アニソンシンガー・亜咲花さんメモリアルライブ「亜咲花 20th Birthday Live ~EVE~」BD発売記念インタビュー|やりたいことを、全部叶えることが出来たライブに
アンコールはサプライズの連続に
──本編が終わるとアンコールですが、先に衣装の話を少しお聞きしたいなと思って。今までのツアーTシャツが全部入ってるデザインがすごくよかったなと。
亜咲花:大体、Tシャツの色がいわゆる寒色系なので、青か黒か……白もやったりしましたけど。だから1つに合わせても違和感ないんじゃないかと衣装さんに無理言っちゃいました。そうしたらすごいイイのが出来上がって。あれは本当にかわいくて、お気に入りなんですよ。他のライブでも着たいくらい。
──アンコールではサプライズも満載でしたね。ピニャータにお父様のメッセージに……と。
亜咲花:ピニャータは小さい頃、アメリカに居た時にやってもらってたので、日本に帰ってきて寂しいなぁという話をスタッフさんにしたことがあったら、まさかステージで出てくるとは思っていませんでした。
ステージではなかなか割れませんでしたけど、本当はもっと割れやすいんですよね(笑)。こういう誕生日のお祝いもあるんだよってことだけ覚えておいてもらえればと……(笑)。
パパのメッセージは本当にビックリしました! アンコールで「終わらない夢」を「よし歌うぞ」って思ったらお客さんたちが「上、上」って。
パパからのあのメッセージ聞くまで、両親が私に夢を諦めさせた方がいいんじゃないかとか思ってた時期があったなんて知らなかったので。
この4、5年、ずっと私が活動してる間、もちろんデビューしてからは、もう全部応援してくれてると思うんですけど、ボイトレ通ってる時とか、オーディションを受けている時とか、まさかそんな、不安に思っているようなことを、1ミリも感じなかったので、「親ってすごいな」と。
自分で言うのも変ですけど、ほんとに自慢のパパとママです。
──そして最後、「終わらない夢」と「Open your eyes」の2曲になりました
亜咲花:「終わらない夢」は普段言えない「ありがとう」って気持ちを伝えたくて作詞した曲なので、お客さんに今日一緒に楽しんでくれてありがとう、そして家族やスタッフさんも一緒に歩んでくれてありがとう、ファンの人含めて会場にいる人全員に向けて歌う曲だったので、これはもうアンコールで歌うしかないなと。
そして一番最後はやっぱり、デビュー曲でしょ、と。「自分のアニソン歌手人生はここから始まったんだよ」って。本当は「終わらない夢」を最後にするのもイイなと思ったんですけど、でも「亜咲花らしくないな、やっぱり亜咲花をアニソン歌手にさせてくれた、この曲で最後締めたいな」と思って。
映像を改めて見て思ったんですけれど、曲の前フリで「みなさんこの奇跡の瞬間を、まばたきせずに見てくださいよ、「Open your eyes」」って言うんですよ。これ、やってる時には、アドレナリンがスゴいから、格好良く決めれるんですけど、改めて見ると恥ずかしいというか、曲名をカッコよく言ってるのが面白くて。その時のテンションで生まれた、その言葉だったり歌い方って、ライブの醍醐味だなと思ったんですよね。
あの時の曲振りっていうのは、そこまでの全部があって生まれたものだから、今の私にも絶対出来ないんですよ。あれはかなり人を動かす力があるなと思ったし、格好良いなあと。あれを自分と思うと恥ずかしいけど、あれが素のアーティストだったら格好いいなと思います(笑)。