TVアニメ『マギアレコード』リレーインタビュー:秋野かえで役・大橋彩香 「ちゃんと謝ることができるかえでを見て、純粋さを感じました」
レナ、かえで、ももこの3人の関係とドラマ
――アニメ版の収録は、ゲームとは違い、キャストのみなさんで収録することになります。かえでのお芝居も変化はありましたか?
大橋:ゲームではいままで別々に録っていたので、みんなでいっしょに録ったらどうなるんだろうと思っていたんです。現場ではスッとみんなの輪に入ることができたので、みんなで収録するのは楽しいなって思いました。
かえではゆっくりしゃべるので、セリフが収まらないんです。ゲームでゆっくりしゃべっていたかえでのテンポを音響のスタッフのみなさんが活かしてくださって、かえで用にセリフの尺を調整していただきました。
――現場の雰囲気はどうでしたか?
大橋:……女子しかいない(笑)。女子ばかりでスタジオが広いので、いつもどの席に座ろうかなって悩んじゃいます。(十咎)ももこ、レナ、かえでの3人はいつもバラバラに座ってます(笑)。
座席が3ブロックに分かれているんですけど、いつも3人とも別ブロックなんです。現場もシリアスな空気ではなくて、和気あいあいとしていて。楽しく過ごしています。
――アニメでレナやももこと掛け合ってみていかがでしたか?
大橋:かえでたちのチームの話はゲームよりもボリュームたっぷりに2話にかけて描いてくださったので嬉しかったです。かえでとレナの関係がゲームよりもシリアスに感じました。
絵でもすごくお芝居をしてくださっている感じがあって、セリフがないシーンでも心にくるものがありました。レナの演出もすごくて、レナがコロコロ変身するので、レナが変身しているときは、変身されたキャラクターのキャストは、そのときだけレナの演技をしているんです。
レナがももこに何度も変身するので、ももこさんの収録は大変そうでした。私もちょこっとだけ変身後のレナをやっています。
――レナがかえでに変身したときは、大橋さんもレナっぽくしゃべったんですか?
大橋:レナっぽくしゃべりました。盛り盛りの方向性でやると、レナになるので。みんなで盛り盛りにやってました。
――レナはやっかいな魔法を持ってますね。
大橋:うふふ(笑)。そうですよねえ。最初はなんでこの3人(ももこ、レナ、かえで)は仲良くしていられるんだろうと思っていたんです。それぞれタイプも違いすぎるし、この均衡はどうやって保たれているんだろうと思っていたんです。
でも、言いたいことを言える関係って、本当の友だちになれると思うし、レナとかえでがケンカしても、ももこがしっかり仲裁してくれる。気苦労は多いと思うんですけど、そうやって、どこかで信頼しているんだろうなと感じられるところがあって。
後半は強いところが出てきて、レナちゃんとも連携したり、3人のチームの絆も深くなっていったりするのでそういう部分を楽しみにしてもらいたいです。