アニマックスの新CMでラップをレコーディングした『ゾンビランドサガ』サキ役・田野アサミさんにインタビュー! フランシュシュを演じる声優陣の初となるアリーナライブへの意気込みを語る
フランシュシュのライブはルール無用!
――フランシュシュのライブパフォーマンスの魅力とは?
田野:私個人としては、かわいさは二の次で、カッコよく、一生懸命伝えたい。汗を流して踊って、のどの奥まで見えるくらい歌って、お客さんものどが枯れるくらい声を出して、みんなで気持ちと心をひとつに合わせて盛り上がれるところかなと思います。
例え、コールを知らなくて間違えたとしてもいいじゃない、自分がこのタイミングで声を出したいと思ったら出せばいいじゃないって思うんです。
迷惑さえかけなければ、ルールや決め事がないのがフランシュシュのライブかなと。アニメも1話が始まってわずか数分で主人公が死んじゃうというルール無用さだし(笑)。
またサキの「ぶっ## すぞ」なんて普段は絶対言わないセリフだし、言ったら普通はひかれるのに、イベントでは言った瞬間、皆さん、盛り上がって。皆さんが喜んでくれるなら愛情を込めて「ぶっ●すぞ」と言いたいし、不思議なキャッチボールが成立していて。
――1stライブではアニメのドラマを見ていたからこそ、ステージにフランシュシュが現れた時、ここまで来たんだなと感動された方も多かったと思います。
田野:感慨深いですよね。今でも1stライブのOPでもらった歓声は今でも忘れられません。その後、お渡し会の時、トロッコに乗ったことがないと言っていた私に「田野さんをトロッコに乗せるのが夢です」と言ってくださった方が結構いらっしゃって。
私も感動して「一緒に叶えようね」って。大会場でしかトロッコ移動はできませんが、今回の幕張公演で叶うのか、叶わないのか、当日、会場やテレビで見届けてください。
――作品内でも徐々に会場が大きくなったように、ライブ会場も遂に1万人クラスの大会場にたどり着きました。でもアニメの2期制作が発表されているので、終わりではなく、通過点と思えることもうれしいです。
田野:幕張がゴールじゃなくて、「私たち、まだ武道館でやってないし」という心境で。更に今、佐賀アリーナを建設中なので、「こけら落としで」とは言えませんが、佐賀発のフランシュシュがやらないわけにはいかないでしょ! と思っているし。
世界でもたくさんの方が応援してくださっていて、海外のアニメイベントに『ゾンビランドサガ』で出演した時も「ここでライブがしたいです」と言ったら皆さん、盛り上がってくれて。それを夢で終わらせないように、私たちも頑張るし、皆さんにも応援していただきたいです。
また2期シリーズの制作が決まりましたが、スタッフの皆さんたちと「劇場版もやりたいね」と話しているので、劇場版を引っさげて、全国ツアーもできたらいいなと。
あとライブのリハーサル中に朗読劇もやってみたいねという話も出てきたり、先日、フランシュシュのお化け屋敷企画がありましたが、もっとクオリティを上げた、めっちゃ怖いヤツもやりたいと。怖いのは私、行けませんけど(笑)。
夢を語り始めたらキリがないくらい、次々と出てくるので、できたら……じゃない、やります!
――『ゾンビランドサガ』のアニメ全話、フランシュシュ全ライブ、特別番組放送など、箱推し状態のアニマックスにも今後の支援を期待したいですね(笑)。
田野:そうですね。今回、ラップで頑張ったので(笑)。例えば、フランシュシュのレギュラー番組を持つとか。2期のアフレコ現場に来ていただいて、メイキングやドキュメンタリー番組を作るとか。ぜひ!
――ある意味、口に出すことで夢を実現し続けてきたグループですからね。
田野:特に私は言って、夢を叶えてきたので、これからもやりたいことが浮かんだら発信していきたいと思います。