夏アニメ『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』環 古達役 悠木碧さんインタビュー|ガガントス、ゴリラサイクロプス……「何ともいえないギャグの世界観は大好きなんです」
魅力的なキャラクターが多い作品で悠木さんが好きなキャラクターに挙げたのは……?
――ホント、シンラ助けてくれてありがとう!という感じでした。悠木さんは、この作品で好きなキャラクターを挙げるとしたら誰ですか?
悠木:私、第7特殊消防隊のチームが好きで、たぶん嫌いな女の子はいないのでは?と思ってるんです。紅丸(※新門紅丸:第7特殊消防隊の大隊長で、“最強の消防官”と呼ばれている)がめっちゃカッコいいし、強いし、あれ? なんかこの感じ、ザワザワするぞ……って気持ちになったんです。何が、とは言わないですよ! 言わないですけど、これを嫌いな女の子はいないと思います!
――あははは(笑)。間違いない。
悠木:演じている宮野真守さんが、「こんなに態度が悪いキャラで大丈夫かな?」っておっしゃってたんですけど、「何言ってるんすか? 絶対人気出るから大丈夫ですよ!」って言いました(笑)。本当に、何を不安に思ってるんだろう、みたいな感じですよ。
――人気が出ないわけがないですし、男でも惚れますよ。
悠木:そうですよね! あと私、大久保先生が描かれる、タレ目つり眉のデザインが超好きなんです! だから紅丸は基本カッコいいので、アフレコのときからテンションが上がっていました。しかも浅草での話あたり(第拾弐話~第拾四話)って、タマキはそこまで重いシーンがなくて、出てきて“ラッキースケベられ”して、以上!みたいな感じだったんで。
――より楽しめたんですね。最後のほうの話だと、全部脱げてスッポンポンになってましたから…。
悠木:あれ、どうやって脱げてんだ!って思いますよね。
――他に好きなキャラクターはいるんですか?
悠木:ジョーカーもすっごく好きです!
――謎に包まれてますしね。敵なのか味方なのか。ジョーカーと紅丸の話も今後ありますし、そこも良い組み合わせですね。
悠木:欲しいところと欲しいところの組み合わせの弁当みたいな。良い幕の内だな!って感じです。
でもジョーカーは、やっぱり津田健次郎さんのお芝居が好き過ぎるところが大きいです。もともとジョーカーみたいな、敵か味方か分からないキャラクターって好きで、外すことがない最強が来る!みたいな感じが、あやしー、最高!ってなりました。
あと、アドラバーストの謎が解明されるにつれて、ジョーカーの立ち位置も変わってくるみたいな感じはあるし、キーパーソンなので、弐ノ章でも抑えておいてほしいキャラクターですね。カッコいいんで!
――『弐ノ章』では、新キャラも多いですからね。
悠木:一緒に旅をするオグン・モンゴメリもカッコいいです。すごく炎炎っぽいキャラクターというか。ポップで面白くて、かつちゃんとスタイリッシュでクールというのが、すごく出てるキャラだと思います。
――出てくるキャラ出てくるキャラ、全部カッコいい。
悠木:能力も魅力的だし、キャラクターの性格もまったくかぶることなく全員カッコいいからすごいです。デフォルメのされ方がおしゃれというか。いろんな人格をこういうふうにデフォルメするとこんなに魅力的でおしゃれになるんだっていうのは原作を読んでても感じるので、それがアニメで動くことが、今から本当に楽しみです。
――しかもユーモアの挟み方も上手いから、よりキャラが際立つというか。
悠木:おもしろが基本的にめちゃくちゃシュールなのが好きなんです(笑)。典型的コメディみたいなものもあれば、マキさん(茉希 尾瀬)の「誰がゴリラサイクロプスじゃい!」も、ゴリラサイクロプスって何?っていうところから面白くて好きなんです。
そういう、よくわからないけど面白い!というところがあって、私『ソウルイーターノット!』もお邪魔させて頂いてたんですけど(※多々音めめ役として出演)、そのときも「ガガントス」って何だろう?っていうのがあったりして。
――「ガガントス」って台詞、ありましたね(笑)。確かに“ゴリラサイクロプス”に近い謎さがありました。
悠木:あの、何ともいえないギャグの世界観は大好きなんです。
――では最後に、『弐ノ章』のスタートに向けて一言お願いします。
悠木:壱ノ章を楽しんでいただけた方はもちろんなんですけど、弐ノ章から見始めた方も絶対に壱ノ章を見たくなっちゃう感じにできていると思うので、ぜひまるっと楽しんでいただけたらと思います。
――『弐ノ章』第壱話に魅力が全部詰まってるから、本当にここからでも楽しめますよね。笑えるし、アクションはすごいし…。
悠木:みんな出てくるし。本当にうまい作りだなと思いました。これを見ることで、みんなの能力も分かるし、顔見せにもなってるし、全員カッコいいんです。作品の2期目って、どう始めるのかがすごく難しいと思うんですけど、すごく入りやすくなっているんです。
今収録は続いていて、この先の収録を私も楽しみにしているので、みんなもそのワクワクを共有していただけたらと思います。
[インタビュー&写真・塚越淳一]