はノーマルをクリアするのも難しく、ヘコむことはあるはずです。それでも様々な救済措置を駆使すれば、いつか高難易度もクリアできるでしょう。疲れた時はミクたちを着せ替えたり、PVを鑑賞したりして息抜きするのもお忘れなく!
[文・胃の上心臓]
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