『キラッとプリ☆チャン』茜屋日海夏×徳井青空 対談|二人で語るリングマリィ結成の思い出、そして名曲「インディビジュアル・ジュエル」
2019年の4月から始まった『キラッとプリ☆チャン』シーズン2(52話~102話)がついに完結。
そして2020年4月からはシーズン3が始まることや新キャラクターが発表され、長く続くシリーズとなっています。
今回は、シーズン2から登場し、リングマリィ結成回では大きな盛り上がりを見せたまりあとすずを演じる、茜屋日海夏さんと徳井青空さんの対談が実現しました。
まりあとすずの持っている強烈なキャラクター性
――まりあとすずの第一印象はどんな感じでしたか?
茜屋日海夏さん(以下、茜屋):まりあちゃんの絵を見たとき、the ラブリーな子なんだろうと思ったんです。
登場回の台本から、“かわいい”が何個あるんだろうと思ったし。なのでそこから毎回、台本の“かわいい”にチェックを入れる作業が始まりました。
ただ、ぶっ飛んだ方向でのかわいいだったので、誰も、そんなキャラクターになるとは思わなかっただろうなと思います(笑)。
――何でもかわいいが付きますからね。
茜屋:中の人がかわいいと無縁の人だから、まりあちゃんのおかげで引き出してもらえるようになりました。だんだん、かわいいとは何だろうという哲学になるんですよ。
だから駅のホームでチラッと誰かのかばんを見て「かわいい……」と口に出してみたりして、何でもかわいいと思う精神を刷り込ませてたんです(笑)。
徳井:私の演じるすずちゃんは逆にかっこいいを目指していて、まりあちゃんと打ち解けるまでに時間はかかったんですけど、仲が深まるごとに、どんどんすずちゃんの新しい面が見えてくるんですよね。
後半はデレるようなところも見られて、かわいらしさも出てきたのかなと思いますって。
――演じるときにどんなディレクションがありましたか?
徳井:最初は、とは言えもう少し女の子らしいのかな?と思ったんですけど、口調はもっと男の子っぽくていいと言われたので、男の子を意識して演じていました。なので私の心に眠るイケメンを出せたらいいなと思ってました(笑)。
――それぞれ2人に憧れるところ、似ているところはありますか?
茜屋:似てるところはあるのかなって感じなんですけど、憧れるところならあります。まりあちゃんの目がハートになったり、ニコニコしているところを見ると、ストレスがないのかな?って思うんです。それがすごいなって。
自分が大人になったからかもしれないんですけど、笑顔に疲れたりすることもあるんです。でも、そんなときにまりあちゃんを見ていると、笑顔は伝染するじゃないけど、素敵だなと思うんです。
本当に全肯定な子なので、私もポジティブになれます。
徳井:私は人見知りで、仲良くならないと素が出せないところがあるんです。すずちゃんはまりあちゃんと仲良くなる前と後で差があると思うので、そういうところは似ているのかなと思いました。
それといつもストイックで真面目に取り組んでいるところは、偉いなと思って憧れます。
――最初、メルティックスターの3人がいなかったので、アフレコが少しおとなしかったという話を聞いていますが、それだけに二人の関係を育めたのかなと思うのですが。
茜屋:確かに二人で現場に入ったときは人が少なかった感じがします。まぁやかましい人たちがいなかったですからね。あんな・さらあたりの(笑)。だから『プリパラ』に比べて落ち着いた現場だなと思いました。
徳井:それまでライブではひみちゃん(茜屋さん)と一緒になることはあったけど、アフレコでというのはあまりなかったので新鮮でしたし、一緒にできて嬉しいなという感じはしました。
――そんな中で、「よっかわしょ」などのアドリブがすごかったことを林鼓子さんがおっしゃってました。
【12月8日に公開したニュースランキング第1位】『キラッとプリ☆チャン』兵頭一歩×林鼓子 対談|二人で振り返るこれまでの物語 https://t.co/KHMjfJE6GY #prichan
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) December 8, 2019
茜屋:入れ始めたら、入れなきゃいけないという気持ちになってしまって(笑)。シールを貼るところも最初はSEだったんですけど、「ペタリ」と言い始めてしまったし、結構アドリブに命をかけていたと言ったら大げさですけど、入れるようにはしてたかも。
――すずはその点、アドリブ要素は少なそうですね。
徳井:そうですね。アドリブはあまりなかったですけど、最初のほうはツンツンしていたので、冷たい子に見られないように注意しながらやっていました。