冬アニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』声優・雨宮天さん、原奈津子さん、大森日雅さんインタビュー│物語前半を振り返って声優陣が男性キャラにキュンキュンしたシーンとは!?
有言実行の男・雪村心夜
――では逆に、男性キャラクターにキュンとしたシーンがあれば教えてください。
雨宮:めっちゃあります! めっちゃありますよそれは! 雪村君は現実にいたら相当ヤバいとは思うんですけど(笑)、でも彼は絶対に有言実行するんです。後半の内容にも関わってくるので詳しくは言えませんが、そんな彼が言うからこそ台詞ひとつひとつに重みがあります。
氷室的にはときめきポイントはいっぱいあるんですけど、一番好きなのは、決め台詞だと思っている「理論的に最高値のキスをさせてやる」ですね。あの台詞には「すごい!!」ってなりました。言っていることも理系でカッコいいし、そもそも現実で普通に生きていると口だけで終わる残念なことって多いじゃないですか。でも、雪村君が言うと「この人は本当にやってくれそうだな」って思えるので、そこも含めてキュンとします。
――たしかに、言葉に責任がちゃんと伴っていますよね。行動力もありますし。
雨宮:氷室がナンパされた時もちゃんとキレてくれるんですよね。「絶対に君のこと守るからね」とか言っても、実際にそういう場面で行動に移せない人ってごまんといるじゃないですか(笑)。でも、雪村君はそれができる。有言実行する姿を見るたびにキュンとします。そして、後半もアツいです! 氷室を演じる身としては、雪村君をめっちゃ推してます!
原:奏ちゃんのカップリングはないんですけど、ふたりともキュンとするポイントがあります。
雪村先輩なら、先ほど話に出たナンパのシーンが一番好きですね。ナンパ男が「俺は恋に落ちてしまったんだ」と軽々しく言ったときに、「これだけのデータを揃えた俺でさえまだ好きなのか証明できないんだ! お前ごときが軽々しく好きだと言えるわけがないだろうが!」と返す雪村先輩には本当に「カッコいい~」ってなります。普段はあんなヒョロッヒョロで真っ白なまな板みたいな姿なのに(笑)。
一同:(笑)
雨宮:作中では「レフ板」って言われてました(笑)。
原:普段はそういう言動をしない人が、いざというときにガツンと言ってくれるのは本当にカッコいいなと思います。
大森:棘田としては、9話が個人的に好きなエピソードなので、まだ詳しいことは言えなくて……
雨宮:ほら、池田先生とか雪村君の話とか(笑)!
大森:雪村の話は存分にしていただいたので、池田先生は……やっぱり……(必死に考えを巡らせる)。
一同:(笑)
大森:池田先生は、みんながわちゃわちゃ実験しているのを楽しそうに見守ってくれていて!(笑) でも、虎輔が全然真面目に課題をやってこなかった時は、あんなニコニコな先生でもキレるんですよね。ホワイトボードを片手で持ち上げていて『北斗の拳』の世界の人みたいになっちゃって。なんというか……筋肉フェチの人にはたまらないと思います(笑)。
一同:(笑)
大森:後半、雪村と氷室がケンカするシーンがあるんですけど、そこでも「やれやれ困りましたね~」って言いながらも落ち着いていて。登場人物の中で一番理知的で、頭がよくて、みんなをまとめてくれる、でも筋肉バカというギャップが面白いですね。