上坂すみれさんが車掌に扮するラジオ「上坂すみれのレヱル・ロマネスクラヂオ」の魅力は鉄道愛!? 初回ゲストの洲崎綾さんと共にインタビュー
2020年10月2日~12月18日(毎週金曜)放送のショートアニメ「レヱル・ロマネスク」。気軽に見られる5分アニメで、TOKYO MXにて放送決定。本作はゲーム「まいてつ pure station」(PS4、Nintendo Switch)が原作のコンテンツで、鉄道がモチーフのお話だ。
アニメの放送に先駆け、「レヱル・ロマネスク」で「すずしろ」を演じる上坂すみれさんが、ラジオ番組「上坂すみれのレヱル・ロマネスクラヂオ」をスタートさせた。番組では上坂すみれさんが車掌となって、毎回登場する豪華ゲストと一緒に鉄道の旅に出かける。
今回は第1~4回にゲスト出演した洲崎綾さんに、作品の魅力についてたっぷり語っていただいた。「作品を通して鉄道に詳しくなりたい」と語る上坂さん、洲崎さんのインタビューに出発進行~♪
アニメに先駆けてASMRコンテンツも!
――「レヱル・ロマネスク」ではどのようなキャラクターを演じられましたか
上坂すみれ(以下、上坂):機関士さんとレイルロオドがコンビになって行動をするお話です。私が演じている「すずしろ」ちゃんは、普段は女優さんとして活躍しつつ、レイルロオドの仕事もこなしている女の子です。彼女は全国的なドラマ「レイルロオドすずしろ」に出演したのをきっかけに、いろんな街で声をかけられたりするくらい有名になったのですが、本当は控えめで、表に出たがらない女の子です。
洲崎綾さん(以下、洲崎):私が演じる「汽子」ちゃんは、蒸気動車がモチーフになっているレイルロオドです。性格は明るくて活発なお嬢様気質。なので、他のレイルロオドに比べると、少しお姉さんっぽい声かもしれません。
――「レヱル・ロマネスク」は鉄道がテーマの作品です。どのようなお話でしょうか?
上坂:簡潔にまとめると、お祭りを成功させるために全国各地のレエルロオドが集まって皆で知恵を絞っていく、というお話です。ぜひ楽しみにして頂きたいです。
実は私たちもまだアニメの収録はまだなのですが、「レヱル・ロマネスク」のASMRコンテンツは収録しました。こちらのお話の内容は、すずしろちゃんとマスター(主人公)が、素敵な音探しの旅に出かけるストーリーです。
――ASMRにストーリーが?
上坂:はい。石炭を入れる音とか、いろいろな音を楽しめるASMRになっています。「レヱル・ロマネスク」は鉄道ならではのお話を楽しめる作品なのですが、なぜか突然「耳かき」もします。
――おもしろい世界観ですね!
上坂:川下りをしているときに、マスターの耳に水が入っちゃって、それを取ってあげるんです。すごく丁寧に耳かきをしてあげます。
洲崎:えー、そうなんだ? てっきり同じお話のASMRかと思っていました。汽子ちゃんのASMRは「耳かき」のシーンはあったけど、他はぜんぜん違います。テントを設置したり釘を打ったり、塩作り体験をしたり。いろんなシーンを録りました。
――ストーリーがあるということは、短時間のコンテンツではなさそうですね。
上坂:けっこう長かったよね?
洲崎:長かったね。なので「音」と「ストーリー」を楽しめるコンテンツになってると思います。実は私も「ASMR」と聞いたとき、全編ウィスパーボイスでささやくのかと思ってたんです。ですが、台本を読んだら違いました。収録時も音響監督さんから「普通にしゃべっていいですよ」って言われました。
――ASMRの一般的なイメージは、ウィスパーボイスコンテンツだと思います。
洲崎:ですよね? でも、イメージとしてはボイスドラマのような感じで楽しんでいただけると思います。もちろん、先ほどお話したような「耳かき」シーンのように、ASMRっぽい要素もあります。終盤は睡眠導入に使えるような、それこそ「汽子ちゃんも寝ちゃうんじゃないか?」というくらいの雰囲気です。きっとおもしろいと思いますよ。音フェチの人に楽しんでいただきたいです。
鉄道の魅力を紹介する!? アットホームな雰囲気の10分ラジオ番組
――そんなお二人がラジオ番組「レヱル・ロマネスクラヂオ」を始めました。どんな番組ですか?
上坂:私が車掌として、いろいろなことをする10分番組になっています。洲崎さんにはマンスリーゲストとして、初回から4回連続でお付き合いいただきました。洲崎さんとはすごく久しぶりにお会いしたので、毎回10分では足りなかったです。
――お二人は仲良しですか?
上坂:はい。いいです。
洲崎:とてもいいです……というか、その質問をして、仲が悪かったらどうするんですか?(笑)
一同:(爆笑)
――オープニングトークから飛ばしていたので伺いました。
上坂:そ、そう、かもしれませんね。でも、礼節は守っていたかと……。
洲崎:礼節を重んじるすみぺ(笑)。
上坂:洲崎さんをすごくリスペクトしてますからね。上下関係はしっかりさせたつもりです。
洲崎:ちょっと! 上下関係なんてないから! やめてくださいよ~(笑)。横のつながりが強いだけです。
上坂:いやいや、洲崎さんは偉大なる先輩です。
洲崎:やめてください! すみぺは子役からずっとやってらっしゃる方です! 私なんてミジンコみたいなもんです。
上坂:洲崎さんは人妻だし!
洲崎:あはははは!
――仲が良いのは十分伝わったと思います。ありがとうございました(笑)。
上坂:とまぁ、そんな洲崎さんは、いろいろな作品でご一緒させていただいてる仲の良い方です。この短い時間のラジオで初対面の方だったら、緊張してる間に終わってしまいそうです。でも、お相手が洲崎さんだったので楽しく収録できました。
――ラジオの収録を終えた感想をお願いします。
上坂:上手く作品の魅力を紹介しつつ、楽しいフリートークができるといいなと思って挑みました。今日は楽しくできたので、とてもよかったです。車掌さんって、すごくいい声のイメージがあるので頑張ったのですが、最後まで持ちませんでした。
一同:(笑)
上坂:私も台本の1ページくらいは頑張りましたが、あれ以上は無理ですね。改めて車掌さんってすごいなって思いました。
――洲崎さんの感想は?
洲崎:すみぺの声って、本当にいい声なんだなと再確認できた番組でした。
――まるでファンのようなコメントですね。
洲崎:寝台列車に乗って、車掌さんがこの声だったら嬉しいです。アナウンスを聞きながら、ぐっすり眠れそうです。
――鉄道がトークテーマのパートがユニークだと感じました。
上坂:いままで鉄道に特化したお話をしたことがなかったので、それもおもしろかったです。まだそこまで深い話はしていませんが、「鉄道○×クイズ」とか「旅の思い出」とか、楽しかったです。
――そして、記念すべき一人目のゲストとして招かれた洲崎さんの感想は?
洲崎:私、スタジオに来るまで30分番組だと思ってたんです。もっとしゃべりたいことをいっぱい用意していたのに、10分で終わってしまいました。でも、やっぱりすみぺはおしゃべりが上手ですね! 限られた時間の中で、ちょいちょいいらない情報を入れてくるんです。私の出番は第4回までですが、次からのゲストさんが来ても、きっとすみぺがいい感じにイジってくれるんじゃないかと期待しています。
上坂:いらない情報を出せるかなぁ。
上坂すみれさんが暴露! 洲崎綾さんが参考にしたASMR作品とは?
――具体的に「いらない情報」とは?
洲崎:私が前島亜美ちゃんのASMRをたくさん聴いてきたことを暴露されました!
一同:(爆笑)
洲崎:この作品でASMRを収録することになったので、どんな感じなのかなぁ~と思って、予習のために聴いたんです。趣味で聴いてたわけじゃないのですが、すっごくよかったんです! いつか本人にお会いしたときは、「ありがとう」と言いたいんです。
――え? お会いしたことないんですか?(笑)
洲崎:前島亜美ちゃんとは会ったことがありません。YouTubeで「ASMR、声優」で検索すると、前島亜美ちゃんが出てきたんです。だから聴いた!
上坂:えー、そうなの?
洲崎:そうなのー。そして、もうひとり参考にさせていただいたのは芸人の川村エミコさん。
一同:(笑)
洲崎:間逆なおふたりのASMRで、完璧に予習させていただきました。前島亜美ちゃんはかわいかった!
――そもそもですが、お二人は鉄道や電車は好きですか?
上坂:鉄道は「タモリ倶楽部」で見るくらいでした。タモリ倶楽部って、よく鉄道を特集しているんです。それで「京王線がおもしろい」とか、「走行音が違う」とか、いろいろなことを学びました。その他にも、モーター音でどの電車かわかる人がいるとか、鉄道の職員だけが行ける神社があるとか。鉄道は歴史がありますし、鉄道会社によっていろいろなカラーがあるんだなぁと。私の鉄道に関する知識はそれくらいでした。ですが、すずしろちゃんは蒸気機関車なので、まったく知りませんし、そもそも蒸気機関車には乗ったこともないです。「レヱル・ロマネスク」に関わらせていただいて、乗ってみたくなりました!
――では、洲崎さんは?
洲崎:電車は毎日乗りますから、馴染みはありました。普段乗らない電車に乗ると、新しい発見があって楽しいです。ホームで流れる発車音は駅によって違いますし。おもしろいと思います。すみぺも言ってましたが、電車のファンって、ものすごく詳しい方がいるじゃないですか? いわゆる「鉄オタ」のみなさんです。
――たくさんいますね!
洲崎:「TVチャンピオン」で鉄道ファンの回があって、ワクワクしながら放送を見ていたことを思い出しました。自分は詳しくないけど、詳しい人を見ていると単純に「すごいな!」って思う気持ちがあります。
上坂:時刻表ジャンルの人もいますよね?
洲崎:いる! 「TVチャンピオン」ではその他に、車掌さんの声を聞いただけで、「何線の誰かわかるか?」ってやってましたよ。
上坂:声だけでわかるんだ? すごーい!
洲崎:いつも乗っている人にはわかるのかな?