【連載 Vol.04】TVアニメ『群れなせ!シートン学園』座談会!木野日菜×石谷春貴×宮本侑芽×久野美咲×小原好美×徳井青空×芹澤優│キャストが全12話の中から選んだお気に入りのエピソードは?
津田健次郎さんからのお題は「キャスト同士でほめ合う」。石谷さんが思う、木野さんの素敵なところは?
――連載第3回に出演いただいた宣伝隊長 兼 各話♂動物役の津田健次郎さんから「皆さんがそれぞれ、お互いの良いところをどんどん挙げて、ぜひほめ合ってください」というお題をいただきました。リレー形式で順番に、最初は石谷さんが木野さんをほめてください。
木野:ドキドキしますね(笑)。
石谷:まず、台本への書き込みがすごくて、真剣にお芝居に向き合っているのがひしひしと伝わってきます。石谷:アフレコの休憩時間にも台本の余白にあらすじを全部書いていて。
1話でまずランカを全力で演じてくださったので、みんなも思い切りできるようになったのも感じるし、この作品の要だなと思いました。
木野:嬉しいです!ありがとうございます。
石谷さんとジン君は似ていて、テンション高いツッコミも壮観(宮本)
――次は石谷さんを、宮本さんがほめてください。
宮本:女性キャストが多い中、中心となって引っ張ってくださって。もし私が同じ立場だったら委縮していたと思いますが、みんなに平等に優しく接してくださいます。
石谷さんとジンが似ているなと思うことも多くて、何事にも真剣に向き合って、ストイックで、誰にでも優しい方で。日菜ちゃんと2人でチームを支える姿は近くで見ていても頼もしかったです。
あと何と言っても、回を追うごとにどんどんテンションが上がるツッコミも圧巻でした。私も体力を使ってお芝居しなきゃと思ったし、周りの皆さんもきっと刺激を受けたと思います。「全12話、お疲れ様でした!」と言いたいです。
石谷:ありがとうございます。ほめるのは平気だけど、ほめられるのは恥ずかしいよね(笑)。
宮本さんと10年以上の時を経ての再会。変わらぬ真剣かつ柔軟な姿勢に感心(久野)
――では宮本さんをほめていただくのは久野さんに。
久野:実は侑芽ちゃんとはこの現場が久しぶりの再会でした。初めて会ったのが11歳の時で、外画の吹き替えのお仕事で姉妹役をやらせていただいて。
宮本:そうそう!
久野:お互い声優の仕事を続けて、大人になって再会できたことが本当に嬉しくて。侑芽ちゃんのことは子役時代からまじめで一生懸命で尊敬していました。
それに普段は優しい雰囲気なのに、マイク前で凛と立つ姿がカッコいいところも、子供の頃から変わってなくて。
アフレコ現場では隣の席だったのですが、演じる瞳の心情を何よりも大切にしているのが伝わってきて、改めて素敵な役者さんだなぁって思いました。大好きです!
宮本:私も大好き!
久野さんは見習うべき点が多い先輩。役者として大切なことを学ばせてもらいました(小原)
――では小原さんから久野さんへ。第2回のインタビューでも小原さんは久野さんへの想いを語っていましたね(笑)。
小原:私、同じ事務所の先輩とがっつり共演する機会がほとんどなかったので、実を言うと収録前はすごく緊張してたんです。
久野:そうだったんだね!
小原:日菜ちゃんとは共演する機会が多かったけど、他の皆さんとはほぼ初めまして状態で。だから現場に入る時はガチガチでした。
木野:全然そう見えなかったよ。
小原:久野さんは、事務所でも現場でも、お会いした時にいつも気さくに声をかけてくださる方で、誰に対しても分け隔てなく明るく振る舞う姿を私も見習いたいです。
いざお芝居に入ると、だ行が言えないところや気持ちを込めるところなど、すごくストイックな瞬間もありました。台本上、OKだったとしても「こうしたほうがよかったですか?」と音響監督に相談する場面も結構目にしていて。
役者さんとしてもとても素敵な方ですし、たくさん学ばせていただいてます。
久野:恥ずかしい(笑)!
小原さんがOPテーマで見せたプロ根性にリスペクト(徳井)
――では徳井さんは小原さんをほめてください。
徳井:もともとナマケモノが大好きで、ミユビちゃん自体が気になっているキャラクターで、注目していました。現場で演じる姿を見て素晴らしいなと思うばかりなのですが、一番すごいなと思ったのがOPテーマの「学園壮観Zoo」です。
レコーディングする時に、先に収録された方の歌を聴かせていただいたんですけど、ミユビの歌を聴いた時、すごいプロ根性だなと感じました。
私だったら途中で心が折れてしまうかもしれないのに、最後までミユビらしさを貫き通して、完璧に仕上げていて、とっても尊敬しました。
小原:実は少し心は折れていました(笑)。
徳井:折れていたんですね(笑)。クルミちゃんは幽霊部員で出番がない回もあったんですけど、現場にたまに来ても優しく声をかけてくれたり、とても素敵な方だなと思いました。
徳井さんは理解度と瞬発力がすごい! 何でもできる先輩(芹澤)
――では徳井さんは、芹澤さんからほめてもらいましょう。
芹澤:青空さんとはアフレコでご一緒する前から、お互いアーティストとしてステージでご一緒していましたが、お芝居する姿を見て、求められていることに対しての理解度と瞬発力がすごいなと。
クルミちゃんのメイメイに対してもですが、そっぽ向いているけど、実は興味津々という、ネコらしい絶妙な距離感を見事に演じてらして。
お芝居のほかにも、歌って踊れて、MCもお上手で、漫画も描けて、何でもできるすごい方だなと尊敬してます。
徳井:ありがとうございます!
メイメイは芹澤さんしか演じられないと改めて思いました(木野)
――では最後は、木野さんから芹澤さんへ。
木野:覚えてらっしゃらないかもしれないですが、3~4年前に芹澤さんがメインを務める作品で共演させていただいて。
芹澤:もちろん、覚えてますよ。
木野:この現場で再会できた時、「共演した時のことを覚えてます」と言っていただいて感激しました。
芹澤:声がピカいちでかわいかったからだよ。今も忘れられません。
木野:いえいえ! あんなにかわいいのに、たまにぶっ飛んだお声で演じられているシーンもあって、メイメイは芹澤さんにしか演じられないなと思っています。
芹澤:ありがとうございます。