ドラマCD『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』中島ヨシキさん、土田玲央さん、江口拓也さんインタビュー|BL世界とギャグのバランスが絶妙なドラマCD&キャラソンが完成!
主人公のツッコミや先輩キャストが演じるシーンの面白さに収録中も笑いを必死にこらえる☆
――収録中に、この作品ならではだと感じたエピソードなどがあれば教えてください。
中島:“主人公”は、全体としては語り部でもあるので、ナレーションのスピード感と、モノローグや、セリフのスピード感はそれぞれ差がつくように、感情の起伏があまりないというキャラ設定の中でも、自分なりに緩急を考えて演じました。
メタネタの主人公なので、登場人物のモノローグにツッコんでいくのは、ある意味こういう作品ならではの部分かなと。
心の声のはずなのに、主人公も心の声でツッコミ返すとか、すぐ隣にいる相手には聞こえていないのに、離れた場所にいる主人公には聞こえているとか。
一同:(笑)。
中島:ギャグ作品ならではのウソというか、リアルではないところでの面白さは、漫画やアニメでの表現だと思うので、そういうシーンもデフォルメしてできたので楽しかったです。
土田:僕は綾人にまつわるエピソードです。
下野さん演じる柳というキャラがいるのですが、柳から見た綾人は「かわいく」というディレクションを受けて、そのシーンはちょっとだけかわいく演じました……ちょっとだけ。
一同:(笑)。
江口:どのシーンも笑いをこらえるのに必死ですよね(笑)。
それに、自分の好きだなと思ったシーンが近づいてくると「くるよ、くるよ」と思いつつ、ヨシキがボソッとツッコむので「それな~」と(笑)。
「こうあるべき」に対して「そうだよね!」という気持ち良さがあります。
土田:その(中島さんの)後の自分のセリフは、「テンポが(取りにくい)……」と思って困りました(笑)。
――いろいろなカップリングが聴けるのもこの作品ならではだと思いますし、いわゆる濡れ場的なシーンが少ないので、ライトユーザーも楽しめるように思います。
中島:そうですね。谷山さんと下野さんが演じているシーンくらいかな。
江口:貴重だよね。あと、電車の中。目が合ったくだりは面白すぎ(笑)。
一同:(笑)。
中島:杉田さんが演じていたキャラね(笑)。そんな先輩方のお芝居も聴けます。
――もしかしたら、この作品を通して「このシチュエーション好きかも」と、新たに興味を持っていただけるかもしれませんね。
江口:確かに。
中島:それは大いに楽しんでいただいて。電車の2人は、きっと目が合ったことにも興奮していますから(笑)。見られちゃったかもとか。
土田:もしかしたら、「もっと見てもらいたい」になっているかも(笑)。