『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』中須かすみ役・相良茉優さんインタビュー|相良さんが語る、“かすみん”が愛される理由と、「無敵級*ビリーバー」に込められた“かすみ”の強さ
相良さんが語る、かすみんが愛される理由
――「アニメーション PV 付きシングル総選挙」では、かすみが1位を獲得されましたね。改めておめでとうございます! 発表を聞いた際はどのような気持ちでしたか?
相良:「ホントに!?」ってビックリしました(笑)。当時はせつ菜の勢いがすごくて、マンスリーランキングでも上位にいたため、どうなるか分からなかったんですよね。
だから、正直なところ1位を獲れるとは思っていなかったので、聞いたときは本当に驚きましたし、同時に「かすみん好きな人たち、みんな応援してくれてありがとう!」と素直に思いました。
ただ、嬉しかったものの、曲が完成するまでは実感がなくて。喜びもありつつ、「騙されてないかな……!」「ドッキリかな……?」と思っていて(笑)。
――(笑)。
相良:最初はドッキリなんだと勘違いしていましたが、ようやくリリースできるということで本当に嬉しく思います。やっぱり自分が演じるかすみんのソロ曲でアニメーションPVを見たいと思っていたので、頑張って活動してきて本当に良かったです。みんなで獲得した1位だと思います!
また、他の子たちにも投票してくださったみなさんもいらっしゃるので、そういう人たちにも「かすみんが1位になって良かったな」と思ってもらえるものを作りあげる責任を感じていて。そういった意味では、プレッシャーではないもののハードルのようなものは感じていました。
そんな中、いただいた歌詞・曲がとても素敵で「選ばれたからには私も自信を持って歌わないと」と私自身も勇気づけられました。
――相良さんからご覧になって、かすみが愛される理由はどこにあると思いますか?
相良:見た目の可愛さもありますが、やはりアイドルに対する前向きでひたむきな努力でしょうか。その情熱を感じられるからこそ、私自身もかすみんを応援したいと思いますし、きっとそういう魅力がファンの方にも愛してもらえる理由のひとつなのかなと感じています。
たまに他の子の足を引っ張ろうとするときもありますが、結局は失敗していい子な部分が出てしまうんですよね。起こした行動が本人の思惑とは異なる結果になり、それがみんなにとって良いことだったりして、決して嫌いにはなれないと思うんです。
――ちょっとイタズラっぽいことはするものの、ちゃんと内側には芯が通っている強い子だと思います。
相良:そうですね。意地悪もするときはありますが、決して相手への嫌がらせではなく、あくまで自分が上位に立つための手段なので、そういったところもかすみんの芯の通った部分が垣間見えていいなと思います。
ちなみに、『スクスタ』のキズナエピソードは、なかなかファンクラブの会員が増えなくて苦戦するお話なんです。それでも自分を好きでいてくれる人にありがとうを伝えたい、思いを伝えたいと考えている子なので、そういった彼女の魅力があふれている、垣間見えるのが素敵だと思います。
――たしかにストーリーを読んでいても、どうしてこんなにいい子なのにファンが増えないんだろうって……。
相良:そうなんですよ! 私も台本を読んでいて、「また増えてないの!?」「こんなに可愛くて一生懸命なのに、なんで!?」って思いました(笑)。
でも、そこで塞ぎこむのではなく、「もっと頑張るぞ!」と前向きなところが可愛くて応援したくなる、まさに天性のアイドルだと思います!