ARPベストアルバム「KICK the BEST」リリース記念! 全曲レビュー&メンバーインタビューをお届け!
AR技術を駆使した4人組ダンスボーカルグループ「ARP」が、4月1日にベストアルバム「KICK the BEST」をリリース! ここでは、14曲+1曲(通常盤ボーナストラック)の全曲レビューをお届けします。さらに、メンバー4人にCD発売にあたってインタビューも実施。CD制作にあたっての想いやアニメに出演した感想などをお伺いしました!
収録楽曲全曲レビュー!
01 Paradise (2019 ver.)
ARPを語る上で外せない、代名詞的楽曲。2018年12月リリースの4thアルバム「KICK A’LIVE」収録。シンセサイザーにサックスの軽快なサウンドが重なったイントロで開幕を告げると、そこから4分強一気に駆け抜けていく。自然と体を揺らす重低音と高音域で絡まる4人のハーモニーが癖になる。
02 Blood-D
ダイヤの初のソロ曲で、彼が得意とするラップとギターで構成される。〈Hey! 集まれGlare boy 騒げPretty girl 別に惚れてもいいぜ?〉といった挑発的かつギラギラした歌詞も特徴的だ。がなるようなラップもセクシーなハイトーンも出せるダイヤの底力がわかる1曲。2018年12月リリースの4thアルバム「KICK A’LIVE」収録。
03 My deaR
レイジのソロ曲。愛する人への想いを歌うミディアムバラードで、〈My deaR My World それでも僕は 此処から祈り歌い続ける〉という歌詞からは、レイジらしい意志の強さとほんの少しの弱さが感じられる。一度聴いたら忘れられない圧のある歌声も必聴。2018年12月リリースの4thアルバム「KICK A’LIVE」収録。
04 星無き夜のセレナーデ (2020 ver.)
シンジとレオンからなるユニット「2CARAT」のスローバラード。〈君にしか見えなくて〉〈君しか要らなくて〉という恋焦がれる気持ちが、2人の優しい声で歌われる。曲調も歌詞もストレートだからこそ、心に響く楽曲。2018年12月リリースの4thアルバム「KICK A’LIVE」収録。
05 It’s Show Time! (2019 ver.)
2019年1月に配信され、2019年8月リリースの1stシングル「Burn it up」(ARP盤)にも収録れたカップリング曲。ARP的王道のダンスミュージックで、アップテンポのメロディと勢いある歌詞がリスナーを煽る。AメロやBメロでソロパートが目まぐるしく切り替わり、楽曲の躍動感に繋がっている。
06 Dopamine (2020 ver.)
シンジとダイヤによるユニット「BLUE BLOOD」の楽曲。今回のベストアルバムではじめてCD音源化される。優しい歌声のシンジ、熱い歌声のダイヤは対照的だがかなり好相性。互いの声の邪魔をせず映えている。アップテンポで変則的なメロディラインを楽々と歌い上げる2人の歌唱力にも脱帽。
07 Shake!!
レオン作詞作曲によるソロ曲で、2019年8月リリースの1stシングル「Burn it up」(レオン盤)カップリング。性格を表すアップテンポの楽曲で、サンバのようなリズムとトランペットの音色が特徴。これに、彼の武器でもあるハイトーンの歌声が乗り一層明るい曲に仕上がっている。
08 運命論
レイジのソロ曲でこちらも作詞作曲を本人が担当。今回初めてCD音源化される。AメロBメロではズンズンと響く重たいロックサウンドだが、サビになった途端、疾走感をまとうのが特徴。それに合わせるかのように軽やかになっていくレイジの歌声と表現力にも注目。
09 Burn it up
2019年8月リリースの1stシングル表題曲で、アニメ「ARP Backstage Pass」オープニングテーマ。DA PUMPのKENZOがダンスの振付を担当したことでも話題となった。情熱的な歌詞と軽快なメロディラインというギャップに加え、全員が主旋律を歌うサビもポイント。表題にふさわしいエネルギッシュな1曲。
10 Dive into Love
レオンのソロ曲で、今回初めてCD音源化される。弾むギターがレオンの明るい歌声と重なって、リズミカルな楽曲に仕上がっている。〈今きみの全てが「欲しいよ」〉と、ささやくパートもあるなど、ところどころに加わった甘さがポイントのひとつ。
11 Raise Your Flag
ダイヤのソロ曲で、今回初めてCD音源化される。シンセサイザーとギターによるヘビーな曲調だ。普段なら挑発的な歌声を聞かせることも多いダイヤだが、この曲では少しセクシー。激しいギターと合わさることで、熱っぽさも感じられる。
12 We Rock!!
レイジとレオンからなるユニット「Double Treble」の楽曲。今回初めてCD音源化される。レオンによる優しいバラードとレイジによる激しいロックが交互に披露され、サビで融合するという、珍しい構成。ユニット名の通り、2人のTreble(高音)が聴きどころとなっている。
13 BlacK Sapphire
ダイヤとレイジが「REBEL CROSS」結成以前に組んでいたバンド「CROSS BONE」の楽曲。ベースの重低音から始まるバンドサウンドにラップを組み合わせている。ブレスほぼ無しの超ハイテンポな歌が、楽曲全体のスピード感を高めている。
14 Celebrate Good Time
アニメ「ARP Backstage Pass」エンディングテーマで、今回初めてCD音源化される。コーラスがふんだんに盛り込まれたハッピーな雰囲気の楽曲。いわゆるJ-POP要素も強く、これまでとは少し違う4人の歌唱法にも注目。
15 The World Is Mine
1stアルバムに収録されたシンジのソロ曲。2019年8月に行われたライブ「KICK A'LIVE3」の第4公演のダブルアンコールで披露された4人によるアカペラバージョンを収録している。全員が代わる代わるソロパートを担当し、3人のコーラスをバックにしっとりと聴かせる。
発売記念メンバーインタビュー!
──アルバム「KICK A’LIVE」がいよいよ発売となりますが、今の心境とをお願いします。
シンジ:様々な方に楽曲を提供していただいて、ARPとして活動させていただいてきたわけですが、その集大成として本当に素晴らしいアルバムが出来たと思っています。どの曲も本当に出会えたことに感謝しています。
レイジ:まだまだ、レイジが目指すものはこんなもんじゃないけどな。まあレイジ以外もそこそこ頑張ってたみたいだからまあ聞くに堪えるって感じにはなってると思う。
ダイヤ:俺としては、KICK A‘LIVEからは、4人で全員でパフォーマンスを見せていくという大きな目標ある中でソロで歌うなんてこともやらせてもらって、パフォーマーとしてかなり広がったんじゃないかなと思う。と同時に、逆にレベルクロスが更に大事に思えている。
レオン:本当に充実した時間をこのアルバムの曲と過ごしてきたので、しぜんに顔がにやけてしまいますね。僕のソロソングでは気持ちよく踊ってもらえると思いますけど、KICK A‘LIVEで増えた4人曲ならではのグルーブ感もぜひ楽しんで欲しいです。
──今回のアルバムには現在放送中のアニメ「ARP Backstage Pass」の楽曲も含まれていますが、アニメに出演した感想や、アニメ化が決まった時の感想などいただけますでしょうか。
レオン:まさか自分がアニメになるなんて本当にびっくりしました。
シンジ:そうだね。まずはアニメ化する事になりましたーって※内田さんから聞いたときにはびっくりしましたね。
(※編集注:ARP総合プロデューサーの内田明理氏)
ダイヤ:俺は、内Pがまた自分のゲームでもアニメ化するのかと思ってたら俺たち4人が主人公って聞いたときはどういうアニメになるんだろう、って頭が真っ白になった。
レイジ:内田からは相変わらず「いい感じでやってください。よろしくね」しか言わないし。
相変わらず、シンジは「新しいチャレンジができる」って、張り切ってたけどなー。
シンジ:内田さん、たしかにサクッとお話されて最初は「えー」って思ったけど、まあでもいいんじゃない?
僕たちの幅ががひろがるっていうか。
レイジ:その幅っていうやつがそもそも間違ってるわけ。
シンジ:でもライブでやってきた漫才とかもここに役立ったりするのかなーって思ったよね。
ダイヤ:それなーライブ中に漫才やるから長セリフも覚えないといけないし。
レオン:そうですよーセリフをかまない練習だったんですよ。
レイジ:レオン、お前は練習の成果は出てなかったけどな。
っていうか、だからお前らそれが内田の策略に乗っちゃってるって事なの。
シンジ:でも、ほんとアニメを作っていただいた上に、声優にも挑戦させていただき、こんな滅多にできない体験をさせていただけて本当に感謝してます。
声優として、まだまだ足りないところだらけだと思いますが、また機会があれば是非やりたいです。
レイジ:レイジはもういい。
レオン:でも、レイジ君が現場では一番のりのりやったんちゃう?
ダイヤ:そうそう。アフレコの時に、他の人のセリフも全部しゃべったり。
レイジ:あれはお前らに見本を見せてたんだよ。
レオン:それがノリノリって事やん。
でも、僕プロとしてデビューしたときのこととかリアルに思い出したりもしてましたね。
シンジ:そうだったね。僕たちが一番激しく変化した時を切り取ったストーリーだったから。
ダイヤ:あのときの焦りや、プロになるってことへのなんていうか葛藤?
レイジ:まあレイジには関係ないけどな。過去は過去だ。
レオン:それが今ではARPとしてベストアルバムまで出せて。
ダイヤ:それな。
シンジ:まあとにかくいろんな経験をさせていただいた半年でした。
関係者の皆様ありがとうございました。
──今後もイベントやライブが目白押しですが、意気込みをお願いします。
シンジ:ライブ、イベントでみなさんにお会いできることを楽しみしています。
お会いできない時間も皆様の事を思うと力が出ます。
プリンセスとナイトの皆様、ブルーのペンライトが綺麗に光る海 楽しみにしています
ダイヤ:そうだなー このアルバムを聞いてしっかり練習しとけー。
♪声出してーその声をきかせて 君の声が俺を強くする!♪
サブメンバー、拳も上げるぞー二の腕鍛えておけよなー。
レオン:ええと、Kick the Bestの特典DVDに僕とダイヤさんの漫才がはいってますからまずはそれを見て大笑いしといてください。
ダイヤ:それはいいから。
レオン:ライブはほんと久しぶりやし、ほんとたんたんに会うのが待ちきれへん。
他の人の歌の間も、僕は後ろで踊ってたいです。
シンジ:レオン君それはやめようね。じゃあレイジ君は。
レイジ:何処にいてもレイジはレイジの声を通してサブメンバーの魂の何処かに居るから安心して毎日をすごせ。そしてレイジに会いに来い。
レオン:レイジ君何言ってるかわからへん。
──最後に、ファンと読者へメッセージをお願いします。
ダイヤ:俺の人生初のソロソングとあと俺とレイジのミュージックソウル クロスボーンの曲が入ってる俺にとっても記念するべきアルバムになってる。沢山の人に是非聞いて欲しいと思います。
レオン:このアルバムは楽曲のバリエーションも多くて、何度聞いても飽きない事レオンが保証します。
そして、僕はもっともっとパワーアップしてみんなの前でパフォーマンスするからライブでも会おうねー。
レイジ:このアルバムに居る歌たちが、世界中の誰かの魂に、届けばいいと思ってる。
シンジ:今の僕たちが詰まっているこのアルバム、是非聞いてください。
僕はこの才能ある仲間を心から誇りに思っています。
そして応援してくださる皆様の期待に応えらえるよう日々研鑽していきます。
──ありがとうございました!
アルバム情報
発売日:2020年4月1日
価格:アニメイト限定盤…19,800円(税込)、通常盤…4,180円(税込)
≪収録内容≫
【CD】
01. Paradise (2019 ver.) / ARP
02. Blood-D / DAIYA
03. My deaR / RAGE
04. 星無き夜のセレナーデ (2020 ver.) / 2CARAT
05. It’s Show Time! (2019 ver.) / ARP
06. Dopamine (2020 ver.) / Blue Blood
07. Shake!! / LEON
08. 運命論 / RAGE
09. Burn it up / ARP(アニメ「ARP Backstage Pass」オープニングテーマ)
10. Dive into Love / LEON
11. Raise Your Flag / DAIYA
12. We Rock!! / Double Treble
13. BlacK Sapphire / CROSS BONE
14. Celebrate Good Time / ARP(アニメ「ARP Backstage Pass」エンディングテーマ)
【DVD】
- Performance Video -
01. Paradise
02. It’s Show Time!
03. Burn it up
04. Celebrate Good Time
【アニメイト限定盤DVD】※限定盤のみ収録
- Live Video ARP GREATEST MOMENTS -
01. KICK A’LIVE3 第2公演
2019年夏に開催されたライブ「KICK A’LIVE3」より、第二公演の様子を完全収録
アニメイト限定盤特典
ARPスクールカレンダー (4月はじまり)