最高の企画に“気持ち悪さ全開”で参加!? 『MILGRAM -ミルグラム-』第一審楽曲「弱肉共食」で堀江瞬さん(ハルカ役)が感じた陶酔・嫌悪とは?|声優インタビュー第2回
ボカロクリエイターのトップを走り続けるDECO*27氏と、人間心理を追求した作風で知られる山中拓也氏による共同原作&共同プロデュースによる視聴者参加型楽曲プロジェクトとして始動した『MILGRAM -ミルグラム-』。現在、囚人たちの罪を解き明かす鍵となる楽曲MVの公開がスタートしています!
アニメイトタイムズでは、プロジェクトに参加する声優陣にメールインタビューを実施中です! 第2回は、ハルカ役の堀江瞬さん。今回は、過去に『何者かの死に関わった』囚人たちのひとりであるハルカについて、そして第一審楽曲「弱肉共食」についてのお話を伺っています。
厨二心がくすぐられる最高の企画
――ついに始動した『MILGRAM -ミルグラム-』ですが、プロジェクトの概要をお聞きになった際の感想を教えてください。
ハルカ役・堀江瞬さん(以下、堀江):厨二心がくすぐられる最高の企画が来た!と思いました。断罪とか審判とか、言葉だけではない緻密な設定、恐らくまだ皆さんは知らない裏の裏まで練られた遊び心がいっぱい散りばめられていて、はやくみんなに教えてあげたい!とわくわくしていました。
――ハルカの設定をご覧になった際の第一印象を教えてください。
堀江:やばい奴、この一言に尽きます。囚人は総じてみんなやばいんですけど、ハルカも負けじととんでもない罪を犯しています。常に何かに怯えたような顔をしている彼がどんな罪を犯したのか。非難したいような、擁護したいような、歪な感覚に苛まれました。
演じるにあたってハルカと向き合い、得たヒントは?
――ボイスも公開されているハルカですが、彼を演じるうえで意識されたポイントを教えてください。
堀江:勿論人を殺す心理は理解できませんが、人を殺すことが彼にとってどういう意味を持つのかを考えた時に見えてくるヒントを頼りに、あとはそこに少しどもりがちな喋り方の癖や声音を足して彼らしさを表現していきました。
――スタッフの方から役に対しての事前説明やディレクションはありましたか?
堀江:「気持ち悪さ全開でやっていいよ」と言われたので振り切って演らせて頂きました(笑)。
――考察が鍵を握る本プロジェクトは、公式アプリ、SNSでのユーザー同士の考察などが予想されます。堀江さんご自身の「自分なら『MILGRAM -ミルグラム-』をこう楽しむ」という、ユーザーに向けた提案があれば教えてください。
堀江:僕は皆さんのように明晰な考えを持っていないので、人気声優の方々がDECO*27さんの曲を歌われているという事実をしっかりと噛み締めながらにやにやして楽曲を聴いたりして、完全にオタクとして楽しんでいます(笑)。
でも、山中さんに解説して頂きながらMVを見ると、伏線がかなり張られていることに気付かされ、改めてこの企画の恐ろしさに身震いしました。