『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』中須かすみ役・相良茉優さんインタビュー|相良さんが語る、“かすみん”が愛される理由と、「無敵級*ビリーバー」に込められた“かすみ”の強さ
ユニット曲を経て垣間見えた4人の可能性
――続く2月には、かすみが所属するユニット「QU4RTZ」のシングルがリリースされました。
相良:今までの『ラブライブ!』シリーズにはない、2人・3人・4人で人数分けされたユニットで、それぞれのカラーが色濃く表現された3枚だったので、新しい虹ヶ咲の可能性をみなさんにお見せできたと思います。
組み合わせやユニット名をファンのみなさんと一緒に決めて、やっとCDとして形にできたことも嬉しかったですね。
――改めて鬼頭明里さん、指出毬亜さん、田中ちえ美さんとユニットを組むことが決まった際の心境についてお聞かせください。
相良:「歌うま3人と一緒や~!」です(笑)。CDで聴くのはもちろん、ライブで聴いていても本当に3人とも上手いんですよね。安定感はさすがですし、もしかしたらCD音源よりもライブの方が上手いレベルの3人だったので、かなり良いパフォーマンスができるユニットになるだろうなと思いました。
逆にこの3人と一緒に歌うとなると、ちょっとの粗でも目立ってしまうので、個人的にはすごく頑張らなきゃと思って気合を入れていましたが(笑)。
――ここでもハードルが上がっていたんですね(笑)。過去に生放送でも話題になりましたが、QU4RTZの4人でやってみたいことなどありますか?
相良:せっかく4人で構成されたユニットなので、ライブではそれぞれが会場の色々なところで歌って最後に合流する……みたいな演出をやってみたいです! そういった面でも、4人だからこそできる面白い演出やパフォーマンスがあるはずなので、その可能性を探っていきたいと思います。
あとは、やっぱりQU4RTZと言えばハーモニーが推しポイントだと思うので! ……私は歌を頑張ります(笑)。
――(笑)。楽曲に関してはいかがでしょう?
相良:今までかすみんとして歌っているソロ曲は、いい意味で「かすみんの曲!」と主張しているような内容の楽曲が多かったので、QU4RTZに入っていなかったら歌わないであろうテイストの曲で新鮮でしたし、すごくおしゃれだなと思いました!
曲も歌詞も、かすみんからすると大人っぽく、どこか一回り成長していて、背伸びしている印象だったので、歌う上でどう表現していくかは悩みました。
――かすみとして、さらにはユニットの一員として曲に落とし込まないといけないわけですからね。
相良:やっぱりかすみんであって自分ではないので、ソロ曲であっても自分の地声で好きに歌う感覚と、かすみんとして歌う感覚ではまったく違いました。さらに、ユニットとしての雰囲気を残しつつもかすみんとして歌わなくてはならないため、色々と試行錯誤させてもらった曲です。
――どちらの曲もとても素敵な仕上がりになっていると思いました。
相良:イイ感じでしたよね! 自分で言うのもアレですが(笑)。3人の包み込むような歌声の中に、ちょこっとひとり混じっているような(笑)。ただ、そのアクセントも魅力になるのかなと思ったので、ちゃんとQU4RTZとして出来上がってて良かったな、嬉しいなって思いました。