この記事をかいた人
- MoA
- アニメ、VTuber、TCGが好きなアラサー男子。執筆、撮影、動画制作などやっています。
――花澤さんが捉える吹き替えの魅力を教えてください。
花澤:吹き替えの現場には上の年代の方たちが多くいらっしゃいます。ベテランのみなさんのお芝居をたくさん聞く機会はあまりないので、そういった点も魅力的に感じますね。
また、普段から海外ドラマを含めて映画は吹き替えで観ているのですが、それはほかの方のお芝居を聞きたいということもあって! 今では画面を観ずに歩きながら声だけを聞くことも(笑)。
――それは珍しいですね!
花澤:それでも状況がわかるんですよ! そう思わせる声優さんたちの技術を尊敬していて、個人的にも楽しんでいます。
――では、役者として吹き替えに魅力を感じるところはありますか?
花澤:アニメだと呼吸のタイミングを自分で決められるのですが、吹き替えでは実際の人間の呼吸に合わせないといけなくて。でもこれが、全く別の人間になれたみたいで魅力的に感じます。ただ、それにはいろいろなお芝居の引き出しが必要で(笑)。魅力的でもありますが、演じていて難しくも感じますね。
――本作からシリーズに触れる方もたくさんいると思います。そんな方々に注目してほしいポイントを教えてください。
花澤:ハーレイのビジュアルを知っている方はたくさんいると思うので、彼女がどうしてこうなったのか……天真爛漫な魅力がハマるきっかけになるのではないかと思います。今作だけを観てもわかる内容になっているので、初めての方にもぜひ楽しんでもらえるかと!
個人的にはハーレイのビジュアルがすごく可愛くて……! 人を殴ったり蹴ったりしている姿すら可愛いんですよ(笑)。加えて、ハーレイ以外にも強い女の人たちが出てくるのですが、彼女たちが一緒に戦うシーンなんて、もう……ワクワクしちゃいます! アクションシーンも凝っているのでぜひスクリーンで堪能してほしいです。
――ちなみに作中でお気に入りの登場人物はいますか?
花澤:今作にはいろいろなやられ役がいるのですが、私が気になったのは窓の外で叫んでいた変な男の人ですね! 観たときにツボってしまい(笑)。ほかにも間抜けなやられ役が出てきたりするので、細かいところにも注目してもらえればと思います!
また、ハーレイの一番の宿敵ブラックマスクはすごく強敵ですが……彼もどこか憎めない可愛さもあって。どっち側も悪ですが、両方に魅力があります。
――最後に読者の方へメッセージをお願いします。
花澤:私は今回、吹き替えで参加させていただきますが、字幕、吹き替え……それぞれ楽しさがあるのでぜひ両方とも堪能してもらいたいです! 登場人物を見てもキャラクター的に濃い人たちばかりなので、普段アニメを楽しまれている方にも親しんでもらえると思います。
ここ最近、スカッとしたい方が多いのではないかと思いますが、今作は爽快感も盛りだくさんです。ぜひ楽しんでもらいたいと思います!
――ありがとうございます。
[インタビュー・文/MoA 撮影/鳥谷部宏平]
3月20日(金)全国ロードショー
悪のカリスマ=ジョーカーと別れ、すべての束縛から放たれたハーレイ・クイン。
モラルのない天真爛漫な暴れぶりが街中の悪党たちの恨みを買うなか、謎のダイヤを盗んだ少女を守るため、悪を牛耳る残忍でサイコな敵ブラックマスクとの全面対決へ!
悪 VS 悪のカオスな戦いを前に、ハーレイはとってきおきの切り札、クセ者だらけの最凶チームを新結成。ヴィランだけの世界で、予測不能のクレイジー・バトルが始まる!
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY
出演:マーゴット・ロビー(『スーサイド・スクワッド』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)、ユアン・マクレガー(『スター・ウォーズ』シリーズ『プーと大人になった僕』)、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(『ダイ・ハード/ラスト・デイ』『ジェミニマン』)他 監督:キャシー・ヤン、プロデューサー:マーゴット・ロビー他
脚本:クリスティーナ・ハドソン(『バンブルビー』)
配給:ワーナー・ブラザース映画
全米公開:2月7日