夏アニメ『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』アイリス役 M・A・Oさんインタビュー|「不器用ながらも人情味溢れている感じが素敵だと思います」
アドリブで完成した戦うアイリスの名(?)シーン
――でもアイリスは戦いに参加するわけでもないので、感情の起伏という面では少なかったかもしれないですね。ただ、地下(ネザー)での戦いのシーンでは、ぶっ飛んだアイリスが見られましたが…(第拾九話「地下への」)。
M・A・O:あっ、シスターなのに鈍器なんて…恐ろしい!と思いました(笑)。
――後ろから鈍器で殴った上に、その後もひたすら殴り続けていましたからね。
M・A・O:止まらないといった感じでしたね(笑)。ねずみがうまく緩和してくれました(※殴っているところをねずみが隠していました)。
このシーンでは、叩くときのアドリブで「ラートム!ラートム!」と連呼しています。それまで「シスターなのでラートムを乱用してはいけない」と考えていたのですが(笑)、思い切ってチャレンジさせていただきました。念願叶ってうれしかったです!
――それまで溜めていた「ラートム」を大量放出できたんですね。ちなみにそのシーン以外で、何か印象的なシーンはありましたか?
M・A・O:同じく(第拾九話)アサルトさんとの戦いのシーンで、タマキさんが「アイリスは私が守る」と必死に守ろうとしてくれた感じが、とても感動的でした。
――タマキの消防隊としての決意が見られたシーンですよね。でも、最終的には“ラッキースケベられ”で勝つんですけど(笑)。
M・A・O:そうですね(笑)。あと、火縄中隊長とアローさんとの撃ち合いも良かったですね(第弐拾話)。クールな中隊長がアツく戦う姿が印象的でした。
――『弐ノ章』の第壱話では結構イジられてましたけどね…。
M・A・O:はい(笑)。真面目で優しいので全部取り入れてくれましたね。
――でも、その緩急ですよね。とんでもないユーモアを挟むんだけど、人を守ることへの熱い想いはそれぞれが持ってるんですよね。
M・A・O:第7の新門紅丸大隊長も魅力的です。浅草の街が紅丸さんを中心に一体となっていて、住人から紅ちゃんと呼ばれ慕われている雰囲気が伝わってきます。
――では好きなキャラクターと言うと、やはり新門紅丸ですか?
M・A・O:はい。不器用ながらも人情味溢れている感じが本当に素敵だと思います。
――紅丸、桜備、火縄が女子チームからは人気なんですよね…。
M・A・O:桜備さんは正に理想の上司です!この人の下にいたら絶対に人の道を踏み外さないだろうなと思いますね(笑)。
――では、今後気になるキャラクターというと?
M・A・O:ショウくんの行方が気になります。ショウくんは本当にかわいいですね! シンラさんが天使だと言う意味がよく分かります。
そして、白装束の方々(伝導者)も気になりますね。個性的な能力はもちろん、見た目も特に靴のデザインがお気に入りです。足元からフレームインしたときのかわいさたるや!
――新しい目の付けどころですね(笑)。新キャラだといかがですか?
M・A・O:インカさん(因果 春日谷) でしょうか。見た目のかわいらしさと、内面に抱えているもののギャップが本当に強烈なので、ぜひチェックしていただきたいキャラクターですね。
――いよいよ始まる『弐ノ章』の、どんなところに期待してほしいですか?
M・A・O:壱ノ章から引き続き弐ノ章も大迫力の映像を楽しんで下さい!そして、一癖も二癖もある個性的で魅力的なキャラクターがたくさん登場しますので、シンラさんたちとどのように関わっていくのか注目していただきたいです。
アイリスも変わらず鎮魂の祈りを捧げながら、シスターとしての役割を全うしておりますが、シリアスなストーリー展開と合わせて、のほほんとした日常のシーンでも和んでいただけたらうれしいです。どうぞよろしくお願いします!
[インタビュー&写真・塚越淳一]