高山みなみさん&置鮎龍太郎さん登壇の“TVアニメ「名探偵コナン」特別上映会『緋色の記憶~スカーレット・メモリー~』”をレポート|沖矢昴を演じる上で置鮎さんは赤井秀一を意識していたのか!?
2020年4月17日(金)より全国の映画館で公開となる、劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』。
この作品でフィーチャーされる人気キャラクター・赤井秀一(CV:池田秀一)および“赤井一家”のエピソードが劇場で観られるイベント“TVアニメ「名探偵コナン」特別上映会 『緋色の記憶~スカーレット・メモリー~』”が、開催されました。
2月15日(土)には江戸川コナン役の高山みなみさんと、沖矢昴役の置鮎龍太郎さんが登壇したトークショーも行われ、会場に集まったファンのみなさんと楽しいひと時を過ごしました。今回は上映後に行われたこのイベントの模様をお届けします。
置鮎さんは登場当初から沖矢には何かあると聞いていた!?
今回のイベントでは、フリーアナウンサーの松澤千晶さんがMCを担当。その呼び込みで高山さんと置鮎さん登場すると、まずはおふたりからの挨拶がありました。
高山さんが会場のみなさんを盛り上げるため「みなさんこんにちはー!」とコナンボイスでコメントすると、会場から温かな拍手と喜びの声が聞こえてきました。続いて沖矢登場時のお約束を思わせる「今日はシチューを作りすぎてしまったのでおすそ分けに……」と置鮎さんが挨拶したところで、早速フリートークへ移っていきました。
最初の話題は、コナンに関わる様々な収録が同時進行していることを踏まえて、「1000話近くある収録の思い出話」。置鮎さんが、実際にどこまで覚えているものなのかと尋ねると、高山さんは「覚えているものはすごく覚えている」とコメント。初期のほうがキャラクターの設定や関係性など、叩き込んでおかなければならない要素が多いこともあり、よく覚えているそうです。
置鮎さんについては、沖矢の初登場時に高山さんから、「この人、もしかしたらそう(赤井)かもしれないから、覚えておいて」と言われたのだとか。
この話をした時点では高山さんも確証はなかったそうですが、“おきやすばる”という名前から、赤井を演じる池田秀一さんの代表的なキャラクターである『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブルの本名“キャスバル”を連想し、沖矢には何かがあると感じていたそうです。
高山さんは沖矢の登場の仕方も唐突だと感じていたそうで、身近に変装をさせるのが上手な工藤有希子(CV:島本須美)がいることや、知らない人を自分の家に住まわせるのはあり得ない点にも注目。本作は同じ声優がゲストキャラクターを演じることは珍しくないですが、置鮎さんによると沖矢も当初はそういったキャラクターだと聞いていたとのこと。
だからこそ高山さんから聞いた赤井との関連性はスタッフに確認を取ったものの、気にしなくていいと言われたそうです。そこからしばらくは赤井を全く意識せずに演じつつ、それらしいところを匂わせたほうがいいとも感じており、自分なりに少し盛り込むことがあったそう。その正体がバレてからは、含みを持たせていることが明らかになりました。
そして、これまでの“赤井=沖矢”の伏線が結実した瞬間とも言える、劇場版『名探偵コナン 異次元の狙撃手』ラストシーンの「了解」というセリフも話題に。置鮎さんも「ズルい!」と感じていたそうで、実際に劇場で観た際にはすべて知っていたにも関わらず鳥肌が立つほどの興奮を覚えたのだとか。