TVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』村瀬歩さん×石川界人さんインタビュー｜“新生ハイキュー!!”の気持ちで臨む本作では、原作から感じた「つないでいく大切さ」を表現！

物語の前半で描かれるキャラの成長や人間ドラマが後半につながる展開に!!

――全国大会に向けて、さまざまなライバルたちとの熱戦が繰り広げられましたが、ご自身がもう一度、見てみたい対戦・再戦はありますか？

村瀬：白鳥沢と青城の試合が原作だと、ページをめくったら青城が負けているみたいな、簡単に描かれていただけで、どう戦ってどういう風に負けたのかが気になっているので、どういう戦いだったのか見てみたいです。

烏野の試合で言えば、青城ともう一回戦いたいというのはあります。

漫画もそうですけど、アニメの表現的にも、カメラワークや絵の力を含め、やはりアニメってすごいなとめちゃくちゃ再認識したというか。

今回の『ハイキュー!!』のアフレコが始まる前に、もう一度これまでのシリーズを見直していたんですけど、どのシーンも力が入っていて熱がすごくあるんです。

特に、青城と烏野の2戦目の時を見て「すごいな」と巻き戻して見ちゃったりしたので、また青城と戦えたら、村瀬的には見てみたいなと思います。

石川：僕は条善寺ですね。条善寺はとても好きな学校の一つなんですけど、烏野との試合を経て、自由に楽しくバレーボールで“遊ぶ”には実力がないとダメだということに気づいた後の条善寺が見てみたいです。

“遊ぶ”だけでこれだけ勝ち上がってきたチームが、じゃあ実際にちゃんと真面目に練習に取り組んで、その中で遊べる技術を身に付けたらどうなってしまうのかというのを、すごく見てみたいなと思います。

村瀬：それいいね。

石川：1人でやっている自分のラジオでも話してしまうくらい、条善寺が好きなんですよね。まさに何事にもおける教訓だなと思います。

――2020年はオリンピックイヤーでもあり、いろいろなスポーツに注目が集まっているので、ご自身がスポーツをプレイするきっかけや、ルールに詳しくなったという漫画・アニメ作品はありますか？

村瀬：特にないんです。

石川：やってなさそう（笑）。

村瀬：映像を見たりイメージを沸かせたり、『ハイキュー!!』をきっかけにバレーボールに触ってみるとか、そういう機会があればしますが、僕自身運動神経がほぼ皆無なので、（スポーツに打ち込むほど）プレイはしないですね。

石川：僕も漫画きっかけはないですね。いろいろ部活をやってきましたが、スポーツをきっかけに漫画を読むことはあっても、漫画きっかけで始めたスポーツはないです。

逆に、漫画を読んで始めたことといえば、パン作りをしてパン屋さんを目指したことはあります。

村瀬：かわいいな（笑）。

石川：クロワッサンを作ろうとして、バターロールが出来上がったので、もう2度とパンは焼かないと固く決意したくらいです（笑）。

――『ハイキュー!!』は試合シーンが印象的で、放送後にはオリンピックもあるので、新しくファンになった人たちが、自分も始めたい、生で試合を見てみたいと思うきっかけになるだろうなと。

石川：ラジオでも（放送当初から）たくさんそういうメールをいただいていますね。6年も経つと、実際に『ハイキュー!!』を見て始めて、卒業しましたという人たちも出てきているので。

村瀬：すごいよね。

石川：きっかけになるのに十分な作品なので、そうなるとうれしいですね。

――最後に、メッセージお願いします。

石川：『ハイキュー!!』もついに新シリーズが始まっているわけですけれども、今作から更に激闘の中へ烏野高校は足を踏み入れていきつつ、彼らにとっても新しいバレーボールが始まります。

僕らにとってもいろいろと新しいことがあるので、本当に“新生ハイキュー!!”という気持ちで、これからも一緒にバレーボールを楽しんでいただければうれしいなと思います。

序盤は、日向・影山の合宿がメインになりますが、後半になるにあたって、その意味がハッキリとわかってくると思いますので、ぜひ、最後まで一緒にバレーボールをしてくれるとうれしいです。よろしくお願いします。

村瀬：今回新シリーズということで、演じられるのがうれしいなという気持ちがとても強くて、すでに放送を見ていただいていると思いますが、早く皆様に届けたいなと思いました。

前半は試合ではなく練習風景だったりとか、日向・影山の内面やどういう風に考えているのか、どういう風に感じているのかがすごく丁寧に描かれていて。

中盤になって、だんだんそれが形を結んでいくというか、どう烏野に変化をもたらしていくのかということが、さらに描かれていって、試合につながるという展開です。

試合の表現自体もアニメならではのところもあり、とても楽しみにしていただきたいなという面もあるんですけれども、そこに行くまでのドラマというか、人間の成長していく感じなどもすごく大事に描かれたからこそ、その後のシーンにつながっていて。

つないでいくことの大切さが、漫画でうまく描かれていたので、皆様に「アニメを見て良かったな」と思っていただける出来になるように、アニメでも僕たちがし損じないよう、これからも頑張っていきたいと思います。

ぜひ最後まで見ていただけたら、とてもうれしいなと思います。

TVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』作品情報

MBS／TBS系全国28局ネット、“スーパーアニメイズム” 枠にて放送中!!

STAFF

原作：古舘春一（集英社「週刊少年ジャンプ」連載中）
監督：佐藤雅子
副監督：石川真理子
シリーズ構成：岸本卓
キャラクターデザイン：岸田隆宏
プロップデザイン：米川麻衣
総作画監督：小林祐
アクション作画監督：高橋英樹
美術監督・設定：立田一郎[スタジオ風雅]
色彩設計：佐藤真由美
色彩設計補佐：有澤法子
撮影監督：中田祐美子
撮影監督補佐：福井千耀
3D：岩﨑浩平[V-sign]
2Dワークス：濱中亜希子
特殊効果：星美弥子
編集：植松淳一
音響監督：菊田浩巳
音楽：林ゆうき・橘麻美
制作：Production I.G
オープニングテーマ…BURNOUT SYNDROMES「PHOENIX」
エンディングテーマ…CHiCO with HoneyWorks「決戦スピリット」

CAST

日向翔陽：村瀬歩
影山飛雄：石川界人
澤村大地：日野聡
菅原孝支：入野自由
田中龍之介：林勇
東峰旭：細谷佳正
西谷夕：岡本信彦
月島蛍：内山昂輝
山口忠：斉藤壮馬
縁下力：増田俊樹
清水潔子：名塚佳織
谷地仁花：諸星すみれ
武田一鉄：神谷浩史
烏養繋心：江川央生
星海光来：花江夏樹
宮侑：宮野真守

公式サイト
 公式Twitter（＠animehaikyu_com）