まだ『プランダラ』の魅力の1/10にも触れてない! リヒトー役・中島ヨシキさん✕陽菜役・本泉莉奈さんによるスペシャル対談が実現!
最終回後に聴いたらボロ泣きするというほどの名曲
ーーEDテーマ「Countless days」を歌うと聞いたときは、どうでした?
中島:僕、上映会のときに知ったんですよ(笑)。
本泉:そうだ! 実は歌ったんですよ。
中島:オープニングはみっく(伊藤美来)だとアフレコのときに聞いてたんですけど、エンディングを陽菜が歌っているというのは、上映会用の素材をもらったときに知って。
本泉:どうして言ってなかったんだろう。夏くらいに録ってたんです。
中島:結構昔じゃねーか!(笑) 寝かされたなぁ、言ってくれればいいのに!
本泉:でも、すごく嬉しかったです。ヒロインとしてEDテーマが歌えるのってめちゃめちゃ光栄なことだと思っていたので。しかも仮歌を聴いたときに染み渡ったんです。ハラハラする展開が続くので、EDを聴くことで浄化されるというか。
中島:難のある部分がね。
ーーぜひ、この曲に対する思いの丈を語ってください。
本泉:はい! まず歌詞に前向きな陽菜ちゃんらしさが出てるから、好きな部分がたくさんあるんです。一番のAメロの〈夕陽に伸びた影たち またひとつふたつ〉とかも、ずっと一人で5年間歩いて旅をしてきて、仲間たちが増えていくという歌詞ですし、そこから〈夜の訪れも怖くないの〉ってところもいいですよね。
あと仲間が増えたというのは、サビの〈わたしたち〉にかかってるんです。そこがエモい!って思いました。エモエモのエモですよ! 一人を知ってるからこその仲間のありがたみと重み! あと1日1日を大切にしているんだなというのも感じます。
それとアニメサイズでは聴けない2番とかCメロの部分もいいですよね。Cメロの〈Countless days Countless nights〉のところは、ディレクターさんと、この曲自体に陽菜ちゃんの母性を感じるねという話をしたんです。だから包み込む感じとか温かみを出して歌おうということになったんです。このCメロでみんなを浄化するイメージで歌ってみたので、ぜひCDを聴いてください!
ーーCメロの声は、すごく良かったです。
本泉:ありがとうございます。〈歩こう 笑って〉に陽菜ちゃんのすべてが詰まってるなと思います。
そしてラスサビ〈もう誰も奪えないでしょう〉は、自信を持って歌ったんです。1番2番はあどけなさ、みんながいるからこそという気持ちがあったんですけど、最後は自信を持って前を向いて歩いていくというのが込められたらなって思いました。
中島:もうめちゃめちゃいい曲ですよ!! 詞がめちゃめちゃいい! 作品知らないと書けない歌詞だし。
本泉:本当にそう思います!
中島:『プランダラ』という作品のEDテーマで、〈もう誰も奪えないでしょう〉はエモいなー。いや~~、でも、声がいいですよね。
本泉:嬉しい。
中島:本ちゃんの声でも高めだと思うんだけど、それがすごくきれいに聴こえる曲なので。EDのアニメーションも陽菜の旅路で、今でこそワイワイガヤガヤしてますけど、5年間4万キロを一人で歩いてきているわけですからね。結構グッと来るなぁ。イベントで歌っていただく方向で、是非お願いします(笑)。
本泉:えっ、いいんですか~(笑)。
中島:最終回を経て、もしみんなで集まれる機会があったとして、この曲を歌われたら、俺は袖でボロ泣きしてると思うよ。
本泉:えーー、それを見たら私も泣いちゃいそう。
ーーぜひ前だけ見て歌ってください(笑)。ちなみにカップリング曲も陽菜の曲なんですよね。
本泉:「eternal」もいい曲なんですよ。
中島:僕は表題曲も知らなかったんで、当然この曲も知らないんですけど、どんな曲なんですか?
本泉:まず目をつぶって想像してください! 夜で、ひとりです。川辺できれいな星空の下、陽菜がぽつんと立っているわけですよ。で、歌っている感じなんです。
中島:(目をつぶって想像しながら)えー、風邪引かないで!
本泉:確かに!(笑) 最初に水の音が聴こえて、しかも変拍子の曲なんです。
中島:難しいね。
本泉:そこがまたいいんですよ! 変拍子、転調大好きなんです。だから「Countless days」と違って、誰かに聞かせるとかではなく、陽菜が独り言で鼻歌を歌うくらいの気持ちで録っていただいたんです。
中島:へ~。(歌詞を見ながら)これは旅の途中なんですか?
本泉:〈追いかけても見つけられない 勇敢な幻〉です。
中島:〈君を探してる〉って言ってますからね。
本泉:〈大丈夫でも負けるなでもあなたの言葉が欲しくて 転んだフリをした〉も、こんな健気な陽菜ちゃん、かわいい!! そんな歌です。
中島:コンセプトCDとして、クオリティが高すぎですよ。
本泉:こんな素敵な曲をいただけて、本当に幸せです、私は。