“五等分のえなこ”が楽しめる『えなラジ』新OPはファンに提案するコール強制曲!? えなこさん&学園祭学園・青木佑磨さん『えなコスTV』『えなこの○○ラジオ』主題歌インタビュー【画像36枚】
えなこファンと作り上げたいコールアンドレスポンス
――改めて「えなラジ」両曲の作詞作曲を手がけた青木さんの方から楽曲のコンセプトを教えてください。
青木:「届け!W〇〇KEND(ウィークエンド)」には、えなこさんのお名前を使ったコールが入っているので、とにかくお客さんの前で披露してほしいと思っています。
そもそも前回のCDのリリースイベントで各地を回った際、えなこさんのファンはこういったイベントにあまり慣れていないように感じました。普段は撮影を楽しんでいる方が多く、あまりリリイベには足を運ばないからだと思うのですが、コールで大きな声を出されなかったんですよ。
そこで今回の曲では「この曲はこういうコールをするものだから」と、こちらから提示をすることで一緒に盛り上がってもらえるんじゃないかと思い、コール強制曲にしました(笑)。ファンが一曲を通してえなこさんにコールを送り続ける様子を僕自身が見たかったという理由もありますが。
――えなこさんのファンにとっては、これまでとは少し異なるジャンルのイベントかもしれませんからね。それ以外にも新たに取り入れたポイントはありますか?
青木:前の曲の時はえなこさんと出会ってからまだ2、3ヶ月ということもあり、関係をよく築いていないまま作ったんですよ。だから、えなこさんを美化し過ぎていました(笑)。
一同:(笑)
青木:今回に関してはえなこさんの傍若無人感をイメージしましたね。
えなこ:確かに、聞いている人を振り回すような言い回しが増えていました。だから「私ってこういう風に思われているんだ」と思ったり(笑)。
青木:(笑)。ただ、正しく自分の仕事に自信を持っていて、ちゃんとプライドも持っている方なので、そこを繊細でピュアな少女として描くのは違うと思って。今回は被写体としての自分に圧倒的な自信を持った人として表現しました。
――なるほど。「おさんぽソング」のコンセプトについても教えてください。
青木:こちらも去年の5月時点でほとんど出来上がっていたのですが、その時、えなこさんがInstagramにハマっていたんです。おしゃれな化粧品の画像を沢山アップしていたので、そこをイジった曲にしましたね(笑)。
えなこ:(笑)
青木:あとは、えなこさんがお散歩をしながら素敵な風景を撮影して、それを見せることを楽しみにしている。そんな擬似的にえなこさんの恋人気分を味わえるようにしました。
「届け!W〇〇KEND(ウィークエンド)」がコスプレ会場に向かうようなイメージだとしたら、「おさんぽソング」は休日のえなこさんをイメージしました。両曲とも楽しんでいただけると幸いです。
――楽曲に関しては、えなこさんからもオーダーがあったと番組でお話されていましたね。
えなこ:私は音楽にあまり詳しくないということがあり、具体的な注文が出来ないんです。なので、「私の大好きな声優さんっぽい曲にしてほしい」といった抽象的なお願いになってしまいました。
青木:彼女はゴリゴリの王国民でいらっしゃいますから。
一同:(笑)
えなこ:あとはふたりの意見としても、前回のリリースイベントはコール慣れしていない方が多かったので、今回はその後押しをしたいと思い、曲に落とし込んでいただきました。
青木:前回のリリースイベントの初日は中々でしたね。えなこさんのファンが集っているはずなのに全員棒立ちなんですよ(笑)。
なので、「一緒に(楽しいイベントを)作っていきましょう!」とファンに訴え、そこから次に向けてカスタムカスタムの日々となりました。そういった点を踏まえて、今回の曲は「ここではこういうコールをしましょう」とこちらから提案する形の曲となりましたね。
――青木さんのラップパートの裏で流れるえなこさんの口ドラムも印象的でした。
えなこ:収録の時点では「パンと言ってください」とか「次はポンで」とか音の注文だけだったので、これらがどう組み合わさってメロディになるのか全く想像が出来なかったです。
青木:次は「タカトンください」とかね(笑)。
えなこ:「タカトンってなんだろう?」と思いつつ頑張りました。調整を楽しみに言われるがままやってましたね(笑)。
青木:あとは5種類の“えなこコール”もお願いしました。ライブではお客さんに言ってほしいコールですが、CD音源ではえなこさんの声を使うためですね。
えなこ:そうですね、「5人用意しろ」と言われて。
青木:ひとりの人間が同じトーンでやっても結局は同じ人数ですからね。「えなこさんは2019年に声優としての活動もされたので、演じ分けていきましょう。5キャラください」と(笑)。
えなこ:金髪ツインテールの子、ショートカットの子、ちょっと前髪が長めな子などいろいろと注文をいただいて。
青木:ギャルゲーのプリセットみたいにね(笑)。
一同:(笑)
青木:よく聞くといろいろなキャラクターの個性が出ているかもしれないです。
――五等分のえなこさんですね(笑)。
えなこ:そうなんです、まさに(笑)。
――「届け!W〇〇KEND(ウィークエンド)」はご自身でタイトルを付けられたとのことですが、何かイメージなどはありましたか?
えなこ:歌詞の中に「届け!」というワードが入っていたり、『えなラジ』が日曜日の15時に放送されるということでこのタイトルになりました!
青木:冷蔵庫に豚肉とキャベツがあったからみたいな感じじゃん(笑)。
えなこ:あるものだけでは駄目だと思い、WEEKのWの後を〇〇に差し替えたり。頑張りました!
青木:頑張ってくれてね。作詞・作曲は僕なのですが、えなこさんには制作にも携わってほしいと思いタイトルをお任せしました。
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