アニメ『バキ』第2期「大擂台賽編」が放送開始ッ! その魅力を範馬刃牙役・島﨑信長さんがたっぷりと語るッッ!!
板垣恵介先生による人気格闘マンガ「刃牙」シリーズをアニメ化したアニメ『バキ』。2018年にその第1期である「最凶死刑囚編」が放送され、いよいよ第2期となる「大擂台賽編」の放送が始まりました。
この「大擂台賽編」の放送が盛り上がる中、大の原作ファンであり、主人公・範馬刃牙を演じる島﨑信長さんに、『刃牙』シリーズの魅力や「大擂台賽編」の見どころをお伺いしました。
『バキ』の良さを熱く熱く語る島﨑さんのインタビューをたっぷりボリュームでお届けしていきます。
1期は刃牙の成長物語
──まずは『バキ』の第1期を演じてきた感想からお願いできますか?
範馬刃牙役・島﨑信長さん(以下、島﨑):1期は刃牙の精神的な成長物語と言うか、一人の青少年としての成長が大きかったと思うんです。同時に格闘家としても成長していきましたけれど。どんなに強くてもまだ高校生の子供なんですね。あんなに強いのに、体力測定でムキになったりするし、ブレも大きい。それを見事に描いている板垣先生はすごいと思いましたね。
──刃牙の成長物語ということで、2期に入って成長を感じた点はありますか?
島﨑:変わりましたね。「色を知る歳か」と勇次郎(※刃牙の父親の範馬勇次郎)にも言われましたけれど、思春期の青少年として一皮むけて、父親の範馬勇次郎との向き合い方も変わってきたなと思います。
原作の『グラップラー刃牙』の時代では、あれだけのことがあって、仇というか完全に敵だったんです。でも、だんだん親父とのコミュニケーションが描かれてきて。それが刃牙にとって初体験なことばかりで、戸惑いや揺らぎ、その上での成長が見えて、人間らしくて面白いなと思っています。
──和解とまではいきませんが、徐々に歩み寄ってる感はお互いありますね。
島﨑:そうですね。2期になって、精神的にも肉体的にも一皮むけて、やっと親父と向き合えるように#### ──それは勇次郎も変わったからだと思うのですが、“地上最強の生物とその息子”ではなく、“父と子”としてもお互い向き合い始めた感があります。
──反抗期の終わりみたいな感じなのでしょうか。
島﨑:境遇が壮絶すぎるので反抗期と言っていいかわからないんですよね。でも、少しずつ範馬勇次郎のことを理解し始めているんだと思います。 知れば知るほど憧れちゃうみたいな部分もあると思うんですよ。ゆっくりですが、何だかんだ普通の“父と子”としてのプロセスも歩んでいるような気がする、不思議な親子です。