【連載Vol.03】TVアニメ『群れなせ!シートン学園』座談会!石谷春貴×芹澤 優×津田健次郎|最後まで何が起きるかわからない!? 油断せずにご視聴を!!
動物たちが通う私立シートン学園に入学した人間の♂・ジンとオオカミ少女・ランカの、様々な動物たちとの交流をコミカルに描いたTVアニメ『群れなせ!シートン学園』(山下文吾原作、漫画アプリ「サイコミ」にて連載中)。
TVアニメの放送スタートを記念して、アニメイトタイムズではキャストやスタッフによる連続座談会企画をお届けしていきます。
第3回の今回、ご登場いただくのは間様 人(以下、ジン)役の石谷春貴さん、苺苺(以下、メイメイ)役の芹澤 優さん、そして本作の宣伝隊長 兼 各話♂動物役として出演中の津田健次郎さんです!
動物の特性をコメディ要素にしたよく練られた作品。タメになる雑学も!「動物ってすごいな」
――まず芹澤さんと津田さんに質問です。原作をご覧になった時の感想をお聞かせください。
メイメイ役 芹澤 優さん(以下、芹澤):動物を擬人化した作品はほかにもありますが、設定にもこだわりがあって、おもしろい着眼点に感心しつつ、笑いながら原作を読んでいました。動物に関する知らなかった雑学もタメになって、動物ってすごいな、生態系ってすごいなと思いました(笑)。
宣伝隊長 兼 各話♂動物役 津田健次郎さん(以下、津田):キャラ設定に動物の特性が活かされていて、それ自体が大きなコメディ要素になっていて、よく練られた漫画だなという印象でした。それに加えてキャラも設定も結構、強烈だなぁと思いました(笑)。
――第1回の連載インタビューで「元々、動物好き」とおっしゃっていましたよね?
ジン役 石谷春貴さん(以下、石谷):そうですね。動物の生態が学べるTV番組とかもよく観ていましたね。でもこの作品ではこれまで知らなかったことがたくさん出てきて、それを動物擬人化キャラクターに落とし込んだらこんなにおもしろいんだと思いました。
津田さんはティザービジュアルや、作中でも各話♂動物キャラクターとして出演中!?
――津田さんは「シートン学園」の宣伝隊長を担当され、ティザーPVに実写で登場し、本編にも各話♂動物役として様々なキャラクターで出演されていますが、ご自身の立ち位置についてどう思われますか?
津田:自分でも不思議な感じでしたね(笑)。まさかティザービジュアルに僕自身が出演することになるとは。というか、キャスト発表もされていない状況だったのでで、本当にビックリしました。
石谷:ど真ん中に津田さんがいらっしゃって、「喰うか、喰われるか」というキャッチも入っていますよね。
芹澤:私もクレイジーだなと思いました。いい意味で(笑)。
石谷:キャストの間でも「あれ? 津田さんが出てる?」ってざわつきました(笑)。ビジュアルでこんなに治安が悪そうな学校の描写ってあるんでしょうか? 明らかにヤンキー漫画の世界ですよね(笑)。
――ビジュアル&PVも衝撃的でしたが、各話♂動物役として毎回登場するというのも新しいですよね。
津田:最初に役について聞かされた時、正直、何を言っているのかわかりませんでした(笑)。現場に行っても「僕は何をすればいいんでしょう?」状態で。
――毎話、様々な♂動物を演じられていますが、事前に動物の予習はしているんですか?
津田:序盤のアフレコ時は演じる動物について教えてもらったりもしたんですけど、だんだんととりあえず演じてみて、判断してもらうおうと思って。
芹澤:「津田さんなら絶対、大丈夫!」と信頼しているからこそ、とても安心感があったんだと思います。ビジュアルは動物なのに、素敵なお声なので、私はドキドキしていました(笑)。おじいちゃんの役でもカッコいいんですよね。
石谷:初めての収録のテストで、津田さんが先陣を切って振り切った演技を見せてくださったんです。それでみんな、「ここまで振り切っていいんだ!」とわかって。ベースを上げてくださったので、その後は自由に演じられる幅がどんどん広がっていきました。
今では収拾がつかなくなるんじゃないかって逆に心配なくらい自由な現場です(笑)。毎回、テストで先輩方がぶっ込んでくださるので、僕らも頑張らなきゃと思います。素晴らしい背中を見させていただいています。
津田:僕はそれほど声の幅が広い役者だとは思っていないので、僕自身もビックリしています。僕なりに遊ばせてもらおうと思いながら、毎回収録に臨んでいます。
『群れなせ!シートン学園』宣伝隊長 兼 各話♂動物役 #津田健次郎 のシートン学園観察ファイルVol.02|第4話~第7話で自身が演じた♂動物キャラを解説 https://t.co/9Wd1xW5MSA #シートン
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) February 24, 2020
芹澤さん演じるメイメイは動物界のアイドル。演じる時は全力で振り切って
――芹澤さんが演じるパンダのメイメイの印象は?
芹澤:人間のキャラクターを演じる場合はこれまでの経緯や人生を考えるので、メイメイの場合も今まで何の苦労もなく、ずっと幸せでちやほやされてきた子ってどんな感じなのかなと最初に想像しました。
この役をいただいた時、何十億人を夢中にするアイドルのパンダと聞いて、私自身も声優とアイドルをやっているので、もしかしてピッタリかもと。これは私の魅力に納得のキャスティングだなと思いました(笑)。
アフレコの時にキャストさんで「本当にアイドルをされてるから、かわいい!」と言ってくれた方がいらして、とても嬉しかったです。メイメイちゃんはわがままで、ちょっとイラっとさせるけど憎めないところが魅力なキャラクターです。
津田:最初は、上からな物言いとかに一瞬驚くと思いますが、そのうち内面のキュートさがどんどん出てきて、終盤に行くにつれて上から目線の話し方がむしろかわいく感じられるようになってきますし、とても楽しそうに演じてらっしゃるなと思いました。
石谷:すごく無邪気なんですよね。だから、ジンとしてキツく当たらなきゃいけないのが辛くて。
芹澤:確かに、ジンは当たりがキツいですから。
石谷:でもキツく当たられて、メイメイは喜んでるでしょ?(笑)
芹澤:ジンのせいで新しい扉、開かれちゃいましたから(笑)。
――演じる時、何かディレクションはあったのでしょうか?
芹澤:細かいディレクションはなかったです。ただ、生まれてから一度も怒られたことがないであろうメイメイが、ジンにキツい言い方をされて「もう!!」と初めて怒って叫ぶシーンでは、「もっと思い切り、振り切っちゃてください」というディレクションをいただきましたね。