イケメン揃いの男性キャラクターで乙女ゲーム化希望!妄想を楽しめる兄弟たちとは!?春アニメ『八男って、それはないでしょう!』小松未可子&三村ゆうな&インタビュー
ルイーゼの“おっさんっぽさ”は三村さんだからこそ? 女の子キャラの見てしまうポイントは……?
――キャラクターを演じるにあたっての工夫はありますか?
三村:先ほども少しお話しましたが、ルイーゼは男女のさじ加減というよりも、辛辣なセリフが多いので嫌味に聞こえないように、天真爛漫さを忘れないように気をつけました。
たまに棘のあるようなセリフもありますが、彼女が思ったことを言っただけで悪気は一切ないんです! 加えて、ただのロリっ娘にならないように、おやじっぽさだったり、汚さのようなところもあってピュアだけではないんだと!
小松:可愛らしいビジュアルからの汚さというギャップがね(笑)。
――その“おやじっぽさ”は、どうやって表現するものなのでしょうか?
三村:う~ん、どうすればというか……あ、でも私自身おっさんな節が……。だから、(ルイーゼの“おっさんっぽさ”が)わからないでもないんですよ。女の子のキャラを見たら、すぐおっぱいに目線がいって「デカイな……!」と思ったり(笑)。
小松:そこは同意(笑)。
三村:でも、萌えるポイントですよね?
小松:わかる!
――どのタイミングで出てくるのかが楽しみなポイントのひとつですね(笑)。
三村:第3話くらいからかな?
小松:第3話じゃまだ綺麗な一面が……(笑)。
三村:全部を見せていないね!
小松:「あれ? あれ!?」みたいになると思います、「このキャラクター、思ったより来るな!?」と(笑)。
――ちなみに、その一面は最初からご存知でしたか?
三村:オーディションの段階から気づいていました。オーディション原稿にも「午前中にやっちゃうよ!」とか、「お色気側室大作戦」とかあって……。
小松:あのシーン辺りからもう吹っ切れていて、綺麗に汚れ始めて……(笑)。
三村:「ズッパ―ん!」というセリフでは、「パーんの部分にハートを付けて」みたいなディレクションもありました!。
小松:そこにお色気要素がね(笑)。頑張ってセクシーやろうとしたけど……。ほかにも豹柄を着ていたりしたけど……なんか違うんだよね(笑)。
三村:大阪のおばちゃんなのかな? 着る服を見てもそんな気がします(笑)。
小松:センスが激しめで!
三村:イーナは可愛い感じなのに……。
小松:ルイーゼは吹っ切れていて攻めの姿勢が凄く、肉食感が……。
三村:……つまり残念な子!
小松:そこが愛らしいですね!
――ということでイーナについてはいかがでしょう。
小松:まだ汚いところもなく(笑)。ただ、周りが崩れに崩れ始めているところを見て「私はせめて……!」と、最後の砦であろうと頑張ってます(笑)。
そういう意味では、大げさなツッコミではないけれど、真っ当な意見を言う係と言いますか。ただ、そこも強くなり過ぎずに、奥ゆかしさとかを意識しました。昔の日本女性的な恥じらい、守るところは守るような感じでしょうか。
三村:イーナがその殻を破ったらとんでもないことになっちゃうから、パーティーのまとめ役ですよね。
小松:そう! まだパーティーを崩壊させるわけにはいかないから(笑)。
――では演じる中で『八男』ならではだと感じたポイントはありますか?
小松:全体的にリアクションが多めですね! 画面にキャラクターが映っていないシーンでも「このシーンはしばらくアドリブを続けてください」と言われることもあったり。イーナに関してはエルと衝突することがあるのですが、言い合いのシーンが途中からアドリブになることもありました!
三村:イーナはエルに対して当たり強いから……。
小松:パーティー内の序列が如実に出ています(笑)。それはパーティー全体が気を許した間柄ということもありますが、序列的にはエルが一番下にいますね、愛されているが故に……!もちろん実際はみんな対等ですが!